足浴による温度依存性の生理・心理学的変化
以下の内容は、ある文献の要約です。無断で転用されることなく、また何かの理由で使用される場合は著作権の問題等に十分に配慮されるようにお願いします。また要約は研究対象とした症例の結果であるので、これが全ての場合に当てはまるとは限りません。ケースによっては逆の場合の可能性もあります。【文献名】足浴による温度依存性の生理・心理学的変化【方法】健常人14名に足浴をし、血圧・心電図・脳波・脳血流などを測定した。【結果】1、42度30分足浴では脳血流量増大とβ波・θ波の増大を認め たが、α波は減少し快適度は低かった。2、40度の足浴ではα波・β波に増大を認め、快適度は増大した。3、38度の足浴ではθ波・α波に増大を認めた。【著者】上馬場 和夫、他【文献】日温気物医誌 Vol.67 No.2 2004【私の感想】足浴がどのような効果があるかという文献です。温度によって差があるようで、40度の足浴が最も快適度が高かったようでした。最近ではフットバスが流行っておりますが、その温度は何度くらいになるのでしょうか?メーカーのHPのチェックもいるかもしれません。日本人の特性として熱い風呂が好きな方も多いですが、快適性はやはり40度前後のようです。また健常人をその対象としておりますが、それ以外の方々にもきっと何らかの影響があるに違いありません。