[ココがヘンだよ、日本の女のコ]の記事一覧 | ★フジコの日本脱出計画★

そんなに出会いたいのかな？

週末にGeorgeくんとケンカをした時のことだが、実はそのときは私たち２人だけではなく、彼の同僚のヨーロピアンくんとその友達も一緒にいた。（私たちが日本語と英語でやりあっているのを気づかぬふりをしながら、彼らはフランス語でなごやかに談笑していた）その後さらにその友達２人が合流し、計６人に。それだけいたら、Georgeといつまでも口をきかないわけにもいかない。そんなワケで、大人な私たちは努めて平静を装って会話していたのだった。で、６人でわらわらとバーに行ったのだが、そこでちょっと不思議な光景を見てしまった。バーのスタッフはすべて外国人だったのだが、お客は見事に、白人男性と日本人女性のみだったのだ。日本人女性は全員１人か２人で来ており、２人の場合は席をひとつずつ空けてカウンタに、１人の場合は２人用のテーブルを陣取っている。普通、逆じゃないだろうか？２人組で来たら２人用のテーブルに、１人で来たらカウンタに座るのではなかろうか？なんだか不自然だなーと思ったが、観察しているうちに、すぐに状況がのみこめた。店内のあちこちで白人男性が日本人女性に声をかけており、空席は彼らで埋められていったのである。つまり、彼らが来ることを想定して、席が一つずつ空けられていたというワケだ。こりゃまいった。明らかに、出会いをねらった客ばかりではないか。中でも、在日9か月と言うフレンチ男性は、せっせと女のコたちに（日本語で）声をかけていた。声をかけられた女のコがすぐに携帯を取り出して何やらやっていたので、「顔見知りなのか」と思っていたらヨーロピアンくんが笑って言った。「あいつ常連なんだけど、いっつもああやって新しい女のコの隣に座って、カンタンに電話番号ゲットしちゃうんだよ」えーっ。バーで知り合ってたったの２分で、携帯の番号教えちゃっていいんですかーーーっ？？いや、知り合って２時間たったら教えてもいいとか、そういう基準があるわけじゃないんだけどさ。あまりにもeasyじゃなかろうか。Georgeのやつ、きっと心の中で「ほら見ろ、日本人の女のコはこんなにeasyだ。彼女もきっとyellow cabなんだ」とか思ってるに違いない。…と私が唇をかみしめていたら、隣でGeorgeが叫んだ。「日本に来てまだ9か月なのに、あんなに日本語が上手だなんて！」女のコのeasyさよりも、フレンチ男性の日本語会話能力にショックを受けたらしい。「あんなに素早く返事を返してる！しかもカンサイベンで話しかけられてるのに！」…話せるようになりたかったら、お前さんももっと社交的になって、ガンガン日本人の友達つくらんかい。それにしても、不思議な空間だった。バーやパブで知らない人とおしゃべりするのは私も大好きなのだけれど、そのバーは、みんなでワイワイ話をして盛り上がる、というフレンドリーな雰囲気でもなかったのだ。そんな中で、不自然に白人男性と日本人女性が出会っていく。なんだかなー……

日本人はみなセックス狂？

Exchange partner の Georgeとケンカした。「This country is obsessed with sex. 日本人みんな、セックスのことばかり考えてる。この国はオカシイ」と何度も言われて、かっちーんと来てしまったのだ。彼の言い分は、１）彼の職場の食堂では、たくさんの日本人男性が、ヌード写真が載っている雑誌を読んでいる。２）女のコが着ているTシャツに、しばしばセックスを連想させる英語がプリントされている。…ってことだった。１）に関しては、すぐ反論できた。私は昔、Georgeが働いている団体に所属していたので、彼の職場には女性が極端に少ないことも、そこが閉鎖的な環境であることも知っていたのだ。その職場には宅配ピザを注文することすらできない非社会的な男性がいるぐらいだったから、「食堂でポルノ雑誌を読んでいる男性がいる」と聞いても驚きはしなかった。だから、「それはね、Georgeの職場が特殊なだけだよ。ほかの職場では、普通そんなことあり得ないよ」と反論した。Georgeは何も言い返さずに肩をすくめただけだったけれど、私自身が、思わず心の中で突っ込んでしまった。「電車内でポルノ雑誌やらヌード写真が載ったスポーツ新聞を読んでいる人が多い…ってことは、Georgeの職場の男性はゼンゼン特殊じゃないじゃん！！」公共の場でそういうことができるっていう意識に関しては、どっちも同じだもんね。とほほ。２）に関しては「彼女たちは、英語がわからないから着ているだけ。ヘンな意味があるって知ってたら、着ないよ！」と反論した。けど、今度はこう反論された。「日本人が意味も知らないで英語を使うのは知ってる。でも、love & peace とか against warのメッセージが入ったTシャツはほとんど見たことがない。いつもsexのこと、それもprostituteが言いそうなコトバばかり。つまり、誰かが意図的にsexを売ろうとしているってことだ」…うん、確かに一理ある。Tシャツのまちがいって、言われてみれば、セックスをほのめかすコトバが多い…けど、意地っ張りの私は「ちがうよ！Georgeが気づいたのが、たまたまそういうTシャツだっただけだよ！」と言い張った。そんな反論はちっとも説得力がなくて、むしろ感情的に見えるだけだな、とも思った。けれど、ほかに言い様がなかったのだ。妙な愛国心が働いたのは、「gaijinpot.com」を見て「在日外国人て日本のことこんな風に思ってるのか」と複雑な気持ちになってたからかもしれない。それに、最近、在日外国人の友達から日本社会の欠点についてばかり聞かされて、イイ加減うんざりしてもいた。Georgeはそんな私を気にもせず、挑戦的な目をしてこう言い放った。「Oh yeah? So? 何を言ってもムダだよ。ボクは、この国は狂っていると知ってるんだから。日本人はみんな、頭の中『セックス、セックス、セックス』だ」かっち～ん。意見を持つのは勝手だけど、わざわざ日本人の私にそんな言い方しなくてもよいではないか、Georgeよ。私の生まれ育った国を、私の前でそんなにけなしたいのか？私が悲しくならないとでも思っているのか？それとも、単に議論がしたかっただけなのか？日本人の意見が聞きたかっただけなのか？いやいや、そんなとき彼はいつも、もっと言葉を選びながら私の意見を求めてくる。今日の彼は不思議なくらい挑発的だ。…そうか。プライドの高い彼は、日本での生活が思い通りにいかない苛立ちを、日本人である私にこういう形でぶつけてきているのだ。日本語ができないもどかしさ、友人ができない寂しさ、ガイジン扱いされる居心地の悪さ……　そういう苛立ち、すごーーーくよくわかるけどさ。だからって、そんな形で表すことないんじゃないの？…そんなにイチャモンつけるなら、もう、自分の国に帰りなよ。Georgeだけじゃない。日本に文句ば～っかり言ってるガイジンは、全員、強制退去だ！島国根性と呼ぶなら勝手に呼んでくれ。えーい、鎖国だ、鎖国！私はGeorgeをキッと見据えて、こう言った。「それはGeorgeのprejudiceだよ！日本人はセックスばかり考えてるなんて、日本人の友達もほとんどいないくせによく言えるね。あまりにも短絡的だと思うよ。偏見もたずに、まず理解しようと努めるべきじゃないの？」prejudice、というコトバにGeorgeの顔がさっとこわばった。彼は自分がロジカルであることに誇りを持っているので、「偏見」と言う言葉が逆鱗に触れたのだろう。怒った目をまっすぐに私に向けて、こう言った。「じゃぁ、yellow cabはナゼ？説明してください」…私には何も言えなかった。Georgeは、「それ見ろ」とでも言いたげな顔で私を見ている。yellow cabはほんの一部の人間だけ！と叫びたかったけれど、「ほんの一部」と言える数じゃないからこそ、日本の女のコの代名詞みたいに使われているのだ。本当に「ほんの一部」だったら、在日外国人アンケートで「日本人の女のコはeasy」と答えた人は、４割もいなかったハズだ。きちんと筋道立てて、反論したかった。でも、日本社会を擁護する適切な材料は、私には見つからなかった。そんな自分に、すごく腹が立った。理論武装せねば…

美脚ジーンズのナゾ

John（30代、オセアニア）の疑問。「日本の女のコ、なんであんなピチピチのジーンズはいてるの？」そういえば以前、砂漠キャンプツアーに参加したときも、現地ガイドに聞かれた。「なんで日本の女のコって、キャンプにピチピチのジーンズはいてくるの？暑くないのかな」って。確かにねぇ。砂漠以上に…とは言わないけど異常に暑かった今年の夏も、みんな脚にフィットするジーンズはいてた。あのピチピチさ加減はストッキング並だけど、みんなストッキングのことは「暑苦しい」って文句言うじゃない。肌に密着するから、って。私には、分厚いデニムが汗で肌にはりつく感覚だって相当な苦痛に思えるけど。まぁ実用面はおいといて、ファッション面。「美脚」「美尻」の華麗な売り文句通り、確かにカッコよく着こなしているコもいると思う……んだけど、Johnいわく「野暮ったい！」きっつー。だけど。よーく観察してみると、確かに「お尻が大きい」「脚の線が美しくない」という悩みを持つコには、ピチピチジーンズは向かないんじゃなかろうか。体の線が強調されて欠点が目立つ上に、人力車の車夫（！）みたいに見えたりするもん。個人的には、お尻や脚にコンプレックスを持っているコには、ずどーんと太いジーンズのほうが似合うと思う。背の低いコが丈を詰めてもラインはあまり変わらないし、太ももの線が出ないのでお尻の大きさも目立たない。トップにチビTや短めのキャミを合わせれば、ボディにメリハリがあるように見えてカッコイイし。動くのも楽ちんだし、汗かいてはりつくこともないし、万人にオススメ。…と「ワイドジーンズ万能論」を説くのは、実は私自身、ワイドジーンズ愛用者だからなのです。ずっとタイトフレアー派だったんだけど、海外に行ったときバギー姿のステキなコがあまりに多かったので、ハマってしまいました。私はメリハリのないボディの持ち主なんだけど、それがぜーんぜん気にならないし、脚もすんごく長ーーーく見えるし。そこで調子に乗った私、もう一本ワイドなジーンズを買おうとデパートへ。ところが、どこに行っても見つからない。店員さんに聞いたら「ぴちっとフィットしているジーンズ以外は売ってません。太いジーンズは流行ってませんから」…だそうだ。日本には「流行りもの以外の服は店頭から消える」という傾向があるのを、忘れていました。ピチピチジーンズが流行れば、ピチピチ以外のチョイスがなくなっちゃうのね。日本の女のコがみんなピチピチジーンズをはいてるのは、そういう背景もあるのかもしれない……

古オナラ女の怪

友達が以前、胸に大きく英語が書いてあるTシャツを買った。「OLD FART」「FART」の意味がわかんないけど、デザインがカワイイからいいや。…と彼女は思っていたのだけれど、ある日、なんとなく「FART」を辞書で調べてビックリ。「FART ＝屁（へ）」ってことは「古い屁」と書いたTシャツで街を歩いていたのか！！…と、彼女はショックを受けたそうです。コワイね～。ちなみにFARTには「バカな奴」っていう意味もあるんだけど、どっちにしろイヤだね★そんなことを思い出したのは、Robert（30代・オセアニア出身）がヘンなサイトのことを教えてくれたから。日本の広告や製品に見られる「笑える英語」の写真を集めた「Engrish.com」というサイトがそれ。(www.engrish.com)彼は「笑えるから見てみて～」と言っていたのだが、中には、私の英語力では笑えない（どうまちがってるのか理解できない）のもあった。このサイトのウェブマスターは日本に10年間住んでたらしいんだけど、彼いわく「ヘンな英語は世界中で見られるけれど、すんごい笑えるのは日本に集中している」んだそうだ。悪かったね、ヘンな英語しか使えなくて。でも、彼が「ヘンな英語を使う日本人」を単にバカにしているわけではないことが、FAQを読んでいるうちにわかってきた。たとえば、「日本人はなんでそんなに英語を使おうとするの？正確に使えないのに…」という疑問には「伝達の手段としてではなく、カッコ良く見せるためのデザイン要素として英語を使っているから」と淡々と分析し、「欧米で流行している漢字にだって、同じことが言えるよね」と。確かに、欧米人の妙な入れ墨や漢字Tシャツ、けっこう笑えるよね。例をあげたらキリがないんだけど、たとえば、海外でアイドル登竜門みたいな番組を見ていたときのコト。ブラウン管には、女のコの肩を抱く青年の姿。彼女を愛おしそうに見つめながら「彼女がいたからこそ、オーディションを勝ち抜いてこれた」と語る彼のTシャツには、漢字で「日本人彼女募集中」と書いてあった。ちなみに、一緒にいた彼女は白人だったけどね★そういう「ヘンな日本語」って、ネイティブの私たちにとっては「笑いを共有するいいネタ」になるだけで、「欧米人はバカだよ。わからないくせに日本語つかってやがる」なんてコトまで言う人はあまりいないじゃない？それと同じように、Engrish.comも日本人蔑視の意味は特にないみたい。なので（英語がわかるヒトは）素直に楽しんでください。ちなみにこの「Engrish」というコトバ、日本人が「R」と「L」をよく混同するところから来ているらしい。私も「collect」と「correct」、「flea market」と「free market」はいーーっつも間違えてます（汗）

イエロー・キャブ

手を挙げればカンタンに乗せてくれちゃうアジア人の女のコのことを、yellow cab（黄色いタクシー）と呼ぶ。つまり「尻軽アジア女」ってことだ。しかもこのコトバ、アジア人というより「日本人」限定に使われてる気がする。うーむ。このコトバを教えてくれたEric（30代、オセアニア出身）も、yellow cab乗車経験者。日本の大手英会話スクールで講師をしていた当時は、生徒から「彼女がいてもいいから付き合って」と手紙を渡されたり、通りすがりの女性にストーカーまがいのことをされたりと、モテモテだったらしい。でも、そこまでモテそうに見えないよなぁ…確かに笑うとキュートだけど、100%乗車拒否されないってほどでもないよね。……とじっと顔を見ていたら、私の疑念が見透かされたのか、「まぁ、母国にいると僕は目立たないよ。でも、日本ではハンサム扱いされたんだ。栗色の髪と緑色の瞳がウケたんだと思う」と言って、当時の生徒からもらったラブレターや写真をひっぱりだしてきた。ひょえー。ほんとにモテモテだったんだわ、このヒト。そんで、コレ幸いとyellow cabに乗りまくってたってワケか。当時は彼女いたくせに、サイテーー。女のコたち、なんでこんなヤツでもOKなのよー。「逆に、日本人の女のコが欧米に行くと、目立つでしょう。それでカワイイコ扱いされちゃったりするから、そういうのに慣れてないコはみんなイイ気分になって、yellow cabになっちゃうんじゃない？」うぅ、屈辱的…日本の女のコがそういう評判を受けてるってコトはウワサに聞いてたけど、実際に外国男性の口からリアルな話を聞かされると、かなりへこむ。火のないところに煙は立たないから、事実、そういう女のコは多いんだろうけど…Gerogeくん（20代、北米出身）にこの話をしたら、彼は「yellow cab」というコトバが気に入って大笑い。「へー。short rideはするけどオーナーにはならないってことか。ハハハ」そして彼はふと思い出したように「でもさ」と言って、ニヤニヤした顔になった。「cab driverもイイ思いしてるからいいんじゃない？タクシーの運転手って、慣れない外国人相手に高い乗車賃ふっかけたりするじゃない。それと同じで、女のコも高い食事おごらせたりプレゼント買わせたりしてるのかもよ」なるほどね。需要と供給がバランスとれてるから、いいのか。ん？ホントにそれでいいのか？？？

ダマダマまつ毛のナゾ

Adam（20代、北米出身）の主張。「日本の女のコ、マスカラつけすぎ」彼いわく、「なんであんなにつけるの？化粧のやりすぎはカッコ悪いよ。パーティーじゃないんだから、普段はnaturalでいいじゃない」実はコレ、他の外国人男性からも何度か聞きました。言われてみれば欧米人女性は、普段すっぴんのコが多い。で、パーティーのときだけ異様に気合いを入れる。つまり、メリハリがついているのですね。基本的には私も、Adamに賛成。日本も「普段はすっぴん、特別な時だけしっかりメイク」という傾向になってくれればありがたいのにって思う。だって、毎朝メイクするの面倒なんだもん。みんなもちょっとはメイク控えようよー。せめてアウトドアでのデートのときぐらい、コテコテのパーティーメイクをするのはやめません？？が、しかーし！マスカラに関しては、反論させてくれ。日本人のまつ毛は、マスカラをせずにはいられない悲しいまつ毛なんだもん！長さ・カール力・ボリューム、どれをとっても欧米人とは比べ物にならないぐらい貧相なんだからー。欧米人のまつ毛は、マスカラなんかしなくてもゴージャスだから、いいよね。あれだけのまつ毛があれば、素顔の印象もかなり変わるのになぁ…と思うよ。まつ毛の存在感を少しでも大きくしたい…と祈りをこめながらマスカラを塗る気持ち、わかってくれる？…とはいえ、ダマになってるのは確かにカッコ悪い。私はランコムのマスカラを使ってるけど、気を抜くとすぐダマになっちゃう。ダマを作らずキレイに重ね塗りするコツって、あるのかなー…

内マタのナゾ

Georgeくん（20代,北米出身）の疑問。「なんで日本の女のコって、内マタで歩くコが多いの？」うーむ…実は私も、近ごろ気になっていたのです。歩くときだけでなく、信号待ちで立ち止まっているときや、電車の中で座っているときも、内マタの女のコたち。George「ボクの友達も不思議がってたよ。もっと元気よく歩けばいいのに」フジコ「それはね…（うーん、同じ日本人として彼女たちを擁護せねば…）えーっと」私の苦しい弁解はこういうものでした。「着物を着ると内マタのほうがキレイに見えるから、日本人女性は伝統的に内マタなの」Georgeは首をかしげながら、「でも彼女たち、キモノじゃなくてジーンズはいてるよ…」とぼやいておりました。どなたか、内マタが流行っている理由をご存じありませんか？？