ハイド&シークm(__)m
今日、ハイド・アンド・シークを見に行って来ました。あの、ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニング出演の映画です。 最初は何がなんだかわからないし、しかも、ダコタの土気色で目を見開いた無表情な人形みたいな顔が気味が悪くて仕方ありませんでした。何がなんだかわからないものに怯えるというのが一番怖いですね・・・・。「なんでこうなるの~?!」「おばけがいるの~?」って思いながら見ているときは怖かったです。しかし、後半、種が明かされてからは、「えーっと、ダコタがこの時こう言ったのはどういう意味だったのかしら?」「一体、誰に向けて、あのセリフを言ったのかしら?」と、その前の設定やら、ダコタの心理、お父さんの心理や状況に気が向いてしまい、怖がるヒマはなくなってしまいました。 どんでん返しは面白いとしても、なんだか全体的に設定が腑に落ちない話だなあと思います。あそこまで深い心理的意図があるなら、そこを単なるどんでん返しに使わずに、もう少し工夫して深みのある作品にしてほしかったです。 途中、ダコタが「私を信じて!!私は本当に何もしていないのよ!!」と父親に訴えるシーンがあり、そのシーンのカメラワークが少し他のシーンと違っていたのとそのシーンでダコタの姿が妙な大写しになったのは一体なぜなのだろう・・・とあとまで考えていたのですが、今考えると、そのシーンのダコタのセリフはきっと観客の私たちに向けて投げかけられたものなのだろうと思います。 まあ、怖がりたいなら、いいかも知れません。デニーロもダコタも演技うまいですし。演技は本当に見ものです。 しかし、腑に落ちないというのはちょっといけてなかったのか、「腑に落ちる作品を見たい!!」といって、夫は今、「スターウォーズ」のDVDを見ています。ま、単純な作品が一番いいってことでしょうか?しかし、うるさいっちゅうの!!