自己治癒力
では脳内ホルモンであるβエンドルフィンの放出が意識覚醒につながるのか?意識障害は様々な原因により、大脳半球の広範な障害、または脳幹網様体といわれる感覚神経の中継点である。すべての感じる感覚はここを通って大脳半球につながっており、投射経路の中継点、すなわち中間地点である。この脳幹網様体は神経線維と神経核が混在している場所であり、網の目のようになっているので、網様体と呼ばれる。βエンドルフィンの効果は、自己免疫力向上や自己治癒力の再生である。神経細胞は一度ダメージを受けると再生しないといわれている。しかし樹状突起と呼ばれる触手みたいな部分はどんどん増やせることが可能である。この樹状突起を伸ばしていくことが、神経回路の再形成なのである。βエンドルフィンもこの再生効果に関係し、神経回路の再形成に一役買っているのではないかというのが、私の仮説である。つづく・・・・・