◆くりぃむしちゅー◆
昨夜のチューリッヒの気温はマイナス11℃だったらしく、積もった雪も解ける気配がない。電車の線路が凍りダイヤが乱れているから、乗り継ぎがうまくいかないことも多い。道で雪かきしている人もよく見かけるし、こけてる人もいる。わたしは雪を見るとまだ怖い。スキーなんかをTVで見ると、1ヶ月前の事故を思い出してしまう。きっと来年の冬にはまたそりを滑りに行くんだろうけど。今日は「くりぃむしちゅー」のこと。はじまりは2004年の春。友達が日本のTV番組の録画したものをたくさん持っているという。しかも新しいものばかり。さっそく借りたのはざっと20番組ほど。バラエティ番組が多かったけど、タイトルから察するにいろんな種類の番組のはずだった。つぎつぎに観ていく。ひさしぶりの日本の番組はすっごいおもしろいし、観ていてやっぱり落ち着く。相変わらず入れ替わりは激しく、知らないタレントも増えてた。グラビアアイドルがまた人気なんやね。(小倉優子だけはどうしても見れない・・。)そこで異変に気づいた。全部のTV番組、どこかに必ずくりぃむが出てる・・!!っていうかこの人たちは誰?と思った。わたしがまだ日本にいた3月くらいまではそんなにTVに出てなかったよね?!「元『海砂利水魚』なんです。」って言ってるのを聞いて、そういえば昔タモリのボキャブラ天国に出てたわ!と思い出す。その頃は「うわ~この人目の下のくまがこわい~(もちろん有田のこと)」くらいにしか思ってなかった。貸してくれた友達はくりぃむ大好きで、彼らの出てる番組だけを録画して送ってもらってるらしい。ってゆうかそれ先にゆっといてや!笑そうしてまた借りて、次のを観る。ゲスト出演が多かったから、いつも同じようなトークばっかり。「いま、大事な時期なんで。」(有田)とか、上田が松田優作のファンだとか有田が上田のこと好きだとか・・。いい加減飽きる。のはずなのに・・・気づくとくりぃむしちゅーがちょっと気になってる。というか好きになってた。これってなんか、傷ついたときとかさみしいときに、ずっとそばにいてくれる人、優しくしてくれる人を好きになっちゃう感覚に似てるかも・笑。インプリンティング(生まれて初めて見たものを親だと思う)にも似てるかも・・でもちょっと違うか。とにかく、自分もファンのような錯覚に陥ってしまった。よく考えると芸風が好きなわけではない。「知的なつっこみ」って言われてる上田、言葉巧みにつっこむんだけど、あまりおもしろくない・・。彼はこれからは司会で活躍していく人、そういう才能ある人だと思う。有田はピンで内Pとかに出てるのが似合ってる感じだ。春以来ずっとその友達から借りた番組を見ていると、すごい変化だ。ゲストでちょろっと出演してただけだったはずが、冠番組、バラエティ司会、明らかに彼らのポジションが変わってきている。ゲスト席も一番後ろから、最前列へ、彼らで視聴率を稼げるようになってきたんやなぁ。芸能界ってホント不思議で、なにかをきっかけに突然売れ出したりするよね。くりぃむがこんなに有名になったのも、もちろん彼らが持ってるものを評価されたわけだし、その裏の努力も大変なものだったと思う。でも気をつけないと、たとえば爆笑問題なんて危ないんじゃない?!くりぃむにつぶされちゃうよ~。そんなふうにして、わたしのなかでくりぃむしちゅーは特別な存在になっていったのでした。(芸風が好きじゃないのに、気になる存在。)これからも勝手にお世話になりまーす♪それから、鎖骨のことなんだけど、手術はなしでいけそうです!また次の日記で詳しく書きますね。ご心配おかけしました。