借金後、消えた女性。
小さいながらも店を営む私には、時々困った選択を突きつけてくる(客)がいる・・(括弧)で囲ったのは、お客様と私の関係ではない人たちだからだ・・何年も顔見知りでも、めったに商品を買うことも無く、ほとんど・・ 私とは友達付き合い、数年は何事も無いけれど・・ある日突然 SOSコール正直 私は辛い・・言ってはなんだけれど、お金の苦労なら店を持つ私は何倍も苦労してるかもね!!今日も 来た、凄く親しい人で年寄り、こともなげに? ¥5000-いや、¥3000-!!その人は 必ず 返してくれるのは 知っている仲・・ 断る私に信じられない言葉を向けた、 利子をつけるよ! 利子、 絶対返す!私は高利貸しじゃないし、望んでいない、望むのは 金貸して! といわれない事!断固 答えない 私に きびすを返し明日か、あさってだから考えといてね! と去って行った・・今日の出来事を 言ってやりたかった、1月半ば、単なる顔見知り程度のおばさんが 急に怪我をしたことで医療費がかかりここ数日の食費が無くて困っていると 頼ってきた、 支払いに苦労している私の電話でのやり取りを聞きながらちょっとはすまなそうに、聞くと 息を整えながら ¥3000-と言った。昨年 夏、私から \2000-借りて、階下に暮らす母をまるで人質のように扱いとうとう、返さないだけでなく、私を人でなしのように言いふらす輩がいたこともあってもう、誰にすがられても、断ると言う気持ちの中、すがるのは私だけ、と言われてしぶしぶ・・貸したのは ¥1000-、年金の出るまでの数日間これでやり取りしてください、と。19日には必ず返します、私はそういう女だから絶対!と帰っていったとなりで長男がさすような視線を私に向けていた・・ごめんね、心の中で息子に私は詫びた・・運命の日・・彼女は来なかった、 ああ、やっぱり・・金額は少なくても、私の心は折れた・・ひょっとして何かが起きたかもしれないと、思う方が良いに決まっていると・・言い聞かせていたそして今日、衝撃的な事実を スーパーで彼女の茶飲み友達から消息の真相を聞くことが出来た・・1月29日 急性心筋梗塞で亡くなっていたのだ、怪我が?上手くいっていなかった家族との心労?消して若くは無かった女性、名前も知らない・・・あの言葉を信じたら、¥1000-返せず、悔いを残してしまったかも。もう私には 返して欲しいとの執着等は瞬時に消えた・・御愁傷様。そして、相応しい相手であったのか 分らないけれど・・・この言葉を手向けます、最後の最後に 私に頼ってくれて有難う・・・少ないかもしれないけれど、香典としてお納めください。