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テーマ:受験シーズン(578)
カテゴリ:テスト
「先生~~~、いよいよあさってなんですぅ・・・
どうしたらいいでしょう?」 心細げな顔でやってくる高3、ついプッと噴出したくなるのはナイショ。 あさっての本番を控えて、どうしたら?と言われてもね(笑) でも、ここで笑ったらプロじゃない、と自分では思っています。 「お守りを忘れないようにね。」 「はい」 「それから、試験会場の天井が何色か、ちゃんと見てきてね。」 「はぁ?」 「何色っていっても、こことおんなじかもしれないから、そうねえ、 新しかったとか、20年ものだったとか、70年もので薄汚れてたとか、 そのへんを見てきて、必ず教えてね。」 わたしの「天井を見てきて」という話を知っている生徒が、そばでククク なんて笑っているのだけれど、言われた当人はキョトンとしたままで、 何の話かわからないでいる。 「ああ、ついでに、窓の形も見てきてね。」 「窓、ですか?みんな四角いんじゃ・・・?」 そこで初めてタネあかし。 「あのね、テストが始まる直前に、『天井を見て来いって言ってたな』って、 思い出してほしいわけ。 天井を見てごらんなさい。わかる?上を見るとね、首から肩にかけての緊張が ほぐれるのよ。ね?天井を見るのを忘れないでってみんなに言うのは、緊張 しすぎないためのおまじないなの。」 「ああ~~~・・・・・」 もちろん、天井を見上げることと同じくらい、わたしの顔を思い出す ことで緊張がほぐれるという計算があるわけだけれど、そこまで 細かく説明はしない。 「天井と窓、忘れないでね(笑)」 これが、受験生を送り出すわたしのお約束の言葉。 「がんばれぇ~~~」とは一味ちがって、けっこう効果があるんですよ。 それにしても、また「天井と窓」の季節が来たんだなぁ~~ そういえば、ずいぶん寒くなったし・・・ みんな、風邪だけは引かずにテストを受けてほしいな。 テストの前の晩、どうしても眠れない子には、なんて言ってあげたら いいかなぁ・・・ エトセトラえとせとら・・・そういう季節です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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