キャベツの千切り
昨日お昼に豚カツを食べました。ジューシーで、衣はカラッとしていておいしかったです。やはりロースカツはおいしいなと思ったりしました。豚カツにつきものといえばキャベツの千切りです。しゃきしゃきした感じがいいですよね。それを食べていて昔のことを思い出しました。そう、それはまるで『失われた時を求めて』に出てくるマドレーヌのようでした(笑)。(主人公は、お茶に浸したマドレーヌを食べて子供の頃同じようにしてお茶に浸したマドレーヌを食べた時のことをふと思い出し、幸福感でいっぱいになります。同じものを食べて頭の中にタイムトンネルができたのです。)大学生の時、夏休みに旅行をしようとその名も「旅行のためにお金を節約するぞ」(そのまんまやんけ!)計画を友達と実行していました。昼食費をいかに抑えるかを考えていたとき、好きなものを取って食べられるカフェテリア方式の食堂のメニューの中で一番安いのがキャベツの千切りであることを発見したわれわれは、「よし!これだ!これをたくさん食べれば、安く上がるし、健康にもいい!」と二人して、キャベツの千切りを買い占めました。一人7皿として、足りない分は食堂のおばちゃんに注文して出してもらいました。トレーの上には、そうしてかき集めたキャベツの千切りが合計14皿。虫でも買っているのか?ウサギと一緒に食べるのか?あるいは、お前は仮面ライダーのような虫型人造人間か?というほどの分量です。レジのおばちゃんもびっくりしていました。笑い声も聞こえたような気がします。意気揚々と食べ始めたのですが、飽きたのと口が淋しくて、結局別メニューで豚カツを頼んでしまい、こうして「旅行のためにお金を節約するぞ」(そのまんまやんけ!)計画は挫折したのでした。えぇ。