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『一冊でわかる●●史』 河出書房新社それぞれの国の成り立ちを一冊にまとめてくれており、とても分かりやすいです。同じ歴史でもいろいろな視点から学ぶことが大切だなあと改めて思わされます。スパシーバ!(ロシア語:ありがとう)
2022.02.13
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『スマホ脳』 ●アンデシュ・ハンセン 著 ●久山 葉子 訳 ●新潮新書 ●2020年11月 発行平均で一日世時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブスを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか?睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存…最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(本書紹介文)これは読んで良かった!おススメです。パソコンやスマホに対する自分の姿勢を考え直す良いきっかけになりました。後日もう一度…機会をとらえて何度も読み返したい一冊です。タッキ!(スウェーデン語:ありがとう)
2021.04.13
『教養としてのミイラ図鑑 -世界一奇妙な永遠の命-』●ミイラ学プロジェクト ●株式会社ベストセラーズ ●2019年7月 初版第一刷発行ミイラというのは、亡くなった人の遺体の状態を表す言葉です。焼いて骨にするか、埋めて土に戻すか、刻んで鳥に食べさせるか、遺体の処理方法は様々ですが、そのうちで、乾燥と防腐によって、在りし日の姿をできるだけ留めようとする処理方法がミイラなのです。 (本書より)古代エジプトはじめ、中南米、ヨーロッパ、日本の即身仏などなど、ありとあらゆるミイラを詳述していて大変面白く読ませて頂いました。自分も死んだらミイラになりたいと思ったほどでした(←じょーだんです)。おススメです。シュクラン!(アラビア語:ありがとう)
2021.02.04
『サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福』 ●ユヴァル・ノア・ハラリ 著 ●柴田 裕之 訳 ●河出書房新社 ●2016年9月 初版発行図書館のウェブサイトで検索したところ、ものすごーくたくさんの人が予約しているので「こりゃ、とーぶん順番が回ってこないな」と思い、購入しました。たいへん多くの示唆に富んだ著作で、世界的ベストセラーというのもうなずけるところです。歴史を単なる知識の暗記としてとらえてきた自分が恥ずかしい…今、下巻を読み終わるところですが、時間をおいて再度読み返したい作品です。トダ・ラバ!(ヘブライ語:ありがとう)
2020.05.05
『<つきあい>の心理学』 ●国分 康孝 著 ●講談社現代新書 ●1982年2月 第1刷発行学生の頃この本と出会い、何度も読み返してきました。名著です。とても分かりやすく人とのかかわり方、心の持ち方を示してくれています。自分の心とどう向き合えばよいか悩むときに、多くの示唆を与えてくれました。著者の国分康孝氏は2018年に他界されているとのことです。この場を借りてお礼申し上げるとともに、ご冥福を心からお祈り申し上げます。ありがとうございました。
2020.04.20
『アメリカ炎上通信 言霊USA XXL』 ●町山 智浩 著 ●文藝春秋 ●2019年9月 第1刷発行Deep Fake, Hinpathy, QAnon, Incel など、教科書に載っていないアメリカ最新のパワーワード、名言、失言を現地から報告し続けて早10年。今回は1.5倍の特盛でお届け! (本書紹介文)地元の図書館で偶然見つけました。かなり笑わせてもらいました。超COOLな一冊です。おススメ!
2020.03.22
『嫌われる勇気』自己啓発の源流「アドラー」の教え ●岸見 一郎・古賀 史健 著 ●ダイヤモンド社 ●2013年12月 第1刷発行 フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称され、世界的名著『人を動かす』の著者D.カーネギーなど自己啓発のメンターに多大な影響を与えたアルフレッド・アドラーの思想を、1冊に凝縮!!悩みを消し去り、幸福に生きるための具体的な「処方箋」が、この本にはすべて書かれている。(紹介文より)青年と哲人の対話という形式で書かれています。平易な言葉で書かれているのでたいへんわかりやすく、また自分の心の持ち方、生き方にとても参考になる一冊です。人生に、生き方に迷ったとき、もう一度読みたいと思わされます(いつも迷っている私ですが…苦笑)ありがとうございました!
2019.07.27
『ナポレオン -最後の専制君主、最初の近代政治家』 ●杉本 淑彦 著 ●岩波新書 ●2018年2月 初版発行時代に遅れていると同時に、時代に先駆けてもいた - 歴史家は彼をこう評する。コルシカという周縁の地に生をうけ、革命の荒波を乗り切り、皇帝にまで登りつめたナポレオンとは、いかなる人間なのか。若き日の革命人士としての行動、エジプト遠征、プロパガンダ等のあらたな視点も盛り込み、歴史のなかの生涯を描きだす。(紹介文) 歴史資料を丹念に吟味し、ナポレオンという人物の生涯や人となり、心情に迫ろうとしています。これまでナポレオンについて書かれた本は読んだことがなかったのですが、たいへんわかりやすく参考になりました。メルシー!
2019.04.03
『オリエント急行の殺人』 ●アガサ・クリスティ著 ●山本やよい 訳 ●早川書房 ●2011年4月 発行 真冬の欧州を走る豪華列車オリエント急行には、国籍も身分も様々な乗客が乗り込んでいた。奇妙な雰囲気に包まれたその車内で、いわくありげな老富豪が無残な刺殺体で発見される。偶然乗り合わせた名探偵ポアロが調査に乗り出すが、すべての乗客には完璧なアリバイが…ミステリの魅力が詰まった永遠の名作の新訳版。(紹介文) ミステリ小説の王道というか、古典というか、とても有名な小説ですが(2回ほど映画化されてますね)、ボクは実はアガサ・クリスティ氏の作品は初めて読みました。 以前読んだ横溝正史氏の『犬神家の一族』や『八つ墓村』がとてもおどろおどろしく、次から次へと事件を起こして読者をドキドキさせてやろうという筆運びだったのに対し、クリスティ氏のこの作品は事件が起こったあと解決に向けて読者と一緒に考えガイドしてくれるような親切な(?)文章だなという印象。こんど別の作品も読みたいと思います。
2019.03.31
『情熱でたどるスペイン史』 ●池上 俊一 著 ●岩波ジュニア新書 ●2019年1月 第1刷発行 フラメンコや闘牛に現れる情熱的な国民性、異文化が融合する傑出した建築、パプリカやトマトで彩られた赤い食べ物…。ピレネー山脈で他のヨーロッパ諸国とさえぎられ、長い年月をイスラームとキリスト教が影響しあい、特異な文化が育まれてきた「異郷」スペイン、衝突と融和を繰り返して今へと続く、熱い歴史をたどる!(紹介文) ¡Hola! 一応、スペインの歴史はかじったことがあるのですが、スペインの気候風土やスペイン人気質という観点から歴史や文化について理解を深めることができます。とても勉強になりました。おススメです。¡Gracias!
2019.03.21
『図説 ヨーロッパの王妃』●石井 美樹子 著 ●河出書房新社 ●2006年6月 初版発行 ヨーロッパ王室のプリンセスのほとんどが外国の王子や君主に嫁ぐ運命にあった。二つの国が結婚の絆で結ばれるほど強固な外交政策はなかったからである。(中略) 本書に登場するプリンセスたちはどのような生涯をおくり、文化的にまた外交使節としてどのような大役を果たしたか。その一片をかいま見てみたい。(本書まえがきより) とても面白く、勉強になりました。こうして見ると、ヨーロッパ各国の王朝は婚姻関係が網の目のように絡み合ってるのだなぁ…広い意味で、一族でヨーロッパ各国を支配してきたのだなぁ…と。 本書に登場する王妃もそれぞれに個性的で、読んだ後に強烈な印象を残します。おススメです。
2019.01.06
『帝国の慰安婦 -植民地支配と記憶の闘い-』 ●朴 裕河 著 ●朝日新聞社出版 ●2014年11月 初版発行 性奴隷か売春婦か、強制連行か自発的か、異なるイメージで真っ向から対立する慰安婦問題は、解決の糸口が見えないままだ。大日本帝国植民地の女性として帝国軍人を慰安し続けた恒例の元朝鮮人慰安婦たちのために、日韓はいまどうすべきか。 元慰安婦たちの証言を丹念に拾い、慰安婦問題で対立する両者の主張の矛盾を突くいっぽう、「帝国」下の女性という普遍的な論点を指摘する。2013年夏に出版された韓国版はメディアや関連団体への厳しい提言が話題になった。 本書は著者が日本語で書き下ろした渾身の日本語版。 (本書紹介文より)私はこの問題について不勉強ですが、やはり日本人として知っておく必要があると考えるひとりです。ここにかかれていることが100%正しいかどうかわかりませんが、今後も問題意識を持っていかないといけないなぁ…と。この一冊を通して、今まで自分が持っていた知識がいかに一面的で、卑小なものであったか…猛省せざるを得ませんでした。時間をおいてもう一度読みたい本のひとつです。
『図説 ヨーロッパの王朝』●加藤 雅彦 著 ●河出書房新書 ●2005年2月 初版発行 今日のヨーロッパを見ると、いずれの国も時代的には圧倒的に長い君主制の遺産を、正負あわせて、さまざまな形で受け継いでいる。君主制をどう評価するかは別として、この事実そのものは、現代ヨーロッパを考えるうえで忘れられてはならない重要な視点であると思う。(本書まえがきより抜粋)とても勉強になる一冊でした。私自身、ヨーロッパの王朝って血縁関係やら何やらでゴチャゴチャしてよくわからない部分もあったのですが、興味深く読みました。国別にその国の王朝の起こりから現在に至るまでの歴史を解説してくれています。おススメです。トレビアン!
2019.01.04
『マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃』 ●安達 正勝 著 ●中公新書 ●2014年9月発行名門ハプスブルク家に生まれたマリー・アントワネットは、フランス王妃となり、ヴェルサイユ宮殿で華麗な日々を過ごしていた。だが、1789年のフランス革命勃発で運命が急変。毅然と反革命の姿勢を貫き、37歳の若さで断頭台の露と消えた。悪しき王妃として断罪された彼女が、後世で高い人気を得、人々の共感を集めているのはなぜか。彼女が目指した「本当の王妃」とは何だったのか。栄光と悲劇の生涯を鮮やかに描く。(紹介文)「赤字夫人」とか、「パンがなければお菓子を食べれば…」とか、これまで悪評の方が多かったマリー・アントワネットですが、最近歴史的な評価が見直されているとのことです。これまでの「売国奴」「人民の抑圧者」的な、一方的で敵意に満ちた見方に対して一石を投じようとする著者の意図が伝わってきます。私自身も、悲劇のヒロインに対する見方が変わりました。フランス革命の流れを理解するのにも役立つ一冊です。メルシー!
2018.08.28
『戦争で読み解く日本近現代史』 ●河合 敦 著 ●NHK出版新書 ●2011年8月 第1刷発行アメリカ、中国、韓国(朝鮮)、イギリス、ロシアの五国との関係に焦点をあて、日清・日露から太平洋戦争まで、外交のひずみがどのような形で戦争を引き起こしたのかを見ていく。外交を動かしたキーパーソンをめぐる生々しいドラマを紹介し、歴史の面白さを強調。近現代史を効率よく習得できるのみならず、竹島問題から北方領土問題までの、問題の淵源もすっきり分かる!(紹介文)「外交」という観点から日本近現代史の流れを理解するのにとても役立ちました。また、「過去と同じことは、決して起こらない。しかし、同じようなことは何度でも起こるのだ。だからこそ私たちは、将来の輝かしい日本のため、歴史に学ばなくてはならないのである」という巻末の一文に、著者の心意気を感じ、深く感銘を受けました。時間をおいて再読したい一冊です。ありがとうございました。
2018.08.23
『彩の街をめぐる旅 モロッコへ』 ●宮本 薫 著 ●イカロス出版 ●2015年2月 初版発行思わず惹き込まれそうになるほど美しい写真の数々に感動します。モロッコという国の人々や自然などのイメージを膨らませることができました。いつか訪れてみたい・・・。シュクラン!(アラビア語:ありがとう)
2018.07.26
『新・戦争論』 ●池上 彰・佐藤 優 ●文藝新書 ●2014年11月 第1刷発行領土・民族・資源紛争、金融危機、テロ、感染症・・・・・・これから確実にやってくるサバイバルの時代を生き抜くためのインテリジェンスを伝授する。(紹介文)(最近、本ばかり読んでます。途中で zzz・・・ということもありますが)たいへん示唆に富んだ一冊でした。自分の不勉強さを痛感し、打ちのめされます。うぅ・・・。先に紹介した2冊(『大世界史』・『新・リーダー論』)と併せて読むことをお勧めします。時間をおいてまた読み返そう。
2018.07.14
『スウィート・モロッコ』 ●若山ゆりこ 著 ●辰巳出版 ●2012年3月 初版発行アッサラーム・アレイコム!著者のモロッコ王国旅行記 兼 ガイドブック。これ一冊でそこそこのモロッコ通になることができます。全ページにわたって掲載されている著者のたくさんのイラストから、ご本人のモロッコへの愛が伝わってきます。読んでいるとき楽しい時間が流れました。(あ~、いつか行ってみたい・・・モロッコ)
2018.07.12
『名画で読み解くイギリス王家12の物語』 ●中野 京子 著 ●光文社新書 ●2017年10月 初版第1刷発行王家が交替する度に途轍もない人物が生まれ、ドラマが生まれるのが英国史の面白さといえる。また大国でいまだ王室を戴いているのはイギリスだけというのも興味が尽きない。本書では、イギリス王家の三王朝、イングランド人によるテューダー朝、スコットランド人によるステュアート朝、ドイツ人によるハノーヴァー朝とその変名の王朝について、それぞれ名画にからめた歴史物語を繙いでゆきたい。(序章より)面白いです。分かりやすいです。人物像が浮かび上がってくるのはもちろん、その時代時代の背景も見えてきます。おススメです。
2018.07.10
『大世界史 現代を行きぬく最強の教科書』 ●池上 彰・佐藤 優 ●文藝新書 ●2015年10月 第1刷発行大ベストセラー「新・戦争論」に続く最強コンビの第2弾!各地でさまざまな紛争が勃発する現代は、まるで新たな世界大戦の前夜だ。激動の世界を読み解く鍵は「歴史」にこそある! (紹介文)相変わらず、池上・佐藤両氏のコメントは説得力にあふれています。単なる知識ではなく、教養としての、また時代を読む手掛かりとしての歴史の勉強の仕方について、たくさんのヒントを頂きました。後日また読み返したい一冊です。ありがとうございました。
2018.07.08
『知らないと恥をかく世界の大問題 7 Gゼロ時代の新しい帝国主義』 ●池上 彰 著 ●角川新書 ●2016年5月 初版滑降アメリカが20世紀の覇権国家の座からおり内向きになったのを見計らい、かつての大国が新しい形の帝国主義を推し進める。難民問題、IS、リーダーの暴走・・・・・・新たな衝突の種が世界中に。世界のいまを池上彰が解説。(紹介文)池上さんの言っていることがすべて正しいとは思いませんが、やはりこの人の素晴らしいところは、難しいことを誰にでもわかりやすく伝えるという点ですね。2年ほど前に出版されたものですが、とても勉強になる一冊でした。ありがとうございました。
2018.07.06
『新・リーダー論』 大格差時代のインテリジェンス ●池上 彰・佐藤 優 ●文春新書 ●2016年10月 第1刷発行累計50万部突破、「新・戦争論」「大世界史」に続くシリーズ第3弾!新自由主義と格差の拡大、トランプ現象と英国EU離脱をもたらしたポピュリズム・・・・・・歴史の転換期を迎える今、必要なリーダーとは? (紹介文)とても勉強になる一冊でした。日本や世界で起こっている様々な出来事や情報に裏打ちされた池上・佐藤両氏の発言は説得力にあふれています。メディアが伝えるニュースをどうとらえ、そこから何を導き出していくのか、まだまだ勉強不足な自分を自覚させてくれました。いつかまた読み返したいです。
2018.07.03
『名画の謎 陰謀の歴史編』 ●中野 京子 著 ●文春文庫 ●2018年3月 第1刷発行 フェルメール、ラファエロ、ゴヤ、ブリューゲル・・・。時代を代表する画家たちが残した名画の数々。そこには、権力へと強欲な手を伸ばし、運命に翻弄され、恋に身を焦がす人間の営みが描かれている。美しい絵に秘められたドラマを読み解く人気シリーズ第3弾。絵を見れば、歴史はもっともっと面白くなる! (紹介文)ここのところ、W杯サッカーTV観戦と読書に明け暮れています。読めば読むほど、まだまだ美術や歴史について何も知らないんだなぁ・・・と自分の不勉強を恥ずかしく思います。
2018.07.01
『名画で読み解くロマノフ家12の物語』 ●中野 京子 著 ●光文社新書 ●2014年7月 初版第1刷発行 始祖ミハイルが即位した1613年から、一家全員が処刑されたニコライ二世までの300年間を、12枚の絵画とともに読み解いていく。幽閉、裏切り、謀略、暗殺、共産主義革命 ― 愛と憎しみに翻弄された帝政ロシアの興亡は、ハプスブルク家やブルボン家、ナポレオンなども密接に絡み合う。『名画で読み解くハプスブルク家12の物語』『名画で読み解くブルボン家12の物語』に続く、「名画で読み解く」シリーズ、待望の第三弾。 (紹介文)時間をおいてまた読みたい一冊。中世から近現代にかけてのロシアを理解するのに役立ちます。ハラショー!
2018.06.29
『残酷な王と悲しみの王妃』 ●中野 京子 著 ●集英社 ●2010年10月 第1刷発行【紹介されている人物】 1.メアリー・スチュアート 2.マルガリータ・テレサ 3.イワン雷帝の七人の妃 4.ゾフィア・ドロテア 5.アン・ブーリンとても面白いです。近代以前のヨーロッパ史を理解するのにも、とても参考になります。おススメ!
『残酷な王と悲しみの王妃 2』 ●中野 京子 著 ●集英社 ●2015年10月 第1刷発行 【紹介されている人物】 1.ルートヴィヒⅡ世 2.アレクサンドルⅢ世妃マリア 3.カルロスⅣ世 4.カロリーネ・マティルデ相変わらず中野氏の文章はぐいぐい引き込まれます。あっと言う間に読み終えてしまいました。最初に第2巻を借りてしまいましたが、他の巻も楽しみです。
2018.06.26
『はじめてのルーブル』 ●中野 京子 著 ●集英社 ●2013年7月 第1刷発行ボンジュール!いつかルーブル美術館、行ってみたいものです。この本は私のようなビギナーにとってうってつけの一冊、おススメです。(現在、けがで療養中なので、読書をたくさんしたいなぁ・・・)
2018.06.25
『西太后』●加藤 徹 著 ●中公新書 ●2005年9月 発行 内憂外患にあえぐ落日の清朝にあって、ひときわ強い輝きを放った一代の女傑、西太后。わが子同治帝、甥の光緒帝の「帝母」として国政を左右し、死に際してなお、幼い溥儀を皇太子に指名した。その治世は半世紀もの長きにわたる。中級官僚の家に生まれ、十八歳で後宮に入った娘は、いかにしてカリスマ的支配を確立するに至ったか。男性権力者とは異なる、彼女の野望の本質とは何か。「稀代の悪女」のイメージを覆す評伝。(本書紹介文) 実は学生時代、中国史を専攻しましたがどうも清末の込み入った時代は苦手でした。ですが、この本を読んで西太后の人となりはもちろん、あの時代の流れを頭の中で整理することができました。名著です。 時間をおいて再読したいと思います。謝謝!
2018.03.17
『はじめて読む人のローマ史1200年』 ●本村凌二 著 ●祥伝社 ●2014年6月 初版第1刷発行ローマ史に学ぶ ローマの歴史のなかには、人類の経緯すべてが詰まっている(丸山眞男)数ある文明の中で、起承転結をこれほど完璧に見せた歴史はない。 本書は、その1200年間を四つの時代に分け、「なぜ、ローマは大帝国になったのか」など7つのテーマを設けて、歴史の大きな流れとして見ていく。 古代の同時代人から近代のイギリス、現代のアメリカまで、多くの国家・民族がローマ史を探求し、統治に活かしてきた。新たな覇権主義の様相を呈する現在の国際情勢。そのなかで、日本および日本人が進むべき道は何か。その答えは、ローマ史の中にすでに用意されている。(本書紹介文)とても分かりやすく、またこの目で見るようにありありとしたイメージでローマ帝国の成り立ちから滅亡までを概観することができました。時間をおいて後日また読みたい一冊です。ありがとうございました。ブラボー!
2018.02.24
『インカ帝国 太陽と黄金の民族』●カルメン・ベルナン著 ●創元社 ●1991年5月 第1版第1刷発行“神を冒涜する行為にピサロは怒りを爆発させ、何人も触れてはならない太陽の子、インカの手をつかみ、輿から引きずり下そうとした。混乱の中から、ときおり馬のいななきや銃声が響いた・・・”(本文より)ブエナス・タルデス! 先日の「古代アンデス文明展」で興味がわいて、図書館で借りてきました。新大陸の先住民とスペイン人の接触から侵略、破壊、植民地化への歴史、また有名なマチュ・ピチュ遺跡の発見などについて詳しく書かれており、とても興味深い一冊です。おススメ。
2018.01.08
『すごいインド なぜグローバル人材が排出するのか』 ●サンジーヴ・スィンハ 著 ●新潮新書 ●2014年9月 発行 マイクロソフトCEO、ハーバードビジネススクール学長、ドイツ銀行共同CEOなど、世界的組織のトップにインド出身者が座るのはいまや珍しいことではない。世界屈指の「グローバル人材大国」は、どうして誕生したのか。「インド流」は何が優れているのか。同国最高のエリート大学IITを卒業し、日本での起業を選んだ天才コンサルタントが、いま最も注目されているこの国の「すごさ」を徹底解説。(紹介文より) 大変わかりやすく書かれており、これまで以上にインドに対する親近感が沸いてきます。以前から一度インドには行きたいと思っていたので、とても参考になる一冊でした。タンキュー!(いつ行けるのかわかんないけど・・・ね)
2018.01.04
『世界史で読み解く現代ニュース』<宗教編> ●池上 彰・増田ユリヤ 著 ●ポプラ新書 ●2015年6月 第1刷発行 いわゆる「イスラム国」勃興の背後にあるイスラム教、EUに影響を与え続けるキリスト教など、世界中で宗教に関わる争いが繰り返されている。人間の生活に根付くようにして発展した三つの宗教と、その背後を知ることによって、日本人である私たちの考えるべき道が見えてくる。(本書紹介文より) イスラム教・キリスト教、またそれらを生み出すもととなったユダヤ教についてわかりやすく解説してくれています。また、そこから近現代史、さらには現代のニュースをどう理解するかという手がかりを提供してくれています。 一部「それはちがうんじゃねーの?」と個人的に思うところはありますが、三つの宗教の成り立ちや違い、特徴が見えてきます。おススメ。
2017.08.03
『中野京子と読み解く 名画の謎 対決編』●中野京子 著 ●文芸春秋 ●2015年7月 第一刷発行 天才と無名、金持ち父さんと貧乏父さん、国王と殉教者などいろいろな対立するテーマに関する2枚の作品や画家についてのうんちくが語られています。面白くて夜のふけるのも忘れて一気に読んでしまいました。美術はもちろん、歴史の勉強にもなります。おススメ。
2017.05.06
『Before They Pass Away 彼らがいなくなる前に』●ジミー・ネルソン ●パイインターナショナル出版 ●2016年12月 出版世界の少数民族の文化が、地球から消えていくことに危機感を抱き、2009年に部族文化を記録する「BEFORE THEY PASS AWAY」というプロジェクトを立ち上げた、イギリスの写真家ジミー・ネルソンさん。世界各地に存在する少数民族を訪ね、彼らと生活を共にし、彼らを知り、心が通じ合ってから、写真を撮らせてもらったといいます。カメラに収められてきた写真は、驚異的な身体能力の高さで有名なタンザニアのマサイ族や、「ウィッグメン」と呼ばれる、顔を黄色や赤色などにペイントし、自分の髪と鳥の羽などで装飾したウィッグをつけているパプアニューギニアのフリ族、ロシア・シベリア北極地方でトナカイと共に生きるネネツ族など、何世紀も昔の伝統を守り、ありのままに生きている美しい人々です。(朝日新聞デジタル版 紹介文より)ジャンボ!誇り高く、高貴な雰囲気さえ伝わってくる人々の写真集です。とても感銘を受けました。オススメ。
2017.03.12
『井村雅代コーチの 結果を出す力』 あと「1ミリの努力」で限界を超える●井村雅代 著 ●PHP研究所 ●2016年10月 第1版第1刷発行◎結果が出てこそ初めて、がんばった日々も輝く◎「できない」わけがない。「できるまでやる」から◎チームの目標は、中間ではなくトップに合わせる◎ただ叱るだけでは伸びない。「3点セット』で叱る◎チームワークという言葉は、手抜き人間を生み出す◎オリンピックに魔物は棲んでいない 「心の才能」を鍛える熱い言葉が満載 思わず書店で手にとって、気が付いていたら購入していました。非情にシンプルな言葉で、当たり前のことが書かれています。それでいて、力と自信に満ちあふれ、読む者の心に勇気と力を与えてくれる一冊で、私も日ごろの自分の惰弱な心を省みて大いに恥じ入ったことでした。これまでなんども日本のシンクロチームにメダルを取らせてきた井村コーチだからこその言葉だと思いました。オススメです。チェスト!(←自分に気合いを入れるかけ声)
2016.11.20
『八つ墓村』 ●横溝 正史 著 ●角川文庫 ●昭和46年4月 初版発行戦国のころ、三千両の黄金を携えた八人の武者がこの村に落ちのびた。だが、欲に目の眩んだ村人たちは八人を惨殺。その後、不詳の怪異があい次ぎ、以来この村は“八つ墓村”と呼ばれるようになったという。大正×年、落人襲撃の首謀者多治見正左衛門の子孫、要蔵が突然発狂、三十二人の村人を虐殺し、行方不明となる。そして二十数年、謎の連続殺人事件が再びこの村を襲った…。現代ホラー小説の原点ともいうべき、シリーズ最高傑作!! (紹介文より)この小説の映画科された作品は見ていませんが、鉢巻きをしたおじさんが猟銃とか日本刀とかを振り回して暴れるシーンだけ(TVCM?)妙に印象に残ってます。たいへん面白く、たいへん怖い、また人間というものを考えさせられる小説でした。
2016.08.21
『犬神家の一族』 ●横溝 正史 著 ●角川文庫 ●昭和47年6月 初版発行信州財界の一巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、相続人を驚駭(きょうがく)させる条件を課した遺言状を残して永眠した。佐兵衛は正室を持たず、女ばかりの三人の子があったが、それぞれ生母を異にしていた。一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に協力を要請していた顧問弁護士事務所の若林が何者かに殺害される。だが、これは次々と起こる連続殺人事件の発端にすぎなかった!血の系譜を巡る悲劇、日本推理小説史上不朽の名作!(紹介文より) 子どものころ放映された映画「犬神家の一族」を原作で読んでみました。映画も一つひとつのシーンが強烈でしたが、小説もかなり怖い。 下手な怪談よりも、ドキドキさせられました。
2016.08.12
『プロメテウス』 ●ジョン・スペイツ、デイモン・リンデロフ 脚本 ●鈴木 詠崇 訳 ●リンダブックス ●2012年9月第一刷発行 2089年、考古学者エリザベス・ショウはスコットランドの島で3万5000年前の洞窟壁画を発見する。壁画には、謎めいた巨人が描かれていた。エリザベスはこの壁画こそ、地球外に知的生命体が存在する証しであり、巨人こそは人類を創造した“エンジニア”だと確信する。 2093年、宇宙船プロメテウス号は、エリザベスを含む17名を乗せ、巨人が指し示していた未知の星にたどり着く。 エリザベスたちは想像を絶する星の秘密と“人類の起源”の真実に迫っていくのであった。 ご存じリドリー・スコット監督のSF映画の脚本です。映画を先に見たのですが、それに優るとも劣らぬ情景描写でストーリーを再確認することができました。 (映画を原作で読むことはこれまであまりありませんでしたが、ボクが読んだ中で特に秀逸な作品をあげるとすれば『羊たちの沈黙』『クリムゾン・リバー』かなぁ…) 早くも続編が楽しみです。ありがとうございました!謝々!
2016.06.05
『世界を変えた10冊の本』 ●池上 彰 著 ●文春文庫 ●2014年2月 初版 『聖書』の基礎を知ることでみえる歴史の流れとは? 革命の原動力となった『資本論』の理論とは?『コーラン』『種の起源』『アンネの日記』からケインズ、フリードマンの経済書まで、世界史に大きな影響を与えた10冊を池上彰が厳選、その内容と歴史的意義を解き明かす。現在の国際問題や思想の源泉がわかる、現代人、必読の教養書。 (紹介文) 池上さんの考え方にボクは必ずしも賛成というわけではありませんが、学ぶところ多い一冊でした。分かりやすく、面白く解説してくれています。オススメです。
2016.05.05
『この日本で生きる君が知っておくべき「戦後史の学び方」』 -池上彰教授の東工大講義 日本編- ●池上 彰 著 ●文春文庫 ●2015年7月 第1刷 池上さんの座右の銘は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。格差、反日、デフレ、原発と復興、沖縄と安全保障---現代のさまざまな問題は戦後70年の歴史を知らずにはわかりません。自信喪失した日本を変えるために、敗戦から甦った「ほんとうの戦後史」を学びたい人への一冊。大好評、東工大講義シリーズ第二弾です。 (本書紹介文) たいへん分かりやすくかかれています。さすが池上さん! 池上さんが繰り返し説いている、「自国の歴史から学ぶ力をつけよう」大いに同感です。あー、今年はもっと読書したいなぁ…いずれまた読み返してみたい一冊、オススメです。
2016.05.01
『猫ピッチャー』 ●そにしけんじ 作 ●中央公論新社たまにはマンガを…。読売新聞の日曜版に毎週連載されています。思わずニヤニヤしてしまいます。ボクは別に猫好きじゃないですが…いやされます。オススメ。
2016.04.30
『お静かに 父が昼寝をしております』-ユダヤの民話- ●母袋夏生 編訳 ●岩波少年文庫 ●2015年12月 第1刷発行 ユダヤ人は、約二千年のものあいだ、世界各地に散って暮らしてきました。それぞれのユダヤ人社会のなかで語り継がれてきた、とんちやユーモアのきいた民話、ユダヤ教のたとえ話、聖書の「創世記」からの物語など、38編を収めます。 (本書紹介文より)小学生向けとありましたが、大人が読んでも楽しめます。ユダヤの民話らしく、物語の中に教訓や聖書の一句が含まれていますが、特に聖書やユダヤ人の歴史に詳しくない方にも読みやすい一冊です。オススメ。
2016.04.17
『関東 日帰りの山ベスト100』 ■実業之日本社 ■2015年4月初版第一刷発行とても分かりやすく解説してくれています。で、今年登ってみたい山をセレクトしてみました。 ●棒ノ折山(埼玉県) ●二子山(埼玉県) ●両神山(埼玉県) ●榛名山(群馬県) ●大菩薩峠(山梨県) ●大山(神奈川県) ●乾徳山(山梨県)う~ん、特に両神山・乾徳山・二子山は手強そう…。
2016.04.01
『トム・ソーヤーの冒険』 ●マーク・トウェイン 著 ●柴田 元幸 訳 ●新潮文庫 ポリー伯母さんに塀塗りを言いつけられたわんぱく少年のトム・ソーヤー。転んでもタダでは起きぬ彼のこと、いかにも意味ありげに塀を塗ってみせれば皆がぼくにもやらせてとやってきて、林檎も凧もせしめてしまう。ある夜親友のハックと墓場に忍び込んだら・・・・・・殺人事件を目撃!さて彼らは----。ときに社会に皮肉な視線を投げかけつつ、少年時代を生き生きと描く名作を名翻訳家が新訳。(本書紹介文より)子どものころ読んだ物語、トムが、ハックルベリーが、ジョー・ハーパーが、そしてインジャン・ジョーが…とても懐かしく思い出しました。あー、あのころに戻りたい…
2016.02.07
『知らないと恥をかく世界の大問題5』 どうする世界のリーダー? ~新たな東西冷戦~ ●池上 彰 著 ●角川SSC新書 ●2014年5月第1刷発行 プーチン動く! ウクライナ、クリミア問題は世界のパワーバランスに大きな影響を与えた。ロシアVS欧米という対立構造は、かつての「東西冷戦」の再現に見える。世界は再び危険な一歩を大きく踏み出してしまったのか…。世界が抱える大問題を考える際には、国際政治の「地政学」的観点を持つことが大事だ。遠い国の出来事がいずれ日本に大きな影響を与える。めまぐるしく変化する“世界のいま”を俯瞰する大人気シリーズの最新・第5弾。第2次世界大戦以降、最大の大国衝突の危機を池上彰が斬る! (本書紹介文より) とにかく分かりやすい!おもしろい!国際情勢や経済、環境の問題などを理解するのに役立つシリーズです。オススメ。
2015.11.24
『暴力の人類史』 上・下 ●スティーブン・ピンカー 著 ●幾島幸子・塩原通緒 訳 ●青土社 ●2015年2月 第1刷発行 人間とはいったい、なんというキメラなのか。なんという新奇なもの、なんという怪物、なんという混沌、なんという矛盾、なんという驚異であることか。あらゆるものの審判者でありながら愚かなみみずでもあり、真理の保持者でありながら不確実と誤謬の巣窟でもあり、宇宙の栄光でありながら、その屑でもあるとは。 -ブレーズ・パスカル『パンセ』(冒頭に引用されている言葉)- 読売新聞の書評を読んで図書館で予約してみたのですが、手に取ってみると600ページを超える大作でした(上巻だけで)ゲゲゲ…。 で、今上巻だけ読み終えたのですが、かなり重いです。(本の重さも内容も) 有史以来、我々人類がどれほど残虐なことをしてきたのか、どのようにして今の価値観(博愛精神や人道主義など)を育んできたのか、そのプロセスが具体的な数字を交えて次から次へと語られていきます。 読むのにエネルギーが必要です。わけても今年は戦後70年、平和ということ、生きているということのありがたさを改めて考える良い教材でした。 このあと下巻も予約しようと思います。
2015.08.20
『レッド・ドラゴン』 ●トマス・ハリス著 ●小倉多賀志 訳 ●早川書房 ●2002年9月発行 ウィリアム・ブレイクの描くに自らを重ねて残忍な犯行に及ぶ男、ダラハイド。新聞記者を生贄にして不適な挑戦状を叩きつける彼とそれを操ろうと企むレクター博士に、グレアムは翻弄される。だが一人の盲目の女性との出会いを機に、ダラハイドの自我は二つに分裂を始めた。 -------殺人鬼の心の奥底の闇を抉り出すサイコ・サスペンスの最高傑作。ハンニバル誕生秘話を記す著者序文を付した決定版ついに登場(▲紹介文より) 映画化もされた作品です。エドワード・ノートンやアンソニー・ホプキンスの演技が印象的でした。小説も楽しめたのですが、トマス・ハリスと言えば、やはり『羊たちの沈黙』かなぁ…。
2015.08.01
『昔話はなぜ、お爺さんとお婆さんが主役なのか』 ●大塚ひかり 著 ●草思社 ●2015年3月 第1刷発行 「かちかち山」、「桃太郎」、「浦島太郎」などクジラにとってもなじみ深い昔話の数々が、実は残酷な部分を持っていたり、そこから浮かび上がってくる前近代の社会というものがこれまで思われていたようなものとかけ離れていたり・・・。 たいへん興味深く読みました。オススメです。
2015.05.14
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』 ●坪田 信貴 著 ●株式会社KADOKAWA ●2013年12月 初版発行一人の教師との出会いが金髪ギャルとその家族の運命を変えた----投稿サイトSTORYS.JPで60万人が感動した、笑いと涙の実話を全面書き下ろしで、完全版として書籍化。子どもや部下を伸ばしたい教師や管理職に役立つノウハウも満載。「ダメな人間などいないのです。ただ、ダメな指導者がいるだけなのです」 (紹介文より)この本を読んで本当によかった!主人公のがんばりや恩師との師弟関係、母親の愛の深さも素晴らしく、それに感動することも大きかったのですが、それよりも何よりも教師としての自分の姿勢、立ち位置、指導の方法などを大いに見直し、反省、また学ぶことの大きい一冊でした。(一応、学校の教員をしている私クジラです)「おい、おまえ、このままでえーのんか?」とドーンッと胸を突かれた感じでした。人として、教師としてまだまだ道半ばなのだという新たな思い、謙虚な気持ちになる機会を頂戴しました。ありがとうございました。
2015.05.04
『名画で読み解くハプスブルク家12の物語』 ●中野 京子 著 ●光文社 ●2008年8月 初版第1刷発行 スイスの一豪族から大出世、列強のパワーバランスによって偶然ころがりこんだ神聖ローマ帝国皇帝の地位をバネに、以後、約650年にわたり王朝として長命を保ったハプスブルク家、常にヨーロッパ史の中心に身を置きながら、歴史の荒波に翻弄され、その家系を生きる人間たちの運命は激しく揺さぶられ続けた。 血の争いに明け暮れた皇帝、一途に愛を貫いた王妃、政治を顧みず錬金術にはまった王、母に見捨てられた英雄の息子、そして異国の地でギロチンにかけられた王妃・・・。過酷な運命と立ち向かい、また定めのまま従容と散っていったヒーロー、ヒロインたちは、どこまでも魅力的。 彼らを描いた名画に寄り添い、その波瀾万丈の物語をつむぐ。 (本書紹介文より) ボンジュール! ハプスブルク家だけでなく、それに連なる人物やエピソードを分かりやすく、かつ面白く紹介してくれています。これ一冊で13世紀から20世紀にかけてのヨーロッパ史の主な流れの理解に大いに役立ちました。 機会があればまた読み直して、歴史の復習に役立てたい一冊です。オススメ。
2015.05.02