磯田道史 著「日本史の内幕」を読んで
サラリーマンをリタイアして、いわゆる通勤時間というものが無くなりました。現役時代は、その通勤時間の帰宅途中の電車の中が読書時間だったのですが、その読書時間が無くなって、読書する時間がめっきり減ってしまいました。それでも、時間があるときにはちまちまと読書をしていて、今回の本は、歴史家の磯田道史さんが書いた「日本史の内幕」というものです。この本は、新書版で小説ではなく、歴史に関する磯田さんの著述となっています。副題として「学校の日本史がつまらなかった人に」とあり、日本史が好きなヒロくんとしてはそそられるメッセージです。というか、ヒロくんとしては、学校の日本史がつまらなかったわけではないのですが、学校では教えてくれなかったことが書いてあるはずだと思い読んでみました。本の構成としては第1章 古文書発掘、遺跡も発掘第2章 家康の出世街道第3章 戦国女性の素顔第4章 この国を支える文化の話第5章 幕末維新の裏側第6章 ルーツをたどる第7章 災害から立ち上がる日本人と多岐にわたっています。戦国時代が特に好きなヒロくんとしては、第2章の家康の出世街道や第3章の戦国女性の素顔を特に興味深く読みました。なお、豊臣秀頼は豊臣秀吉の実子かどうかは、意見の分かれるところですが、磯田氏においては「よくわからない」ということになっていました。