晴れのち曇り
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コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ [2003] ドメーヌ・ガレヴァンまたまたおいしいワインを見つけました。AOCはコート・デュ・ローヌですが、シャトー・ヌフ・パプのすぐとなりにある小石ゴロゴロの畑に植えられている70歳以上の古木から取ったブドウを使ったこのワインは、果実味の爆弾といったらよいほどで、飲むと口の中できれいな果実味がぶわーと広がります。ブラインドで飲んだら、きっと3000円台のワインを想像することでしょう。これも絶対買いです♪
Feb 26, 2007
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予告通り、カンダル・ル・オー・メドック・ディッサン[2002]の再登場です。11月29日、2月16日にご紹介したワインですが、えーと、決して手抜きではありません(たぶん、いや、きっと)(笑)。僕のワインの先生が、この味をしっかりと覚えておくようにと言ったものでしかたなく・・(笑)3本目でしたが、やはりとてもおいしかったです。幸せです♪さらなる買いだめを考えています。
Feb 22, 2007
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ブドウを陰干し、凝縮感を増したブドウをその糖度が完全になくなるまで、約一ヶ月をかけて発酵させて作る、イタリア・ヴェネト州の赤ワイン、アマローネ。味も香りも深く、複雑になりおいしいワインです。手間がかかる分値段も高くなるのですが、ルイジ・リゲッティは良心的な生産者らしく税込3,255円という値段でした。涙が出るほど良心的です(笑)。こういう生産者がいると、嬉しくなりますね。見つけたら、また買おうと思っています。
Feb 20, 2007
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カンダル・ル・オー・メドック・ディッサン[2002]11月29日にご紹介したカンダル・ル・オー・メドック・ディッサン[2002](マルゴー村の格付第3級「シャトー・ディッサン」が、オー・メドックの畑で造るデイリー・ボルドー)があまりにおいしかったので、2本追加で注文しました。買ったお店は違うのですが、やはりおいしかったです。渋みたっぷり、果実味たっぷりで、幸せな気分です。開いてくると見事にエレガントで、飲んでいるといつのまにか自分のまわりの風景が変わり、豪華な衣装を身にまとって、舞踏会にでもいるような気になってきます。いつのんでもおいしいワインは貴重です。
Feb 16, 2007
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ティント [1987] パラシオ・デ・アルガンサまたしてもおいしい古酒に巡り会うことができました!茶色がかった色はシェリーのような透明感を帯びてきれいです。練れて、まろやかな味わいの中に果実味が残り、とてもおいしいです。そのおいしさは、ビロードを敷いたベッドに疲れた体をすべり込ませるときのような感じです。グイグイ飲めてしまうので、二日酔いになってしまいました(笑)。約20年前のワインですが、これだけの品質のものを2000円ちょっとで買えるとのはうれしい驚きです。また買ってしまいそうです。
Feb 13, 2007
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格付けはACオー・メドッックですが、マルゴー3級のシャトー・ジスクールがマルゴー村の畑に隣接するオー・メドックの畑から作るワインです。2000円台前半で本格的にボルドーを楽しめるのなら、お値打ち度は高いと言えるでしょう。漫画『神の雫』でも紹介されていましたね。スパイシーで、酸は低く、まろやかに練れた味わいでした。もう少し果実味があるほうが、バランスがよいような気がします。
Feb 8, 2007
ブルゴーニュ ルージュ [2001] ドメーヌ・カイヨ色の濃いワインばかり飲んでいたので久しぶりにブルゴーニュを飲むと色の薄さが頼りなく思えたりしますが、大丈夫でした。香りはしっとりと落ち着いた感じで、樽々しさはなく、苦みを感じさせるスパイシーな味わいが前面にどんどんと出てくる落ち着いたブルゴーニュという感じでした。
Feb 1, 2007
カザマッタ・ロッソ[2004]BBグラーツフリーページのおすすめデイリーでもご紹介しているワイン。新宿の某イタリア・レストランで飲んで以来、お気に入りです。サンジョヴェーゼ100%で作る、ボディ感があり果実味がしっかりしたワインです。作り手が、テスタマッタを作っているBBグラーツですから、いうまでもなく、安心して飲めます。
Jan 31, 2007
コート・デュ・ローヌ[2005]イマージュ・デュ・スッドアンドレ・ブリュネルが、グルナッシュ50%、シラー50%で作る、果実味たっぷ、凝縮感たっぷりのワイン。ベリー系の香りがかぐわしく、スパイスのニュアンスの感じられる南仏の味が嬉しいです。ちょっと派手などっきりとするようなエチケットもいいです。
Jan 30, 2007
コート・デュ・ローヌ ルージュ ヴィーニュ・デュ・プリューレ [2004] シャトー・ジゴニャン無農薬栽培で収穫も手摘みでおこなっているからでしょうか、厚みがあり、果実味と旨味たっぷりのワインです。南仏ながらのパワーがありながら果実味がそれを包み込んでいるという感じ。これもデイリーに買いだめをしておきたいワインです。
Jan 27, 2007
ドメーヌ・ラ・ガリネ ミネルヴォワ [2004]シャトー・ド・ペノティエが、ラングドック・ルーションはミネルヴォワでこっそりと作っているワイン南仏らしい果実味が豊かなワインです。セパージュはシラー80%、グルナッシュ20%で南仏系が好きな方にはたまらない味です。
Jan 25, 2007
シャトー・ロック・ド・ジャンリス キュヴェ・ガビィ [2004] シャトー・ロック・ド・ジャンリスは、ジロンド河とドルドーニュ川の間にある中洲アントル・ド・メールはローザン村にあるシャトー。セパージュはメルロー100%。ボトルを開けてしばらくすると香りが立ち始め、味もまとまっていきます。その様はまるでもやの中から魔術師が現れるよう。果実味が豊かでとてもおいしいいです。1500円ほどの値段を考えると、信じられないほど。飲み過ぎ注意のおすすめワインです。
Jan 24, 2007
ビーニャ・アルバリ グラン・レセルバ [1997]樽で24ヶ月以上、瓶で36ヶ月の、合計60ヶ月以上熟成させたグラン・レセルバで、9年前のテンプラニーリョが1400円といったらどうしますか?もちろん、買いですよね!先日ご紹介したパタ・ネグロと比較をすると、少しすっきりした感じがしますが、エレガントな出来です。これもお買い得のワインです。
Jan 16, 2007
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ラ・パッション・グルナッシュ[2005]グルナッシュ100%で作られる南フランスはラングドック&ルーション地方のワイン。やや濃い目の赤紫で、口に含むと良質なタンニンとスパイシーなニュアンスのある果実味が広がります。若いヴィンテージということもあって開けた最初の日はバランスが悪いのですが、2日目になると落ち着いておいしく飲めます。月と太陽を表すという天使のエチケットもかわいいですね。平均樹齢61年、すべて手作業による収穫、25hl/haという低収量ということからすると、これからもっと注目されるワインになるのは間違いないのでしょう。
Jan 15, 2007
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ラ・ヤヌーラ・グラン・リゼルバ[1986] ビニコラ・デ・カスティーリャ(年末年始に飲んだワインをご紹介しています。)20年熟成の古酒が、税込み2千円以下!?そんなうたい文句に誘われて買ってみました。古酒のシェリーぽいニュアンスがあっておいしかったです。まるで思い出に包まれたときのような、安心感を味わうことができました。この前ご紹介した グラン・レセルバ[1998]パタ・ネグラ の方が味のバランスはよいと思いますが、20年も昔のワインをこの値段で買えるとしたら、やはりお買い得なのでしょう。
Jan 13, 2007
グラン・レセルバ[1998]パタ・ネグラ(年末年始に飲んだワインをご紹介しています。)8年熟成したワインということで、タンニンがまろやかに熟していて飲み口がとてもスムースでおいしいです。オーク香り、果実味、渋みが滑らかにバランスよく合わさっています。気をつけないとグビグビ飲んでしまいます。1500円ほどでこんなワインが買えるとしたら、大量に買っておかなくてはいけないと思いました。我が家のデイリーがまた一つ種類が増えました。
Jan 11, 2007
4本買った去年のボジョレー・ヌーヴォーのうちの最後に残ったのはルイ・ジャド。すこし寝かしてから飲んでみようかとも思ったのですが、年末に飲んでしまいました。柔らかな口当たりと丸みがあり、心地よい豊かな味わいですが、きびきびとしたボジョレーという印象を持ちました。久しぶりに、ルイ・ジャドのムーラン・ナヴァンを飲みたくなりました。
Jan 10, 2007
シャトー・モンペラ[2003](赤ワイン)AOC プルミエール・コート・ド・ボルドーのワイン、シャトー・モンペラを飲んでみました。マンガ『神の雫』で一躍有名になったワインです。セパージュは年毎に変えているようですが、2003は、メルロ80% カベルネソーヴィニヨン10% カベルネフラン10%とのことです。こなれたタンニンと豊かな果実味が優雅に混じり合っておいしかったです。おもしろいと感じたのは、果実味がはかなく消えながらも余韻で長く残るところで、それはまるで、大きな回廊をショールを翻しながら逃げていく麗しい女性を目で追うような感じでした。いっぺんでファンになってしまいました。いえ、その女性のではなく、このワインの。
Jan 9, 2007
「モエ・エ・シャンドン」や「ヴーヴ・クリコ」など大手ネゴシアンに対し、自分たちの住む村の畑で、ぶどう栽培から醸造まで、すべてを手掛ける小規模生産者のことを「レコルタン・マニピュラン」(RM)といいます。特に「グラン・クリュ」を所有するRMの造るシャンパンは、大手のものと比べて「別物」と思えるほど味わいが豊かと言われ、注目されています。エグリ・ウーリエもその一つ。ピノ・ノワール70%、シャルドネ30%とピノ・ノワール主体のこのシャンパンはヴィンテージの古いヴァン・ド・レゼルヴも豊富に使われていて、濃醇な味と香りを楽しめます。
Jan 8, 2007
シャンパーニュ地方の中でも、グランクリュが集中するアイ村で、1625年から続く名門「アンリ・ジロー」。生産量が少なく、近年までイギリスやモナコなどの王室御用達と、一部の上流階級しか口にすることがでなかったという文句に惹かれて買ってみました。きれいな蜂蜜色で、芳醇・繊細にしてまろやかでした。シャンパンを飲むといつも思うことですが、グラスの底からわき上がる細かい泡は、まるで雪が空から降ってくるのを逆さに見ているようで見ていて飽きません。
Jan 7, 2007
年末年始に飲んだワインをご紹介していきます。まずは、1920年に設立された小規模シャンパン・ハウス、ルノーブルの、ルノーブル[1999]グラン・クリュ ジャンティオム。収穫は手摘みで行い、圧搾もブドウを傷つけないようにするためにソフト・プレスを使うなどのこだわりを持ったところとのことです。ブドウは、特級格付けシュイィ村の、自社畑から厳選されたシャルドネを使用。このジャンティオムは、作柄の良い年のみ造られるキュヴェだそうです。写真からもおわかりいただけるかと思いますが、色は透明感のあるやや薄めのハチミツ色で、味はエレガントにして華やかでした。すっきりとしつつ芳醇で、映画を観ていたら1本空けてしまいました。
Jan 6, 2007
ネロ・ダーヴォラ 100%で作られるシチリアのワイン。色は濃く、光にかざしても先が見えないほど。黒果実系のアロマを楽しみながら飲んでいくとかたまりになったような果実の旨みへと導かれます。中心にぎっしりと果実味とうまみの詰まった芯があって、その中心にたどり着くと、そこを起点にしてまた味と香りが展開してきます。それはまるで迷宮の中心にたどり着いたら、そこに新たな世界の入り口があったかのようです。NYタイムズ紙でシチリアNO1赤ワインに選ばれたというグルフィですが、肯けます。
Dec 20, 2006
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11月12日にご紹介したフォージェールがおいしかったので、また注文して飲みました。寒くなってきたからでしょうか、少し閉じてきている感じはありますが、やはりおいしいです。デイリー用に買いためておきたいワインです。
Dec 18, 2006
仕事が一段落したので、フィリップ・パカレのボジョレーを開けました。4本買ったボジョレーのうちの3本目になります。この前飲んだ2003は、やや薄い感じがしましたが、こちらの方がしっかりしているように感じました。きれいなすみれ色で、見ているだけで気持ちが明るくなります。香りは、ボジョレー特有のイチゴのようなニュアンスで嗅いでいると、爽やかな空気に体が包まれていきます。味はいつものようにボジョレーのきれいなところを見事に取り出したという感じでした。飲んでいて秋の午後に日を浴びながら野原を歩いているような気分になりました。
Dec 17, 2006
レ・ヴォルテ[2004]オルネライアサンジョヴェーゼ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー10%のブレンドで作られるトスカーナのワイン。スーパー・タスカンの「オルネライア」のデイリー版です。このワインは、まるで中に変わり餡の入ったお饅頭のようで、まわりをふんわりとしたサンジョベーゼが作ります。そしてその中には、果実味の凝縮されたカベルネが詰まっています。それがまたバランスよく味わえて、一つで二度おいしいといった感じです。こんなワインを2000円台前半で味わえるのは、幸せというほかありません。
Dec 11, 2006
ペルナン・ヴェルジュレス・ルージュ[2004]マリウス・ドラルシュマリウス・ドラルシュのペルナン・ヴェルジュレスは初めてブルゴーニュのおいしさをピノ・ノワールのおいしさを教えてもらった思い出のワイン。そのときは、以前にも少し書いたノース・バークレーのバレル・セレクションでした。今回はノン・フィルターではなく、普通のキュベでしたが、豊かな果実味と柔らかい渋みがマッチして、とてもおいしかったです。淡い色調もきれいで、飲んでいると、色とりどりの枯葉が絨毯のように敷き詰められた森の道を歩いているような気分になりました。
Dec 7, 2006
ブルゴーニュ・ルージュ[2002]メゾン・デュ・ティエリー・ヴィオロ・ギユマール2000年から、ビオ栽培を実践しているティエリー・ヴィオロ・ギユマールのACブルゴーニュ。果実味と酸味がみずみずしいワインです。渋みはそれほど強く感じません。飲んでいて、夏の午後に、流れる川の水で顔を洗って、空を見上げたときに感じるさわやかさに似たものを感じます。
Dec 4, 2006
カンダル・ル・オー・メドック・ディッサン[2002]マルゴー村の格付第3級「シャトー・ディッサン」が、オー・メドックの畑で造るデイリー・ボルドー。若々しい果実味が口いっぱいに広がります。それがバランスよく渋みと合わさって複雑な味のオーケストラを楽しむことができます。聞こえてくるのは、明るい、喜びに満ちた音楽です。ブドウを摘みながら口ずさんでいる音楽なのでしょうか。デイリーに、いや、ウィークリーにも、最適です。
Nov 29, 2006
「ワイン王国」2003年冬号でベストバイワインに選ばれたワインということで買って、飲んでみました。開けた当初は、まだ固く閉じています。光にかざしても先が見えないほどの濃いワインの中に何が入っているのだろうとワクワクしてしまいます。ジャムのような濃縮された果実味やこれまた凝縮された渋みは、まるで爆弾のようで、時間が経ってそれが爆発的に開くと豊かな果実味としっかりとした渋みのハーモニーが口の中に広がります。1日目より2日目の方が断然おいしいです。1000円ほどのワインなのですが、とても力のあるワインです。口の中で爆弾テロを味わいたい方におすすめです。
Nov 27, 2006
抜けきらない風邪のために鼻があまりきかない状態ではせっかくのワインを楽しめないのでどうしようか悩んだのですが、飲んでしまいました(笑)。2本目に開けたボジョレーは、ドメーヌ・ド・アンセストラのもの。今年初めて注文してみたドメーヌです。ヴァン・ナチュールを愛するシリル・アロンゾという人が作るものとのこと。イチゴやカシスのアロマは、鼻からよりも口の中で感じます。それによく合った、軽やかな酸味が、華やかさを添え、きれいなまとまりを作り出します。それはまるで、ひっそりと野辺に咲く一輪の花のよう。派手さはないのですが、とてもかわいいのです。とっても素直で、チャーミングなボジョレーで、気に入ってしまいました。
Nov 21, 2006
遅ればせながらボジョレー・ヌーヴォーを飲むことができました。今年注文したのは4本。最初に開けたのは、自然派の世界で、優れた醸造技術者として広く知られてもいるヤン・ロエルが、2003年ヴィンテージから造り始めたヴィヌメンティスのもの。開けると、イチゴやカシスのアロマが鼻をくすぐります。でもそれは、ボジョレーによくあるような華美なものではなく、道を歩いているときに風に乗って野原に咲いている花の香りが届くといった趣の、控えめなものでした。味もフルーティーながら、落ち着きを持っています。立ち寄った農家で、長い歴史を持つに違いない建物に招き入れられ、思わず親切にしてもらったときの温かみが思い浮かぶようなボジョレーでした。
Nov 19, 2006
寒くなりましたね。いよいよボジョレーの解禁日です!楽しみにしていたのですが、風邪を引いてしまい調子が悪いので、楽しむのはちょっと先になりそうです。まあ、旅をしてきたワインを少し休ませることができていいかもと思っています。今日ご紹介するのは、別のワイン。アップル・ツリー・フラット・シラー[2002]ローガン・ワインズ口に含んだときに、まずなにが一番先に感じられるかはワインによって違うのですが、このワインの場合は、アルコール。それに続いて、熟したプラムのアロマをもった果実味が続き、渋みがそれを支えるといった具合です。シラーのスパイシーな果実味はそこそこといったところ。デイリーワインとしてはまずまずといったところでしょうか。スクリューキャップを使用しています。
Nov 16, 2006
コート・ド・ガスコーニュ・ルージュ[2005]アラン・ブリュモントム・クルーズが自家用ジェットに乗って買い付けにくるというシャトー・モンテュスを作るアラン・ブリュモン。7月10日にご紹介して以来気にしています。あのあと何本かストックしました。タナ種とメルローをブレンドしたものがありましたので、買ってみました。まず驚いたのは濃い色調で、光にかざしても見通せないほどです。感じられるのは豊かな果実味と豊富な酸味と、それを優しく支える渋み。子供の頃茂みの中に作った秘密基地に隠れているときのような心地よさがあります。インパクトは強くないのですが、おいしいワインでした。
Nov 14, 2006
フォージェール[2001]ジャン・マリー・フーリエグルナッシュ50%、シラー30%、カリニャン20%をブレンドして作るラングドックのワイン。目眩がしそうなほどふくよかな香りと優しいタンニンに包まれていると日が射す田舎道に立っている自分が頭に浮かんできます。どこにあるのかわからないお花畑から香りが漂い、それをふーと深呼吸して嗅いでいます。自分の横には、緑の豊かな大きな木があって、日射しから身を守ってくれています。そんな自然の中でひと休みしている自分が浮かんできます。1050円で買ったワインですが、3000円クラスの味でした。とてもお買い得♪
Nov 12, 2006
9月21日にもご紹介したシャトー・ペスキエ。おいしかったので、再注文して飲みました。昨日もまた星が生まれました。夜10時くらいですが、東京の多摩地区に光が見えたはずです。天文台の人とか気づいたかな・・
Nov 8, 2006
シャトー・フルール・ド・ジャン・ゲイ・リザーブ [2001]ボルドーはラランド・ド・ポムロールの、メルロー100%で作られるワイン。ワイン王国で5つ星を取ったベストバイ・ワインだそうです。渋みはやや強めに残っていますが、飲み口が軽やかな感じがするのは、旨みを持った果実味のせいでしょうか。
Nov 3, 2006
ブルゴーニュ・ルージュ[2004]ニコラ・ロシニョールヴォルネイの若き造り手が作るブルゴーニュ・ルージュ。柔らかい果実味がこれまた柔らかい渋みと、バランスよく、またゆったりと噛み合います。ゆったりとというのは、どこか一点でシャープに焦点を結ぶのではなく、という意味です。それはまるで大地から湧き出るエキスが雲のような広がりをもって目の前に広がるような感じです。大らかなブルゴーニュ・ルージュになっていると思います。
Nov 1, 2006
ここのところ仕事が忙しくて、更新をさぼってしまいまた、書き込みして下さったことにお返事が書けなかったりで、すみませんでしたm(_ _)m。一部の方にはご心配をおかけしました。ピノ・ノワール[NV]レックス・ゴライアス9月17日にもご紹介したカリフォルニアのピノ・ノワール。おいしかったので、再注文して飲みました。力強く、果実味たっぷりのおいしさは相変わらずでいつ飲んでも変わらずおいしいデイリー・ワインをまた1本見つけた喜びでいっぱいになりました。
Oct 29, 2006
サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%で作るキャンティ。ブルーベリージャム、カカオの香り、コーヒー、といった複雑なアロマを感じます。豊富なタンニンと凝縮した力強い果実味、程よい酸味のバランスが非常に良くておいしいです。1800円ほどで買えるキャンティとはとても思えません。たくさん買っておけばよかったと思っています。
Oct 26, 2006
ガルナッチャ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン25%、メルロー25%、シラー20%のブレンド。飲んだあともしばらく口の中に残る渋みが豊富な果実味を優しく包みます。それはまるで男の人が、後から女の人を抱きしめているかのよう。スペインのワインなのですが、ボルドーを感じさせるこくのあるワインです。
Oct 24, 2006
キュヴェ・ド・プランタン[2005]ドメーヌ・ド・ラ・ブリヤーヌグルナッシュ70%、カベルネ・ソーヴィニヨン15%、サンソー10%、クノワーズ5%で作られるプロヴァンスのワイン。ここも有機栽培の葡萄を天然酵母のみで醸造する自然派です。グラスに注ぐと、美しい輝くルビー色に目を引かれます。口に含むと、ボジョレーを口に入れたときと同じような果実味が広がります。最初は、果実味が主体で、ベリー系の果汁の爽やかな酸味を楽しむことになりますが、時間を置くと、丸いタンニンと合わさって抜群のバランスを取り始めます。1日目よりも2日目の方が断然おいしいです。飲んでいると、日を浴びて、中から光を放つように見える色とりどりの紅葉した木々が目の前に浮かんでくる感じでした。
Oct 23, 2006
キュヴェ・クラブ・ルージュ[2005]ドメーヌ・ピュイグ・バライカリニャン45%、グルナッシュ45%、シラー10%でつくるローヌのワイン。樹齢が60~80年のブドウの2つのトップ・キュヴェをブレンド!“芯の強さ”さと“バランス”の素晴らしいデイリーワインといううたい文句につられて買ったワインですが、失敗でした。味も香りもワインになっていませんでした。何も語ることはありません。保存の問題があったのかもしれませんが、こういうものを売っていると信用なくします。
Oct 18, 2006
ラール・デ・ショワ・ヴァンドペイ・アルデシュ[2004]レ・シャン・リーブルコート・デュ・ローヌのアルデシュで、シラーとガメイから作られるワイン。おもしろい組み合わせですね。エチケットに描かれているピンクの可愛いブタが意味ありげなので説明を読むと、お昼に冷たいまま、あるいは火を通してサンドイッチに入れたりして食べるというアルデシュの人が好きなのLardと呼ばれる豚の脂の多い部分のお肉にちなむものとのことです。おいしそうですね。そんなお肉と一緒に飲んだら確かにおいしそうなワインです。酸味が強く、渋みはそれほどしっかりしたものはないので厚みのある味にはなりません。でもそのさわやかな味が口の中に残る肉の脂の味を流してくれるであろうことはよく理解できる味です。午前中一生懸命働いて、お昼ご飯にそんなお肉をこのワインと一緒に食べるといっぱいかいた汗もさわやかなものになりそうです。
Oct 16, 2006
ひょろりとした2人が歩いている様を表しているような二つのPはフィリップ・パカレのマーク。ボジョレーの解禁日もあと一月ほどですが、ガメイが無性に飲みたくなってパカレのボジョレー・ヴィラージュ2003を開けました。ガメイに特徴的なほこりっぽいような果実味を残しながらもガメイの味の上澄みだけをきれいに取り出したような透明感のあるボジョレーになっていました。ボジョレーにはときどき発酵しかかっている感じがするものがあると思うのですが、これもほんのかすかに発泡している感じがありました。少さな小さな泡がときどき舌をくすぐります。
Oct 13, 2006
イタリアはエミリア・ロマーニャ州で作られるサンジョヴェーゼ100%のワイン。サンジョヴェーゼといえば、むせるようなふくよかな香りとまろやかな味で大好きなのですが、このワインの場合はちょっと違ってがっしりした感じでした。ですが、たっぷりとある渋みと果実味が残念なことに離れていて焦点を結びません。まるでお互いに寄り添うことをもう止めてしまった夫婦のよう。この先どうなるのでしょうか。
Oct 9, 2006
ダニエル・シュスター ピノ・ノワール ツイン ヴィンヤード [2004] ニュージーランドのピノ・ノワール。みずみずしい果実味が見事です。波長の高い酸味が中心となって味を作っています。やや薄めの色とサラッとした液質もあって(味が薄いということではなく)ちょっとスパイスの加わった、フランボワーズやイチゴのジュースのようなさわやかな味が口の中に広がります。籠に摘んだばかりの果物をイメージさせるこのワインは、収穫を迎えた今頃の季節にぴったりです。
Oct 7, 2006
ヴィプラ・ロッサ・ウンブリア[2004]ルイージ・ビジメルロー70%、サンジョベーゼ20%、モンテプルチャーノ10%で作るイタリアはウンブリアのワイン。おもしろいのは、酸味と渋みの距離。たとえばこの前飲んだマッキオーレの場合には、押しくらまんじゅうをしているように背中合わせだったのですがこちらは離れています。まるでだるまさん転んだをして遊んでいる子供たちのよう。口に含むとその二つが近寄ってきて、バランスを取ります。この写真だと見えにくいのですが、ボトルにリリーフが描かれています。このワインの名前にもなっているヴィプラ(毒蛇)とのこと。かっこよくありませんか。
Oct 4, 2006
ボルゲリ・ロッソ[2004]レ・マッキオーレメルロ40%、カベルネ・フラン30%、サンジョベーゼ30%で作られたワイン。歯にまとわりつくほどのたっぷり渋みがボリュームのあるこれまたたっぷりの果実味と合わさって力強さを主張します。そう、ジムでガンガン鍛えている人のよう。時間が経って落ち着けばひたすらエレガントな上品さを身につけるのでしょう。とはいっても今すでに100%おいしく、この先未来に渡って長い間おいしく飲める体力のあるワインです。こういうワインをセラーにまとめて置いておくとよいのだろうな。
Oct 2, 2006
28日にも書きましたが、僕の基本的な考え方は、ワインとの出会いは時間を背負ったもの同士の一期一会的な出会いであるというものです。どういうことかというと、つまり飲む側の人間も飲まれる側のワインも時間の中で常に変化をしていてそういう時間を背負っているということです。人間の方は、時間の中を動き、常に変わっていきます。1年前よりは今年、昨日よりは今日ともしかしたら知識や経験も増えていて、それは未来へと続きます。明日、1年後、10年後の方がもっと知識とか経験も増えているかもしれません。だけどその一方で若い頃持っていたいろいろな力というものは失っていきます。感覚も鈍くなっているのかもしれません。そういう変わりつつある時間の中で今があります。ワインの方も同じです。何年かの熟成を経て今がありだけどそれは、もっと前の方がよかった、あるいは、あと何年かしたらもっとよくなるかもしれない可能性を持ちながらの今で、だから今そのワインを飲むということもどうしようもなく時間というものに縛られています。その「今」はもしかしたら最良の時ではないかもしれない「今」です。飲む側があと何年か若かったときの方がおいしく飲めたかもしれないあと何年か経験を積んだ方がおいしく飲めるのかもしれない「今」であり、ワインの方ももっと前の方がおいしかったかもしれないあるいはあと何年か寝かせればもっとおいしかったかもしれないそういう可能性の中での「今」です。そう考えていくと、ワインとの出会いは絶対的なものにはなりえないのではないかと思えます。ワインの味も香りも絶対的なものにはなりえないのではないかと思えるのです。できることは、そのような両者の時間に思いをはせながら精一杯楽しむことかなと思うわけです。それが僕が言おうとしている一期一会的な出会いということの意味です。
Oct 1, 2006
週末に飲んだワインの続きです。白(ムルソー)はため息がでるほど申し分なくおいしかったのですが、赤は失敗してしまいました。ずーとセラーに入れて楽しみにとっておいた(ラップでくるんでおいたのですが、おかげでエチケットはボロボロです)ヴォルネイ1988 アンポー・エ・フィスを開けたところツンとくる酸っぱいような匂いがしてこれは!と思いながら口に入れてみると案の上飲めたものではありませんでした。保存が悪かったのでしょうか。すでに肉料理に入っていました。急遽シャトー・ラグランジュ2000を開けました。タンニンも豊富で果実味もあっておいしいのですが、まだ若々しく、それらが響き合って大きなものになる前に飲んでしまったという感じでした。ワインと過ごす一時は時間を背負ったもの同士の一期一会的な出会いというのが僕の考えですが、あり得ること、仕方のないこととわかってはいても、死んだワインを目にするのは悲しいことでした。
Sep 28, 2006