「磯野家の相続」と「磯野家の相続税」を読んで・・・
毎週日曜日の夕方に放送されているTVアニメの「サザエさん」ですが、ご覧になっている方も多いと思います。僕もほぼ毎週見ています。さて、そのサザエさん一家を想定して記載した相続に関する書籍が発売されています。昨年に「磯野家の相続」が発売され、今年は、さらに続編として「磯野家の相続税」という書籍が発売されました。著者はいずれも「長谷川浩雅」という弁護士の先生です。この2冊を先ごろ読み終えました。なぜ、これらの本を読んだのかというと僕に莫大な財産があるから・・ではありません。別に大きな理由があるわけでもないのですが、相続のことは難しい感じがして、なかなかとっつきにくいのですが「サザエさん」ということならわかるかなと思い、読んでみよう・・と思った次第です。わりと読みやすく、2冊とも簡単に読み終えることが出来ました。その本の内容はというと、ある日突然、元気だった波平さんが亡くなります。で、波平の遺産を相続する権利があるのは・・・・、配偶者のフネ、子供であるサザエ、カツオ、ワカメの3人です。マスオさんは、婿養子ではないので、相続権はありません・・・これは間違えやすいかもしれませんね。また、孫のタラちゃんにも相続権はありません・・これも誤解されやすいですね。というようにサザエさんの登場人物を対象として、実際の相続の話題を説明しているので、容易に想像が出来て理解がしやすい構成になっています。ちなみに相続して税金を払うことになるのは、遺産額が基礎控除額を上回った場合ですが、その基礎控除額というのが「5,000万円+(1,000万円×相続人の数)」とされています。磯野家の例でいうと「5,000万円+(1,000万円×フネ、サザエ、カツオ、ワカメ)」=9,000万円ということになります。ということは、カミサンと息子と娘の子供が二人いる僕の場合だと、僕が死んだときの基礎控除額は「5,000万円+(1,000万円×カミサン、ムスコ、ムスメ)」=8,000万円となります。残念ながら、持ち家もなく賃貸住宅に住んでいる僕には8,000万円もの財産はございません・・・・ですから、相続税の心配はないということになります・・・・。