★フジコの日本脱出計画★

[フジコ＆ガイジンさん交友録] カテゴリの記事

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• ペルシャ語を使っちゃった☆

  先月「ペルシャ語文法書」を買ったら、いろんな人に「ペルシャ語なんて、使う機会あるの？」と突っ込まれましたが…先週末、ペルシャ語を使う機会があったんだよね～うふふ。Georgeの同僚さんたち＋その友達数人と飲みに行ったんだけどそのうちの一人が、なんとイラン出身だったのです。（ちなみに、Persian = Farsi = Iranian。念のため）さっそく「Salaam（ペルシャ語でこんにちは）」と言ったら、向こうもビックリしてました。えらそうに「ペルシャ語を使った」と言っておきながら実際に使ったのは、その一言だけなんだけど★だって私、「こんにちは」しか覚えてなかったし彼女、英語も日本語もペラペラだったんだもーん。あまりに嬉しかったので、彼女におねだりしてペルシャ語で私の名前を書いてもらいました。右から左へと流れるように書かれていくミミズ文字！ネイティブの実演（？）は、やっぱりスゴ～イ！！興奮して、ひとりでキャーキャー騒いじゃいました。とってもフレンドリーで優しいいい子だったので、さっそくメールアドレスを交換。今後もペルシャ語を教えてもらうことになりました。わ～い！ペルシャ語学習へのモチベーションが、ちょっとだけアップ♪（ちょっとだけ。だって、文字が難しいんだもん…）

  April 4, 2005

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• George、反抗期を卒業

  今日、男性に「あなたのことが大切です」と告げられた。…というとちょっとロマンチックじゃないですか？でもこんな直接的な表現を使うのは、情熱の証ではなく、日本語初級者Georgeによる発言だからなのでした。しかもそのあとに「日本語の勉強のためではなく、友達として大切です」という一文が追加されたので、ロマンチックな意味合いはゼロ。でも！それでも！面と向かって「友達として大切」と言われると、やっぱりウレシイじゃないですか。しかもそれを言ったのが一度ケンカして疎遠になってた相手だと、なおさらウレシイじゃないですか。This is the beginning of a beautiful friendship. ですよ。しかも最近あの子ったらいろんな表情をするようになって、話しかけるとこっちを見て笑ったりするのよ～…というと母親が赤ん坊の成長自慢をしているようだけど、ホントに母親の気分。だって、初めて会った頃はいつも無表情で、何考えてるかわからなかったんだもん。それが今は、表情も態度も柔らかくなって何でもしゃべってくれるようになって…まるで反抗期を過ぎた息子みたい。今日もニコニコしながら「日本が大好きです。日本語を勉強するのも楽しいです」だって！なんて優等生的な発言！模範例として、全国の在日外国人に聞かせてあげたいわ。あまりの変わりっぷりに驚いたので「George、変わったねぇ。いつもつまらなさそうだったのに。それに日本の文句ばっかり言ってたから、実は私Georgeのことムカついてたんだよ」と正直に言ったら「フジコがボクにムカついてるのは知ってた。それに、前は日本語がしゃべれなかったから、つまらなさそうに見えたと思う。でも今は、少ししゃべれるようになってきた。職場の外に、友達もできた。だから楽しい。日本にいたいです」だって。うんうん、わかる気がする。言葉の通じない外国に住むと、誰にでもそういう山や谷が少なからずあるんだろうね。最初は言葉が通じないし友達もいないから、不満も増えるし表情までかたくなる。そうなるとマイナスのオーラが漂い出すからよけいに人から話しかけられなくなって、悪循環に陥る。でも言葉が通じ出すと、とたんに世界が広がった気がして色んなことが楽しくなって、表情もイキイキしてくる。そしたら何もかもがうまく回り始めたりする。Georgeがこのまま、良い流れにのっていきますように。

  December 11, 2004

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• 敬老の日なので

  祖父母に「敬老の日」のプレゼントを渡しに行ったら、「こんないいもんもらえるなんて、生きてて良かったわ～。ねぇ、おじいさん？」「ホントにな～。死んだら線香一本しかもらえんかったかもしれんしなぁ」と言いながら喜んでくれた。私の祖父母は昔から「いつ死ぬかわからんからどーのこーの」「あ～、これでいつ死んでもいい」などと常に「死」を意識しているようなことを言う。幼い頃はそんなことを言われるたびに祖父母の死を想像して胸が痛んだものだが、10年以上そんなセリフを聞き続けていると、「また始まった」ぐらいにしか思わないようになった。でも、今日はちょっと複雑な思いで、祖父母の言葉を受け止めた。昨晩、アメリカ人の友人から「祖母が末期ガンだと告知された」というメールが入ったのだ。「大好きな祖母が苦しみながら亡くなっていくことを思うと、本当に辛い。　私が彼女のためにしてあげられることは、どんなに愛しているか、伝え続けることぐらいです。　でも、娘の死を看取らなければならない曾祖母のことを思うと、涙が止まりません。　祖母の話を始めると泣いてしまうので家族以外にはまだ黙っているけど、　遠く離れた日本にいるフジコには聞いてもらおうと思って、メールを書きました」…ため息が出た。重い気分で過ごしている彼女を何とか慰めたいと思うけれど、こんなとき英語で何と言えばいいのか、私にはさっぱりわからないのだ。「切符をください」「コーヒーを飲みたい」「道を教えてください」といったような、自分の要求を表すことならカンタンに言えるくせに、人を元気づけるための英語は何一つ知らないのだ、私は。とはいえ、こう言う状況でのコミュニケーションは、日本語でもとても難しいと思う。結局、言葉うんぬんの問題じゃないんだろう。むしろ言葉がなくても、肩を抱いてあげたり、背中をさすってあげたりすることで伝わることのほうが大きいのかもしれない、と思う。でも遠く離れている限り、言葉でのコミュニケーションに頼るしかないのだ。下手な英語でも、思っていることを正直に書いて、精いっぱい気持ちを伝えたいと思う。はぁ～。敬老の日とは違う話になってしまったけれど、おじいちゃんおばあちゃん、どうか、元気で長生きしてください…

  September 20, 2004

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• エクスチェンジ・レッスン

  Exchange partner のGeorgeは、基本会話だけなら５か国語以上しゃべれる。日本語だって、半年前に勉強し始めたばかりとは思えないほど、ペラペラしゃべる。ひらがなカタカナだってカンペキに書ける。彼は、good linguist なのだ。問題は、linguist と conversationalist はイコールじゃないってコト。最近、つらいのだ。彼とのExchange Lessonが。私と彼との間には、相容れない点がたくさんある。たとえば、彼は移動中に話をするのが嫌いだ。歩いている時は、ほとんど口をきかない。ところが私は、歩きながら話をするのが大好きなのだ。そこでつい話しかけてしまうのだが、彼は歩きながら話せないので、その場に止まってしまう。止まったまましばらく考えて、返事をする。返事を終えると、また黙って歩き出す。また、私はヒトと一緒に食事をするときは、料理の感想を話し合う（＆そこから話を発展させる）のが大好きだ。たとえば、「ねぇねぇ、このピッツァ食べてみて。パリパリしてておいしいよ。チーズもたっぷりのってるし」「ほんとだ、おいしいねぇ。昔、ナポリの食堂で食べたピッツァみたいだ。そのお店では、生地がこんな風に何たらかんたらどーのこーの」「へー、おもしろいねぇ。ナポリって行ったことないけど、あーだこーだ」「なんだかんだ」…というような会話があると、食事の時間がいっそう楽しくなる。単に「おいしいモノを食べる」ことよりも、「誰かと食体験を共有する」ということこそが大切だと、私は思うのだ。もちろん、うんちくをだらだら語られたり、料理の文句ばかり言われると、興ざめだ。しかしGeorgeくんの場合は、うんちくも文句も言わない。うんちくどころか文句どころか、そもそも、食事中は会話自体がほとんどないのだ。「George、このパスタおいしいよ♪ 手打ちの麺を使ってるんだって。食べてみる？」「いらない」「そう……えーと、Georgeは自炊してるんだよね。普段どんな料理つくるの？」「つくらない」「あっそう……えーと……」「……」料理ネタは、以上終了。仕方がないので、話のネタを必死に探す。ネタがつきたら、場が持たないので「どっか行こうか？」と店を出る。店を出て歩き出したら、Georgeはまた次の目的地に着くまで黙ってしまう。放っておいたら、30分ぐらい平気で黙り続ける。…ハッキリ言ってつまらない。いや、つまらないのは仕方ないかもしれない。だって私たちの目的は、友情を深めることではないのだ。お互いの言語学習を助け合うことなのだ。……あれ？そしたらよけいに、黙ってたらダメじゃん。しゃべってこそ目的を達成できるのでは？そんなわけで先日、つい、言ってしまった。「George、いつもあまりしゃべらないね。なんかしゃべろうよ！」「ボクはseriousでquietなオトコなんだ…」「（はいーっ？？）せっかくExchange lesson してるのに、黙ってたら練習にならないよ」「フジコが日本語しゃべり続けてくれれば、ヒアリングの練習になるからいい」「何いってんの！？意味ないからもうやめる？」「No! このmeetingやめたら、ボクには日本語をしゃべる機会がまったくない。このmeetingとても重要！」…そこまで本気なら、もうちょっと気合い入れてしゃべらんかい。彼は悪い人じゃないし、観察していると面白い。けど、会話の相手としてはとってもつまらない。仮に彼が日本語ペラペラだったとしても、私が英語ペラペラだったとしても、私は彼との会話を楽しめはしないだろう。それは「日本ができる」「英語ができる」というのを超えた問題なのだ。Georgeとは、もう会わない気がする……

  September 17, 2004

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• えっちなゲーム？

  Georgeくんはバックギャモンがお好き。私は見たことも触ったこともないので、どんなゲームなのか、彼に聞いてみた。彼の説明によると、「コレは、２人きりでやるゲームで……」うーむ。単に「２人でやる」ではなく「２人きりでやる」というところが、日本語として微妙。ちょっとロマンチックなゲームみたいに聞こえるぞ。「ヤルと、子どもができる」はっ？何のことですか？ 一体どんなゲームなの？「…まちがえた。子どもも、ヤルことができる。カンタンだから」あー、ビックリした。（赤面）

  September 9, 2004

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• アニマニア in Sydney

  オーストラリアの若者、Danielくんからメールが来た。彼と知り合ったきっかけは、私の英語日記（現在、更新休止中）を見た彼が「日本文化をもっと知りたい」とメールをくれたこと。それ以来たま～にメールを交換している。お互い面識はないが、彼が相当な日本フリークであることは、メールの内容からわかる。特に彼は、日本のアニメが大大大だ～い好きの様子。はっきり言って「アニメオタク」だ。今回のメールでは、10月にシドニーで行われるアニメ・イベントのことが熱く語られていた。その名も「アニマニア」。（http://animania.auroraevents.com.au）私はアニメが好きではないので（トイ・ストーリーとかモンスターズ・インクとかは好きだけど）「理解できん」と思いながらサイトを見ていたのだが、ちょっと気になる記述があった。In Japan, karaoke is regularly associated with anime. Songs from anime soundtracks regularly appear in Japanese pop charts and are favourites to sing at karaoke in Japan.…ほんまか？カラオケでアニメソング歌う人なんて、私の周りにはそんなにいないけど？？そーいや昔、「踊るぽんぽこりん」を歌う人がいたような気もするが。まぁ、とにもかくにもそういう理由で、このアニメ・イベントではカラオケ大会も開かれるのだそうだ。日本のアニメソングを熱唱するオーストラリア人の姿…というのはなかなか想像しがたいけど★彼によると、イベント２日間で参加者数10,000人が予想されているのだとか。「シドニーに秋葉原出現」って感じだろうか…

  September 7, 2004

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• イエロー・フィーバー

  yellow fever…といっても、黄熱病ではありません。これはエクスチェンジ・パートナーのGeorgeくん（20代、北米出身）が教えてくれたコトバなんだけど、「アメリカ人の友達で、日中韓の女のコに目がないヤツがいるんだ。yellowだっていうだけで可愛く見えちゃうんだよ、そいつには。だからよく『yellow fever』って言ってからかったもんさ」つまり、黄色人種の女のコに熱を上げている白人をからかうコトバなんだって。George「yellow feverにかかってるヤツが選ぶ女のコはさ、たいてい可愛くないんだ。アジア人が可愛くないって言ってるんじゃないよ。可愛いアジアの女のコはいっぱいいるのに、なぜかそいつ、いつも不細工なコと付き合ってたんだ」フジコ「ふーん。なんでだろうね。日本には白人男性に弱い女のコが多いんだけど、それに似てるね。白人なら誰でもカッコ良く見えちゃうんだって。『white fever』っていうのかなぁ？」George「フジコもwhite fever？」フジコ「まさか。人種は関係ないよ。それより大切なものがあるじゃない」私が自分の胸をトントンとたたいてみせると、彼は「Yeah, personality.」とつぶやいて、大きくうなずいた。それにしても、Georgeくんのpersonalityは、私には未だにつかめない。英語（早口の米語）しゃべるときと日本語（ですます調）しゃべるときで、あまりにもキャラが違って見えるんだもん。そういえば彼、珍しくその日は、ずっと英語でしゃべってた。普段よりリラックスして見えたのは、そのせいか。フジコ「でも青い目ってwhite feverのコに人気があるから、Georgeはモテるでしょ」一瞬きょとんとしたGeorge、恥ずかしそうに下を向いて日本語で一言。「イイエ、まだ、これからデス」↑↑おいおい、どういう意味やねん。「これから」って。やっぱりナゾだ、George……

  September 6, 2004

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• 異言語間しりとり・その2

  （その１からのつづき）…とはいえ、目をキラキラさせて「初しりとり」に取り組んでいるGeorgeに「もうやめよう」と言うのも忍びない。えーい、「す」から始めちゃえ！☆フジコ: stadium★George : m、m、みます☆フ: す、supermarket★G : t、たかい☆フ: い、internet★G : t、とおいこれって「しりとり」として成り立っているのか？ とワタシが首をかしげていると、Georgeも首をかしげて★G: Well… 『す』と『い』で終わるコトバばかり…確かに「ですます調」と形容詞だけで「しりとり」してたら、そうなるわな☆☆フ；OK, then, 次から名詞だけでやろう。い…「image」ふむ、「イメージ」だから「じ」？いや「e」で終わってるから、次は「え」から始まるコトバかな？？？★G: …げいじゅつ「image」の次が「芸術」？一瞬面食らっていると、彼も頭を抱えてうめき声をあげた。☆フ: な、なに？What's wrong?★G: ゲイジュツ！…ツ…ツー！そんな音で始まる英語はありません！…Georgeがあまりに悲愴な顔をするので、「しりとり」はそこで打ち切りに。内心、ほっとした。●後日談●今日、ふと思い出して「tsu」で始まるコトバを調べてみました。英和辞典で。そしたら、たった一つだけあったのです！それは「tsunami」…って、語源ニホンゴやんけ！

  August 27, 2004

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• 異言語間しりとり・その１

  先日、日本語を勉強中のGeorgeくん（20代、北米出身）と「しりとり」をした。彼と知り合ったのは、エクスチェンジ・レッスンがきっかけ。お互いの勉強のためにできるだけ毎週会うようにしているけれど、私にとっては、まだまだナゾの人物だったりする。その日も一緒にランチを食べながら日本語を勉強していたのだが、とうとう話題がつきてしまい、場をもたすための苦肉の策が「しりとり」だったというワケ。ちなみにエクスチェンジ・レッスンとは…お互いの母国語を教え合うコト。つまり、フジコが日本語をGeorgeに教えるかわりに、Georgeはフジコに英語を教えるのです。物々交換のようなこのシステム、お金が発生しないし友達もできるし、一石二鳥でオススメ。☆フジコ（以下、フ）: This game might help you to increase your vocabulary. (このゲーム、ボキャを増やすのに役立つと思うよ）★George（以下、G）: じゃあ ボクはニホンゴで、フジコはEnglishでやりましょう。…日本語と英語でしりとり？ ちょっとややこしいけど、まぁいいか。☆フ: You go first.（あなたからどうぞ）★G : OK...「たべます」いきなり動詞、しかも「ですます調」できたか！まぁいいや、しりとり初挑戦だし、大目にみよう。☆フ: す…straight★G : Ah...（しばし沈黙）um...Georgeは苦悩の表情を浮かべ、うめき声をあげた。あれれ、「ト」はそんなに難しくないのに。トマトとか鳥とか、カンタンな言葉いっぱいあるじゃん。しかしGeorgeはテーブルの上に肘をつき、頭を抱えたまま固まっている。周りに座っている人たちも、彼のものすごい深刻そうな様子に気付いてチラチラこっちを伺っている。うーむ、別れ話してるカップルだと思われているのかもしれない…。まさか「しりとりをやっていて『ト』で始まるコトバを探しているだけ」とは思わんだろうなぁ…しばらくしくて「Oh! Yeah!」と叫んでガバッと顔を上げたGeorgeくん。目をキラキラさせながら、得意げに叫んだ。★G: てつだいます！おいおい。なんで「て」？「straight」は「ト」で終わるんじゃないの？一瞬後、気付いた。カタカナで考えてないんだ、この人。「t」で終わってるから「t」で始まる「tetsudai-masu」でいいってワケなのだ。なるほど。じゃあ私も「u」で始めるべき？ いやいや、そんなことしたら母音しか使えなくなっちゃうぞ。あぁややこしい。私は少し、しりとりを始めたことを後悔していた。（その２につづく）

  August 26, 2004

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