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[Bookｓ] カテゴリの記事

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  『世界を動かしたユダヤ人100人』

  『世界を動かしたユダヤ人100人』　■マイケル・シャピロ著、大谷堅志郎 訳　■講談社　■2001年8月第一刷発行最近、身体が気候への変化についていけず、帰宅して風呂入ってメシ食ったらソク寝の状態です。お休みの日は昼頃までゴロゴロ…怠惰な生活、フヌケ状態。来週は練馬区民大会なので、コンディションを整えて徐々に気持ちを高めていかないと…。さて、この本ではナザレのイエス、アインシュタイン、ロスチャイルド、カール・マルクス、キッシンジャーなどなど、政治、経済、文学、音楽、哲学、宗教、ありとあらゆる分野で活躍したユダヤ人が紹介されています。いや、この本一冊では紹介し切れないといった感があります。「あれ？この人もユダヤ系だったの？」あらためて自分の勉強不足を恥ずかしく思いました。ちなみに、あまり優秀じゃないけどボクもユダヤ系です。（←ウソ）

  2009.06.14

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  『キューバへ　カリブ楽園共和国探訪記』

  『キューバへ　カリブ楽園共和国探訪記』　　■樋口 聡　著　■批評社　■1996年1月初版第１刷発行最近、旅行記のようなものを読む機会が多いんですけど、この本もとても興味深くおもしろかった！日本と歴史や文化、国民性があまりにも違うことから著者が受けたカルチャーショックがストレートに伝わってきます。ヘタな旅行ガイドブックなどよりずーっと詳しく、おもしろおかしくキューバの“お勉強”ができました。現地の人たちの息づかいや汗のにおいを感じ取ることができるような、まるで自分がそこにいるような錯覚にとらわれるような一冊です。オススメ

  2009.05.16

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  『40歳から伸びる人　40歳で止まる人』

  『40歳から伸びる人　40歳で止まる人』　■北川 義則　著　■PHP研究所【目次】　第１章　「本当の人生」は40歳から始まる　　　　　第２章　あなたは「本当の大人」になりきれたか？　　　　　第３章　「自分」と「仕事」の関係を見直すとき　　　　　第４章　「家庭」での男の責任とはクジラがすべてのアラフォー男性にオススメしたい一冊です。この本を読んで人生の後半戦にどう備えたらよいか、多くのヒントを頂きました。変に理屈っぽくなく、すんなり理解、共感できる内容でした。自信をなくしそうなとき、進むべき方向に迷うとき、（いつもそうじゃんよー）もう一度読みたいなと思います。

  2009.05.10

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  『ラティーノ・ラティーノ！』

  『南米取材放浪記 ラティーノ・ラティーノ！』　■垣根 涼介　著　■幻冬舎文庫　■2006年4月初版発行某年某月、作家は小説執筆のため、ブラジルとコロンビアの20数都市を訪れた。かっぱらい、強盗は当たり前。誘拐、暴動、テロで渡航延期勧告も日常茶飯事！喜怒哀楽全開で人々と語り、大地の音に耳を澄ましながら突き進む放浪取材。２ヶ月間のたびの末に辿り着いた“大切な感覚”とは？　　（紹介文より）この本はおもしろい！グイグイっと引き込まれて一気に読んでしまいました。日本から見れば地球の裏側の国の、そのまた裏の事情が軽妙な筆運びでつづられています。読んでいてわかったのですが、筆者はクジラと同じ大学で、しかも同じ頃在学していたらしい…。大学構内でひょっとしたらすれ違っていたかも…？とにかく、チョーおすすめの一冊！

  2009.05.09

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  『イタリア・マフィア』

  『イタリア・マフィア』　　■シルヴィオ・ピエルサンティ 著　■朝田 今日子　訳　　■ちくま新書　■2007年3月第一刷発行　残忍な殺人を意図もたやすく遂行する。有力政治家を操り、ときの首相ですら思いのまま。武器・臓器売買、マネー・ロンダリング、恐喝、高利貸し…などで、国家予算なみの金を動かす。フリーメーソンやアメリカ諜報機関、さらにはローマ教皇との太いパイプさえ持つと言われる「イタリア・マフィア」。　その陰惨を極める事件の数々から彼らの地の掟、ゴッドファーザーの冷酷な素顔まで。“世界の黒幕“の実像に迫る。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（本書紹介文より）この本を読んで、「あぁ…オレはなんて世間知らずのお坊ちゃんなんだ…ドン・コルレオーネ！」と打ちのめされました。

  2009.05.08

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  『Costa del sol　南スペインでロングステイ』

  『Costa del sol　南スペインでロングステイ』　■大人の海外暮らし 国別シリーズ　－　ラシン編集部　編　■イカロス出版　■2005年11月初版発行定年を迎えた方々の南スペインでの生活体験記あり、現地情報あり、また他の情報誌やウェブサイト紹介あり、初心者にもわかりやすく解説してくれます。何年も住もうとは思わないですが、２～３ヶ月のステイならコスタ・デル・ソルいいかなぁ…と夢がふくらみます。読んでいて、半ば本気で考えてしまいました。60歳からの海外移住生活…。オススメの一冊。ケダイ・リクロー！（ヘブライ語：読む価値あり）

  2009.05.04

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  『戦国女人抄おんなのみち』

  『戦国女人抄おんなのみち』　■佐藤 雅美　著　　■実業之日本社　　■2009年3月初版第一刷発行　２代徳川将軍秀忠に嫁いだおごう、豊臣秀頼の妻であった徳川家康の孫娘千姫など、時代に翻弄されながらも懸命に生きた女性たちの生涯を、女性たちの立場から描いています。　著者は法学部出身の方だけあって、理路整然とした筆の進め方、また政略結婚が横行していた戦国時代の婚姻関係など詳しく紹介されています。ほんとによく勉強されてます。　戦国の女性たちのたくましさや運命に思いを馳せると同時に、相関関係がよくわかりました。【閑話休題】「戦国占い」なるものを見つけてやってみたら…濃姫でした。（なんで女性なんだ？）***************クジラさんはズバリ濃姫 です！ ● ★濃姫さんは、ズバリ先見の明があるタイプです。人よりも一歩進んだ考え方を持ち、なおかつ何事に対しても計画的。予想外のトラブルに見舞われても、スムーズに対処できてしまうので、物事はあなたの思い通りに進んでいくことでしょう。特に仕事面などでは、先を見通す力があるので、自然とみんなのまとめ役になりそう。人を好きになると病気的なレベルで愛します。度が過ぎる愛情は逆に怖いので、相手に無理に感情を押し付けないようにしましょう。まあ、一途という意味ではとても良いのですが。★相性の良い武将　織田信長　ひとたび出会えば殺したいくらい好きになります。　阿国　気がつけばいつも彼女に振り回されてしまいますが、苦には感じません。

  2009.05.01

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  『キューバ　革命と情熱の詩』

  『キューバ　革命と情熱の詩』■ダイヤモンド社　■2007年2月初版発行オラ～！（スペイン語：こんにちは！）これは見ていて楽しくなる本です。オススメ！「地球の歩き方」を発行している出版社ですが、「地球の…」が旅行ガイドブックなのに対してこちらはどちらかというと、“小さな写真集”といった感じです。実際、カラフルな写真が満載でキューバの魅力を余すところなく伝えてくれています。現地に生きる人々の明るく陽気な、カラッとしたラテンの風が吹いてきます。。。図書館で偶然手にとって借りてきましたが、いつか宝くじが当たったらぜひ行きたい国になりました。

  2009.03.17

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  『大人のホメ力（ほめりょく）』

  『大人のホメ力（ほめりょく）』■石原壮一郎　著　■世界文化社　■2005年10月初版　この本さえあればどんなにせち辛い世の中でも楽しく生きていける、女の子にモテモテ、友だちできホーダイ、上司にかわいがられまくり、まちがいなし！ありとあらゆるシチュエーション、その人が身につけているアイテムなどどのようにホメれば相手が気持ちよくなるかが分かりやすく詳細に、ときには図式入りで解説されてます。しかもご丁寧に「こんなホメ言葉は返って逆効果」というような禁句まで紹介されてます。ホントに至れり尽くせり。図書館で読みながら「ケケケ…」思わずこみ上げてくる笑いをこらえるのに必死。かなり腹筋が鍛えられました。人間の深層心理にここまでスルドくズバッと切り込んだ一冊をこれまで読んだことがありません。その一方で、「人間なんてララ～ラララ、ラ～ラ～♪」とずっと前に見たテレビＣＭのＢＧＭが頭の中に流れてくるような、もののあわれというか、人として生きる哀しさ（？）のようなものもそこはかとなく感じたクジラでした。オススメです！

  2009.03.04

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  『ナポレオンの生涯』

  『ナポレオンの生涯』■ティエリー・レンツ著　■福井憲彦 監修　■創元社　■'99年6月初版発行ボン・ジュール！フランス革命　→　王政打倒　→　共和制　→　諸外国との戦争　→　皇帝へ　→　没落　→　王政復古　→　再び帝位へ　→　第２次王政復古めまぐるしく移り変わる18世紀から19世紀にかけてのフランスとヨーロッパ諸国において、ナポレオン・ボナパルトとその時代が何であったのかを追っています。この本読んで、ナポレオンに対するイメージがだいぶ変わりました。すごい人だったんすねー。ほとんど戦争の中で生涯を送っていますが、その合間に皇帝になってみたり、法律を作ったり、とにかくとても働き者でした。でも、ボクが気になっていた、「わが輩の辞書に不可能という文字はな～い！」って言ったかどうかはこの本には書いてませんでした。

  2009.02.15

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  『プレゼンテーションは話す力で決まる！』

  『プレゼンテーションは話す力で決まる！』■福田 健　著　　■ダイヤモンド社　　■2002年11月第１刷発行　１．最初の10秒で聞き手の心をつかめ！　２．プレゼンテーションには、どんな準備が必要か　３．プレゼンテーションの流れ　４．プレゼンテーションの効果的表現術　５．人を動かすプレゼンテーションの極意　６．プレゼンテーション［Ｑ＆Ａ］　　　　　　　　　　　　　　（▲本書目次より）　これまた、使える本です。単にプレゼンテーションだけなく、いろんな場面において大勢の人に対して（１対１でも）相手の心に残る話しをするためのテクニック満載です。できれば、もっと早くこの本に出会いたかったなぁ～。

  2009.01.23

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  『短くても印象に残る自己紹介とあいさつの上手なやり方』

  『短くても印象に残る自己紹介とあいさつのやり方』■福田 健・内山辰美　著　　■日本実業出版社　　■2002年9月初版発行　　●やる気をアピールする新入社員の自己紹介　　●転勤、出向、退職に際してのあいさつ　　●ここが勝負！最初の取引での自己紹介　　●パーティで参加者を前に行う自己紹介　　●短くユーモラスに、結婚式のスピーチ　　●電話でアポを取る場合の自己紹介・あいさつ最近、ハウツーものをよく読んでるのですが、この本はとてもわかりやすい！すべてにおいて実践的なアドバイスを与えてくれる！とても良い本です。これはケダイ・リクロー！（ヘブライ語：「読む価値がある」）まだまだ自分は発展途上なんだということを自覚させられたのでありました。

  2009.01.20

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  『自己発見の心理学』

  『自己発見の心理学』■国分康孝　著　　■講談社現代新書　　■1991年3月第１刷発行打ち破れない悩みの壁。はてしなく深い落ち込みの奈落－。「ねばならぬ」の思い込み（ビリーフ）が自分自身を呪縛する。ビリーフを探り出すこと、そして合理性の定規を当てること。陥穽の非合理性に気づくことがブレイク・スルーのはじまり。解放のための「自己発見」のすすめ。（▲本書紹介文より）要は自分の気持ちのあり方一つでものごとは違って見えるし、幸せになることができるということですね。クジラ自身はこれまでにこの本を何度も読み返し、本当に多くのことを学びました。（なにかと思い通りにならない人生の中で自分の心をコントロールすることを心がけるようになりました。とは言ってもまだまだ修行中ですが…）名著といって良いでしょう。かなりオススメです。

  2009.01.18

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  『驚くほど似ている日本人とユダヤ人』

  『驚くほど似ている日本人とユダヤ人』■エリ・コーヘン（前駐日イスラエル大使） 著　青木偉作 訳　■中経出版　■2008年2月初版発行初めに断っておくと、本書はいわゆる「日ユ同祖論」の類ではありません。敬虔なユダヤ教徒であり、有能なビジネスマン、またイスラエル大使として日本での生活体験もある武道家（空手５段）の筆者が、空手の修練や日本での生活を通して受けたインスピレーション、感動体験を書き綴られたものです。たまたま知り合いの方が貸してくださったので本書に触れることができました。ありがとうございました。クジラはイスラエルのフォークダンスを通してコーヘン氏に２度ほどお目にかかる機会に恵まれました。今から思えば、もっとお話しときゃよかったなーと悔やまれるくらい、本書からコーヘン氏は私たち日本人以上に日本の心をよくご存じなのだということが伝わってきます。ユダヤ教やイスラエルの歴史のエピソード、日本の慣習、それらの類似点と相違点、また筆者本人の独自の視点がわかりやすく紹介され、文章の端々からコーヘン氏のすがすがしい心の持ち方、高邁で勇気ある精神が伝わってきます。

  2008.12.31

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  『ミュンヘン』

  『ミュンヘン』－黒い９月事件の真実－　　■アーロン・Ｊ・クライン 著　富永和子 訳　■角川文庫　■2006年2月初版発行1972年9月ミュンヘン・オリンピック。イスラエル選手団宿舎を「黒い９月」と名乗る８人のパレスチナ人テロリストが襲った。人質となった１１人全員が殺されるという最悪の事態を受け、イスラエル首相は報復のため諜報機関モサドに首謀者たちの暗殺を命じた。イスラエルの軍事・諜報活動を専門とするタイム誌記者が、貴重な新資料を元にモサドなど関係者を入念に取材。厚いベールに包まれていた暗殺事件の全貌を明らかにする、衝撃のノンフィクション。（▲本書紹介文より）以前、同じ事件をテーマにした本を読んだのですが、今回の作品もたいへん読み応えがありました。上の紹介文に尽きると思います。これ以上クジラが何をか言わんや…。オススメの一冊。***************イスラエル・パレスチナ情勢は以前にも増して複雑になっているような印象を受けますが、テロ活動、報復の軍事行動…これらは一部の人たちが一部の地域で行っていることであって、多くの人々は安全に暮らせることを願っているはずです。共存・共栄に向けて少しずつでも前進していってもらいたいものです。

  2008.12.30

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  『40代からの知的生活術』

  『40代からの知的生活術』　　■現代情報工学研究会　　■講談社＋α文庫　　■1996年9月第１刷発行40代は知的人生の出発点になる。人生の半分にさしかかった40代、20代30代を走り続けてきただけに、ちょっと一息入れて、自分を見つめ直してみる「精神の人間ドック」を。　　▲本書紹介文より抜粋40代のいろいろな方々のライフスタイルの実例を紹介してくれています。「あ～、納得できる生き方って…人生っていろいろなんだなぁ…」多くのことを考えさせられました。人生に行き詰まったらもう一度読みたい一冊です。

  2008.12.29

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  『心が晴れる生き方』

  『心が晴れる生き方』■斎藤茂太　著　　■PHP文庫　　■2002年11月第１版第１刷私は86才である。77才が日本人男性の平均寿命だから、平均値は超えている。でも、長生きを目標にしてきたわけではない。「いかに長く生きたかではなく、いかによく生きたか」と、古代ローマの哲学者は問うたそうだが、私は「よく生きる」ことに重点を置いているのだ。元気で明るく、楽しく毎日を過ごしてこそ、「生きる」ということではないかと思う。さらに言えば、そこに「美しさ」を加えられるとより素敵だ。健康で、明るく、楽しく、品よく生きる。　　（▲本書「まえがき」より）これはまたいつか読み返してみたいと思う本ですたい！最近、いろいろと自分の後半生について考えることの多いクジラ（40代前半、東京在住）ですが、（きっとヒマなんだろなー）多くのヒントを与えてくれる一冊でした。たんたんと筆を進める文章からは、著者の斎藤さんが自分に与えられた人生を本当に大切に、尊んで生きておられるんだなぁという印象を受けました。同時にご自身の後に続く、クジラのような「後輩」に対しての温かいアドバイスでもあるような気がしました。（まだ「後輩」というにはちょと早いけど…）

  2008.12.22

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  『国盗り物語』

  最近は布団に入って本を読むんですが、20ページも読み進めないうちにグオォォォっと寝てしまうことが多いです。なのでじぇんじぇん進みまっしぇーん。***************以前も読んだことがあるのですが、何度読んでもおもしろかです。『国盗り物語』全４巻。■司馬遼太郎　著　　■新潮文庫　　■昭和46年発行前半は“美濃のまむし”斎藤道三を、後半は“尾張の大うつけ”織田信長を中心に描いています。司馬遼太郎氏が描く戦国時代をかいま見ると、現代よりもむしろ人間が人間らしく生きていた時代なのかなぁという気がします。登場人物が生き生きとして、自分のすぐそばにいるような印象を受けるからでしょうか。

  2008.12.08

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  『三国志』

  『三国志』　■吉川英治　著　■講談社３世紀、後漢王朝末期、乱世の中国を舞台に魏・呉・蜀の三国鼎立に移り変わっていく歴史物語『三国志演義』を、吉川英治氏が日本人の好みに合わせて描いた小説であります。高校生の頃何度も何度も読み、後に大学で中国史を専攻するなど（時代は違いますが）、若かりし頃のクジラ青年に大きな影響を与えた作品でした。日本語の現代文の中に漢文の格調高い表現を随所に取り入れた文章は、まさに絵巻物を見ているようです。今「赤壁の戦い」で曹操が敗れて命からがら逃げ帰るところですが、そう言えば、ジョン・ウー監督「レッドクリフ」劇場公開中でありました。

  2008.11.05

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  『根性を科学する』

  『根性を科学する』■メンタルトレーナー高畑好秀　■株式会社アスペクト発行　■2005年11月　初版第1刷発行“伴、オレは今モーレツに感動している！”　（星 飛雄馬）自分に根性をつけさせるために図書館で借りてきましたが…どちらかというと指導者向けの本ですな。。。著者の考えすべてに賛同するわけではありませんが、いちいちなるほど…とうなずかせる内容が多いです。著者のトレーナーとしての長年の経験や多くのスポーツ選手、指導者の言動がそれを裏付けており、自信を持って書いているという印象を受けます。オススメです。

  2008.10.14

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  『コーランを知っていますか』

  『コーランを知っていますか』　■阿刀田 高　著　■新潮文庫　■2006年1月発行　アッラーフ・アクバルゥー！　イスラム教の教典「コーラン」なんて読んだことがないもんだから、（「コーラン」そのものを読むのもなんだか時間かかりそうだし…）手っ取り早く図書館で見つけてきたこの本で理解しようと…ね。　あれ～？と思ったのは、コーランには旧新約聖書（ユダヤ教・キリスト教）のエピソードがいっぱい。登場人物もユダヤ的な名前がイスラム風に名を変えて出てくるわ出てくるわ。　　例）アブラハム→イブラヒム　　モーシェ→ムーサしかも、イスラムにとって都合良くどれもこれも解釈されて（歪曲されて？）るし…。それもそのはず、イスラム教はユダヤ教、キリスト教の一神教を完成させるために最後にして最大の預言者マホメットにアラーの神が命じて伝えさせたものだそうな。でも、ユダヤ教徒、キリスト教徒からすればきっと「勝手なこと言ってらー」なんじゃないのかなー。とにかく、イスラム教理解のヒントにはなる良い教材です。。。

  2008.10.11

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  『アラブはなぜユダヤを嫌うのか』

  『アラブはなぜユダヤを嫌うのか』－中東イスラム世界の反ユダヤ主義－■藤原和彦 著　（読売新聞・元カイロ支局長）　■ミルトス社　■2008年6月初版発行その昔、欧米で吹き荒れた「アンチ・セミティズム」（反ユダヤ主義）は周知の事実で、その最たるものがナチによるホロコーストでありますが、それが形を変え、現在ではイスラム諸国の一部の人々やイスラム原理主義グループの中で荒唐無稽な反ユダヤ、反イスラエル思想のよりどころとされている実態に迫るレポートです。紛争の一側面として考察を深めるのに役立ちます。パレスチナ・イスラエル問題に関心のある方にとっては、ご一読の価値ありでしょう。ヤラッ！

  2008.10.02

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  『ホメロスを楽しむために』

  『ホメロスを楽しむために』　■阿刀田 高　著　■新潮文庫　■2000年11月発行ヤス～！（こんにちは：ギリシャ語）　皆さんもご存じの、トロイア戦争を描いた叙事詩とそれに登場する神々や英雄たちを、ときにはユーモアやエピソードを交えて、ときにはおちょくりながら、おもしろおかしく解説してくれています。　楽しみながらギリシャ古典文学にの世界にふれることができます。　これを読んだ後、ブラッド・ピット主演の映画「トロイ」を見ました。戦闘シーンはかなり迫力があり、第一級のエンターテイメントだなぁと思いましたが、ストーリーがところどころ不自然な印象を与えるほど変えられており、こちらはどうしたらブラピがカッコよく見えるかを基準にして作られたような感じすら受けました。まさに「ブラピの、ブラピによる、ブラピのための作品だなぁ」という感想でごあした。。。

  2008.09.28

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  『モロッコを知るための65章』

  『モロッコを知るための65章』　■私市正年、佐藤健太郎　編著　■明石書店　■2007年4月初版第１刷発行アッサラーム・アレイクム！その昔、スペインに飛んで南下、フェリーでモロッコに渡ってサハラ方面まで足を伸ばす旅行計画を立てたことがありました。いろいろ忙しくてその夢は果たせずに終わりました。先日『アンダルシア』という本で再び旅心をくすぐられたので、スペインにつづいてモロッコのお勉強もしておかないと…ね。この本は旅行記や体験談というよりは、アカデミックな感じの本です。最初は少々取っつきにくい、カタイ印象を受けますが、読んでみるとモロッコのもつ様々な魅力に気付かせてくれます。すばらしい！アッラーフ・アクバル！

  2008.08.26

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  『イスラエル考古学の魅力』

  『イスラエル考古学の魅力』　－サブラと遺跡と湖と－■牧野久実　著　　■ミルトス社刊　　■2007年5月初版発行　考古学というところで好みが別れるかもしれませんが、名著と言って良いでしょう。考古学の基本的な考え方や遺跡発掘調査の進め方、日本とイスラエルの考古学の違いが分かるだけでなく、イスラエルの気候風土、歴史など様々なことを知ることができます。　また、考古学を通じて筆者が知り合ったイスラエルの人たちの素朴で飾り気のない、それでいて優しい人柄、さらには筆者のイスラエルへの強い思いが伝わってきます。いつかこんな話を聞いたことがあります。「イスラエルの地中海沿いのビーチを散策してると、砂浜に流れ着いた古代の土器の破片やローマ時代のコインを見つけることがよくある」次にイスラエルに行くときゃ、「宝探しツアー」にしようかなぁ…。

  2008.08.11

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  『曹操』

  『曹操』－ 魏の曹一族 －　上・下■陳 瞬臣　著　■中公文庫　■2001年3月発行ニー・ハオ・マ？「三国志」の英雄の一人、曹操の目から見た中国後漢王朝末期（３世紀）の歴史小説です。淡々とした調子で物語は展開しますが、「なるほど。こういう視点でも描くことができるのだなぁ」と感じ入ったことでした。高校生のころ吉川英治の『三国志』をよく読んだものですが、また違った味わいとでもいいましょうか。

  2008.08.06

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  『ギリシア文明』

  『ギリシア文明』－神話から都市国家へ－　　■ピエール・レベック 著　　■青柳 正規　監修　　■創元社ヤス～！（こんにちは：ギリシャ語）　絵画や彫刻、地図や年表など、豊富な資料を基にビジュアル的に古代ギリシアの歴史、文化を紹介してくれます。　いつかお金と時間ができたら、ギリシャやエーゲ海、トルコへ旅行したいと思います。それまでもっとお勉強しなきゃ。。。

  2008.07.26

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  『大人の友達を作ろう。』

  　『大人の友達を作ろう。』－人生が劇的に変わる人脈塾－　　■中谷 彰宏　著　　■ＰＨＰ文庫　　■2002年7月第１版第１刷　立ち止まっていると「すれ違い」ばかり。でも、0.1ミリ動けば「出会い」に変わる！　本書は、出会いのチャンスを呼び込む“運”と“勇気“が身に付くヒント集。ココロの距離を近づける具体的方法を伝授します。　「いつもと違う席に座る」「まず自分が笑えば、相手も笑う」「１本の長電話より、短い電話を３本かけよう」などの小さな習慣で、あなたと、あなたの人間関係がきっと生まれ変わります！（▲本書より）　若いころはこういったハウツーものは信用せず、また読むこともあまりなかったクジラですが、この本は買って読んでみて教えられるところがたくさんありました。　全てにおいて納得してるわけではありませんが、部分的に実際の生活の中でも実践を心がけているところも多いです。　オススメです。

  2008.07.06

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  『やりたいことがわからない人たちへ』

  『 「やりたいこと」がわからない人たちへ 』　　　　－人生にとって「仕事」とは何か？－　　■鷲田 小彌太　著　　■PHP文庫　　■2001年5月第１版第１刷「自分が本当にやりたい仕事はいったい何なのか？」ということについて、答えを出せず悩む人は多い。「今の仕事は自分に合っていないんじゃないか？」、「もっと良い仕事が他にあるんじゃないか？」などと堂々巡りしているのは、気分も重いし、人生にとって決して得策ではない。そこで、本書では、さまざまな事例をもとに、とりあえずの考え方・行動法をやさしく伝授する。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（本書紹介文より）　これはとても良い本です。それにわかりやすい。一気に読んでしまいました。おそらく、若い人が読んでも学ぶところが多く、年配の方が読んでも共感する部分は大きいでしょう。

  2008.07.02

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  『少年少女　日本の歴史』

  全20巻　■小学館　■監修：児玉幸多小学生向けのマンガで読む日本の歴史でごわす。知り合いからいただきました。マンガだからと言ってあなどるかなれ。縄文時代から太平洋戦争まで、しっかりお勉強することができるでごわす。巻頭の時代解説、巻末の資料も充実している。それにおもしろい。子どもよりもクジラ自身が夢中になって読んでます。。。

  2008.05.18

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  『豊臣家の人々』

  ■司馬 良太郎　著　　■角川文庫　　■昭和46年初版発行関白秀次（甥）、結城秀康（養子）、金吾中納言（小早川秀秋：甥）、秀頼（実子）、北の政所（ねね：正室）、淀の君（側室）、駿河御前（妹）、豊臣秀長（弟）…　尾張の片田舎の百姓に生まれた秀吉が立身出世し天下人となっていく過程において、運命が大きく変わってしまった人々の物語です。おみゃーさまぁ、庶民が一番だぎゃぁ。。。

  2008.05.14

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  『よくわかるイスラエル史』

  『よくわかるイスラエル史』アブラハムからバル・コクバまで■S.ヘルマン／W.クライバー　著　　■樋口 進　訳　　■株式会社 教文館　　■2003年2月3日初版発行イスラエルダンスを踊る会でお世話になっているサンライフ練馬に隣接の練馬区立貫井図書館で見つけて借りてきました。ユダヤ民族の始まりから旧新約聖書の時代、またローマ帝国に対して起こしたバル・コクバの反乱（２世紀）までの歴史を概観しています。ヘブライ人（ユダヤ人）の民族的性格、文化、宗教の成立の過程、また周囲の国々との関わりをさまざまな資料によって浮き彫りにしています。たいへん勉強になりました。“よくわかる”というタイトルではありますが、入門書と言うよりは学術性のかなり高い文献と言えるでしょう。ある程度イスラエルの古代史が理解できている人向けです。

  2008.05.04

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  『ユダヤ社会のしくみ』

  『２時間でわかる 図解 ユダヤ社会のしくみ』　■滝川 義人　著　■中経出版　初版が2001年なのでデータは若干古くなってしまいますが、ユダヤ人やイスラエルの社会、経済、歴史、文化、教育、政治など分かりやすくグラフや地図などを駆使して解説してくれています。　これからイスラエルを旅行しようという方はもちろん、正しいユダヤ・イスラエル理解のための格好の入門書と言えるでしょう。これはケダイ！（価値がある、オススメ）

  2008.05.03

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  『裏方の流儀』

  『裏方の流儀』　－天職にたどりついたスポーツ業界の15人－■小宮 良之　著　　■角川マガジンズ　今回本書に登場した15人は、表題にもあるようにいわゆる裏方たちだ。スポットライトを浴びるアスリーとたちが最高のプレーをするために、人生を賭ける。脇役に徹して、粛々と己の仕事をやり遂げる。まさに影の如く。しかし、影は真っ黒なわけではない。艶やかでなくとも、硬質だったり、ザラザラしていたり、さまざまな彩りを作る。（本書あとがきより）　人生、生き方っていろいろあるんだなぁ…と思わされました。またいつか読みたい一冊です。自分の人生が行き詰まったときに。。。オススメです。やっぱり何するにしても主体性というか、自分のスタイルを確立することが大切なんすよねー。。。オリャッ★

  2008.04.29

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  『少年スポーツ　ダメな指導者　バカな親』

  　■永井洋一　著　　■合同出版子どもにどのようにスポーツを与えていけばいいのか？子どもスポーツをさせることで、発見させたい『何か』とはどんなものか？この本では、そうした部分にさまざまな角度から踏み込み、問題提起をしていきます。（本書より）　学校の教員をしているクジラでありますが、ダメ指導者にならないために、またバカ親にならないためにこの本を借りて読んでみました。100%ではありませんが、我々大人のもつ価値観の大切さというものを再確認し、色々と反省もし、またたいへん共感したことです。スポーツに限らず、全てのことに通ずることが書かれています。子どもを対象とするものでなくても、何らかの指導的な立場に立つ方、またお子さんのいる方は一読されてソンはないです。それどころか大いに啓蒙される一冊、実際の生活に応用できる良書、オススメです。考えてみれば、子どものころ何かを大人から教わるとき、その先生やコーチの人格ってけっこう影響力大きかったっすよねー。

  2008.04.16

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  『シュマリ』

  『シュマリ』　上・中・下　■手塚治虫　■角川文庫　地元の練馬区立春日町図書館にはマンガがたくさん置いてあります。特に、手塚治虫の作品、『火の鳥』『アドルフに告ぐ』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』『リボンの騎士』『ブッダ』エトセトラエトセトラ…。　今日はほんとはマンガ読むつもりじゃなかったのに、思わず『シュマリ』を手に取ったら、もーどーにも止まらなくなってしまいました。　明治初期の北海道を舞台にした物語です。男のロマン、生き方、野生、歴史、心の誇り、人間の弱さ…いろいろなことを考えさせられます。とても読み応えがありました。オススメです。

  2008.03.29

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  『龍馬がゆく』

  『龍馬がゆく』　■司馬遼太郎 著　■文春文庫 全８巻高校生のころ初めてこの本を手に取り、何回も読み返してきました。そして再び…。「小さなことでくよくよしてちゃ、いかんぜよ～」「心はいつも太平洋ぜよ～」

  2008.02.19

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  『基礎からの硬式テニス』

  ■堀内昌一 著　■ナツメ社図書館で借りてきました。きちんと理論武装しないと…ね。とても分かりやすく書かれていて、初心者・中級者にとって大いに参考になる一冊です。しっかりお勉強して、いつか娘のクジラ子とダブルスを組めるようになろう！ヤァラッ！

  2008.01.27

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• 『ユダヤ人の国を創った人』

  『ユダヤ人の国を創った人』　　■ロバート・セントジョン著　■ミルトス社　ユダヤ民族は紀元70年に国を失って以来、2000年間「祖国」に帰る日を夢見ていた。その夢を実現するために一生を捧げたのがイスラエル初代首相、ダビッド・ベングリオンである。　ベングリオンは少年のころからユダヤ人の国を創ることを念願し、青年時代、生地ポーランドを後にしてパレスチナに移住する。はじめ、開拓地で鍬を持ち、また法律を学び、やがて軍隊、政府の基礎を創っていく。　ついに1948年5月14日、ベングリオンはイスラエル独立宣言を読み上げる。そして独立後も生まれたばかりの国を見事に育てていったのである。（▲本書より）********************　この本は青少年向けに書かれた伝記小説ですが、大人が読んでも多くの感銘を受けます。　ベングリオンという人物の誇り高く気高い人生観、夢の実現のための断固とした決断力と行動力は、今の時代に生きる私たちにも多くの示唆を与えてくれます。

  2007.10.01

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  『火の鳥』

  読書の秋…というわけじゃないけど久しぶりに手塚治虫氏の作品（マンガ）を読みました。（帰宅途中に図書館によって借りてきました）手塚氏のライフワークとも言うべき、あまりにも有名な代表作の一つなので、ストーリーの説明はカットね…。悠久なる時間の流れ、壮大な宇宙規模のスケールの大きさ、多くの登場人物が複雑に出会いやがて淘汰されていく緻密に計算されたストーリー展開…。（子どもに読ませよう）『火の鳥』に限らずどの作品を通しても歴史、科学をはじめあらゆる分野のことを、手塚氏は本当によく勉強されていたのだなぁということがよく分かります。それに比べて最近のマンガはどうも…質が落ちているというか、なんだか病んでいるなぁと…先日床屋に行ったときに置いてあったマンガ雑誌をパラパラめくってみて思わされたクジラでした。陳腐なストーリー、貧困なボキャブラリー、暴力やセックスを過激に表現した絵、エトセトラエトセトラ。（子どもに読ませたくないなぁ）パソコンゲームやテレビと同じでマンガも子どもたちの身近にある存在なので、良きにつけ悪しきにつけ影響力は大だと思うのです。手塚治虫氏のような、青少年に夢や希望を与え、生命や人間とは何かといったことを考えさせるような偉大な漫画家、素晴らしい作品がこれからも生み出されていけばいいのに…と思ったことでした。

  2007.09.26

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  『街道をゆく』

  司馬遼太郎 著、『街道をゆく』シリーズでごあす。文庫本にして43巻！もあるとのこと。とりあえずシリーズ42の「三浦半島記」を読み終えたところでごあす。司馬遼太郎氏が実際に歩いたそれぞれの土地の風物を描写しながら、歴史的背景に言及してます。つまり歴史と地理を同時に学べる。これ読んできちんとお勉強してからもう一度あちこち行きたくなるのでごあす。

  2007.09.17

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  『覇王の家』　上・下

  ■司馬遼太郎 著　■新潮文庫江戸幕府を築いて天下人となった徳川家康について、その一生を追った時代小説です。徳川家康がなぜ天下の覇権を握るに至ったか、その原因を解き明かすべく、・彼の生まれた三河という土地柄・人質として少年時代を過ごした尾張・駿河の環境・たびたび苦渋の選択を迫られたときに彼の行動を決定づけたその思考方法や性格　など様々な角度から分析を試みています。読み応えのある作品でした。司馬遼太郎氏の歴史小説、どれにも共通することとして、まるで見てきたこであるかの如く、登場人物に自らインタビューしてきたかの如くに文章を綴っている。（たしか小説家になる前に新聞記者をされていたとか）とても自信にあふれているように思われます。資料を読み込んだり、その土地を訪ねたりしてよほど勉強されていたのでしょう。

  2007.08.22

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  『来て見てモロッコ』

  暦の上では立秋ということなのに、東京では連日の猛暑でクジラも溶けてヘナヘナになってしまいそうです。なので、休みの日には涼しい図書館へ移動してヒマつぶし…あ、いや、読書にいそしむのであります。今回借りてきた本はこれ▼。『来て見てモロッコ』　■小林けい　■凱風社　■2000年2月初版第１刷発行ユーモアを交えて、モロッコ旅行の体験談を面白おかしく語って聞かせてくれます。ところどころ手描きの地図や絵が挿入されていて、それがまた現地のイメージをかき立ててくれます。知りたいところはしっかり押さえてあるし、これ１冊でかなりのモロッコ通になることができます。あー、いつかモロッコも行ってみたいなぁ。（暑いのはイヤだけど…）

  2007.08.11

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  『旧約聖書の世界』

  ■池田 裕　著　■三省堂選書　■1992年1月第１刷発行名著といって良いでしょう。大学のころ初めてこの本に出会い、これまで何度となく読み返してきました。イスラエルの気候・風土を紹介しながら遙かな昔、ユダヤ人の先祖である旧約聖書の登場人物が活躍した様子を生き生きと語っています。聖書を宗教書としての固いイメージではなく、ユダヤ民族の歴史物語として捉え、どのように味わえばよいかを教えてくれているとも言えます。（時代を追って機械的に解説するのでなく、風・太陽・食べ物・歌など生活の中でのテーマをとらえて、エピソードを各時代から引いてくるという紹介の仕方）この本を開くときイスラエルから吹いてくる風を感じる…。

  2007.06.08

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  『ミュンヘン　－オリンピック・テロ事件の黒幕を追え－』

  ■マイケル・バー＝ゾウハー、アイタン・ハーバー共著　■早川書房先月15日、映画「ミュンヘン」についてコメントしたのですが、もう一度小説の方の『ミュンヘン』を読んでみました。この小説はパレスチナ人テロ・グループ“黒い九月”のリーダー、アリ・ハサン・サラメの父ハサン・サラメの時代（イスラエル独立前後）から始まる親子２代のイスラエル、ユダヤ人に対するテロ活動、またテロの禍根を断つべく暗躍するモサドの活動を主題とし、時代背景も絡めて語られています。淡々とした表現で筆を進めていますが、事実関係を詳細に調べ上げて描かれているので圧倒的な迫力があります。映画とはまったく違う描き方となっています。ある意味イスラエル、パレスチナ現代史の一面を勉強する良き教材でもあるかと思います。PS:それにしても、著者の一人マイケル・バー＝ゾウハー氏…菅原文太さんに何となく似てる。。。

  2007.06.03

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  『関ヶ原』

  『関ヶ原』　上・中・下■司馬遼太郎 著　■新潮文庫　太閤秀吉亡き後、天下を掌握するための布石を次々に打つ徳川家康とその家臣団。やがて1600年の関ヶ原の戦いにいたるまでの過程を、それぞれの人間模様を絡めて生き生きと描いています。　名著です。オススメ！　それにしても、司馬さん、大阪の出身なので徳川家康に対してはあまりよい印象を持っていないのかなぁという感じも文章の端々から受けます。　ボクも子供のころ大阪人だったので徳川家康は嫌いでした。（おいおい、司馬さんと一緒にするなよー）

  2007.05.12

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  『私のギリシャ神話』

  『私のギリシャ神話』■阿刀田 高　著　■集英社文庫　■2002年12月第１刷　ヤス～！（ギリシャ語：こんにちは）　遙かな古代、ギリシャとその周辺の地中海世界を舞台に繰り広げられた神々と人間の営みを、歴史的・文化的な解説を加えながらユーモアを交えて面白おかしく物語ってくれます。（ときどき著者独自の解釈も色濃く入ってきてはいますが）　今日はあいにくの天気だったので、ウヨンタナの「ホルチン」聴きながら一気に読んでしまいました。オススメです！▼紹介文より　世界の至る所に浸透し、痕跡を残しているギリシャ神話。特に西洋の文化や芸術を味わうとき、ギリシャ神話を知っていると、10倍は楽しい！　数多くの神々や英雄が活躍する広大な神話の世界を、ゼウス、ヘラクレス、アプロディテ（ヴィーナス）など、馴染み深い神や人物のエピソードを中心に、巧みに水先案内。満載の“挿し絵”は、世界の名画！エッセイとアートで楽しむ、おもいきり贅沢なカラー文庫。

  2007.05.06

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  『ローマ帝国 愚帝列伝』

  『ローマ帝国 愚帝列伝』　■新保良明 著　■講談社選書メチエ　■2000年4月第一刷発行　“おいおい、そりゃねーだろセニョール。いくら何でも「愚帝（ぐてい）」はよー。書かれる方の身になってもみろよー。”と苦笑しながらこの本を手に取り、昨日図書館で借りてきました。…で、今、「愚帝」６人のうち最初のお一人カリグラ帝の章を読み終えたところですが、やはり「愚帝」の名に恥じないトンデモない方でした。　残虐・淫蕩・放埒…とにかく思い付くことのできる、ありとあらゆる悪さをやってます。まるで悪魔ですな。とにかく、ものすごいです。完全にイッちゃってます。「あぁ、オレってまだまだ世間知らずのガキンチョだなぁ…」とちょっと打ちのめされました。。。　最初に紹介されたカリグラ帝でさえ、こんだけトンデモないのでこの後登場される５人の方々もきっとすごすぎるのだろうと思うと、ちょっと今からドキドキしてます。　それではご紹介いたします！タラタタッタタ～♪（←BGM）輝かしき「愚帝」に選ばれし残り５名の方々…エラガバルス帝、ネロ帝、コンモドゥス帝、ドミティアヌス帝、カラカラ帝であります。ワ～ッ！パチパチパチ～ッ△▼ヒュ～ヒュ～ッ★　こんな皇帝たちに使えた家来の方々に言わせると「まったくじょーだじゃねーぜ…」さぞやたいへんだったことでしょう。現代に生まれてほんとに良かった。。。今回はちょっと違った意味でエネルギーをもらえるような気がします。なんか変わった味の強いお酒を一気に飲ったような。。。

  2007.04.30

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• 『中国皇帝歴代誌』

  『中国皇帝歴代誌』■アン・パールダン著■月森佐知 訳■稲畑耕一郎 監修■（株）創元社■2001年6月　第１版第１刷発行　秦の始皇帝から清朝のラストエンペラー宣統帝溥儀までのすべての中国の皇帝が続々登場します。（表紙は明の永楽帝の肖像画であります。ワンスイ！）　賢帝、名君と謳われた人あり、凡庸で何もせずに終わった人あり、果ては自分の欲望の赴くままにしたい放題勝手放題やっちゃって国を滅ぼす元になったアホな人あり…。　もし自分が皇帝に生まれてこんな絶大な権力持っちゃったら…いろいろ考えさせられた一冊でした。　庶民でいる今が一番幸せなのかも…。

  2007.04.29

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  『大モンゴルの世界』

  　♪ジンッ♪ジンッ♪ジンギスカ～ン♪クジラがまだ高校生だったころ（？）西ドイツ（東西統合されてなかったころ）のジンギスカンというグループの歌がヒットしてました。…話は変わって『大モンゴルの世界』　■杉山 正明　著　■角川選書　■平成４年初版発行　西欧の歴史観や中国農耕文明から見た“野蛮人”“破壊者”“征服者”としての従来のモンゴルのイメージに疑問を投げかけています。　それに代わって農耕文明とは異質ではあるが“遊牧騎馬”という文化にフォーカスし、その立場に立って公平にモンゴルとその時代が何であったのかを再考することを試みています。　“建設者”“統治者”としてのモンゴルがクローズアップされている、優れた歴史研究書です。　ちなみに、クジラも大学では中国史を専攻、卒論がたいへんだったなぁ…。

  2007.04.14

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