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テーマ:熱帯魚&水草の話(1152)
カテゴリ:ことばのスナップ
夫婦揃っての趣味で、グッピー(小さい熱帯魚)をたくさん飼っています。
グッピーは、ちゃんと世話していれば、どんどん殖えます。 気が付くと水槽に入りきれないほどになって困ることになります。 そこで、ときどき「もらってぇ~~」と言って、友だちにあげたり、 グッピー仲間に送ったり、幼稚園に持っていったりします。 夫のウェブサイトで「里親募集」という形で、もらい手を募集する こともあります。 すると、募集が終わった後で、1人2人と、こんなメールが来ます。 「○○(種類)グッピーが欲しかったのですが、里親募集が終わって いました。なんとか譲ってもらえませんか。」 こういうメールに毎回応えるのが大変だから、サイトで募集するわけで、 その辺のところは全く解ってもらえないようです。 そして、特に多いのが、こういうメールです。 「わたしは学生で、良いグッピーが欲しいのだけれどお金がありません。 無料で譲ってください。」 わたしは、グッピーを売って商売をしているわけではないので、この人 なら大事にしてくれるだろうと思う人には喜んで差し上げたいです。 でもね、 こういうメールを送って来る人のほとんどは、「ください」と言いながら 自分の本名さえメールに書いて来ないのです。 今までどんなグッピーを飼って来て、どんなグッピーが好きで、どういう 風に探したけれど手に入らない・・・とか、初めてグッピーを飼うので これだけ調べてこれだけ準備した・・・とか、そういうことは書いてあり ません。 自己紹介は「学生です」これだけ。 自分は学生だ =お金がない =ただで「くれ」と言っても失礼にならない 頭の中がそういう図式なんでしょうか? たぶん、あなたの小遣いのほうが、わたしの小遣いより多いですよ(苦笑) メールはとても便利です。 でも、顔が見えないからこそ、相手の気持ちを考える、自分の姿を誠実に 伝える、それが大事だと思うのです。 きょうも、 「学生です。○○グッピーが欲しくて探したけれど、近所では売って いませんでした。1ペア(2匹)だけでいいので、無償で譲ってくだ さい。大事にします。お返事待っています。」 そういうメールが届きました。 同じメールを、たくさんの人に送って「ただでもらえたらラッキ~」と 思っているだけの人かもしれない。最悪な場合を考えると「売っていま せんでした」というのもウソで、無料でもらったグッピーをオークション で売ろうという輩かもしれません。 ネットの世界は相手の顔が見えないので、いろいろな可能性があります。 考えても判らないことなので、考えません。 だから、普通なら 「次回の里親募集でぜひ応募してください。」 というパターンで返事を書くだけのところなんです。 でも、今日はなんとなく続きを書いてしまいました。 「学生です」という自己紹介に過剰反応したのかもしれません。 「名前も住所も、飼育経験も、飼育環境も、何も教えてくれない人に、 あなたが大事に育てたグッピーを譲りたいとは思わないでしょう?」 ああ、いやみだな、余計なお世話だ、教師病かな、などと思いつつ、 書いてしまいました。 ひょっとしたら、わたしのおせっかいなメールで、「ああ、そうか」と 解ってくれるかもしれない。 もちろん、「へっ、なんだコイツ、ムカツク!」 と思うだけかもしれないんですけどね。 ================================= 腹式呼吸27日目。続いています。オドロキだぁ~~(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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