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カテゴリ:からだ
夫が小学校2年生のとき、階段から落ちて腕の骨にひびが入りました。
町の整形外科病院で治療を受け、ギブスをはめました。ギブスを外し、 もう治ったということで、そのときはそんなものだと思っていました。 5年ほどして、どうも肘が痛むし形が変だということで、別の病院で 診てもらったところ、肘が脱臼したままで固まっているということが わかりました。最初の治療をした病院で、レントゲンも撮っているのに、 脱臼に気がつかなかったということになります。 (信じられないですよね、整形外科なのに・・・) そこで、もう一度最初の病院に診てもらいにいったところ、数年前に 火事があって、カルテが「全て」燃えてしまっているので、 「わかりません」という答えだった。 (これも信じられないですよね、全部のカルテが燃えるっていうの) 別の病院で事情を話して診察してもらった結果、成長期に曲がった 状態で固まっているので、手術をするとなると、人工関節を入れる ことになり、かえって肘が曲がらなくなる恐れがある。痛くて日常 生活にさしさわるのでなければ、このままにしておく方が良い、と 言われたのだそうです。 それっきり。そんなものだと思って20年以上が経ちました。 夫は、ここ5年ほど手首の痛みに悩まされています。仕事で重い物 も運ぶし、電動ドリルを使ったりするので、職業病の腱鞘炎だと 思っていました。 病院へ行っても、整体に行っても、治りませんでした。 ひどく痛むときは、わたしがマッサージをするのですが、いろいろ 試してみるうちに、あることが判明しました。 肘の筋を押さえると、手首の痛みが止まるのです。 ねじ曲がった肘を元にもどす方向に筋を押さえると、手首の痛みが ピタリととまる。肘を押さえながら手首と手のひらをマッサージする と、とても楽だというのです。 「これって、医療ミスだよね。」 「今もその病院、あるの?」 「一度つぶれかけたけど、今でもあるよ」 「お宅の病院の責任ですって言って、どうにかしてもらえないの?」 「いや、あんな病院、行きたくないよ」 そんな話をしたついでに、ちょっと調べてみました。 医療過誤の法的責任は、一般の診察では3年、手術などの場合は 20年だそうです。もう20年以上経っています。時効ですね。 第一、20年以上前、医療ミスで訴えるなんて、そんな話はほとんど ありませんでしたよね。患者はみんな泣き寝入りでした。 今さらどうなるという話ではないのですが、もしも病院の診断や治療、 もらった薬などで疑問があったら、早めに解決するように努力しようと 思いました。後になって後悔しても手遅れです。自分の身体は自分で 守るしかないんですから。 さて、この肘を診てもらいに、どこの病院に行ったらいいんでしょう。 その後、医療の進歩で画期的な手術法が確立されているでしょうか。 腹式呼吸11日目、かろうじて継続中 ^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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