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テーマ:ひとりごと(15376)
カテゴリ:ことばのスナップ
きのうの日記で、ピアノを習っていたころのことを思い出したので、
つい、なんとなく、自分の初恋を思い出してしまった。 小学校5年生のリトルじな♪は、同じピアノ教室に通う大学生に 恋していたのでした。 そのお話は・・・ナイショ。 「初恋」という言葉で思い出すのが、高校の音楽の教科書に 載っていた歌曲「初恋」のメロディー。 石川啄木作詞 越谷達之助作曲 【メロディー⇒ http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/hatsukoi.html】 オペラ歌手でもあった音楽の先生は、その短い歌曲を期末テストの 課題に指定した。 そして、まず自分で朗々と歌ってきかせた。 しみじみとした味わいのある歌だった。 歌い終わると、ちょっといたずらっぽい目をしてこう言った。 「この、”はつこぉ~いの いたみぃ~を~”というところ、 わたしが歌えば、今のようになります。何十年も前のことですからね。 でも、あなたたちが歌うときには、もっと、もっと、 突き刺さるような痛みを感じるはずよね。 若いあなたたちの歌を楽しみにしていますよ。」 このとき私は初めて、「表現する」ということの意味を直感的に 理解したような気がした。 もちろん、期末テストでは、小学校5年生の自分を「遠く」思い 出しながら、この歌を歌った。痛かった・・・と思う。 そして、今、もし今この歌を歌うとすれば・・・ 本当に遠いとぉ~い思い出を、どんな風に歌うだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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