コドモの頑張り
今年の夏休みから一人で児童センターに行くようになりそこでの遊びが楽しくて仕方のない様子のかい。 お盆休みに入り、児童センターは休館となってまた夫も在宅していることから家での生活中心となりました。 私たち大人もそうですが、コドモといえども、がっつり親と密な時間を過ごして自分が良くも悪くも親にガミガミ言われる生活を過ごせばストレスも溜まっていくようで。 夏休みの宿題となっているドリルこそ、自分で広げてやりだすものの一問解いてはぼんやり二問解いては他事をやりだす始末で、集中して取り組めば多分30分程で終わるものが全くもって遅々として進まず、リコーダーの練習に至っては初日にピーピー吹いただけであとはもうさっぱり・・(呆)。 そんな状態なので、盆明けから早めのラストスパートをかけさせようと試みているのですが、焦るのは母ばかりで本人は相変わらずのんびりぼんやりそしてたまに逆ギレ。 夏休みをとおして勃発する親子バトルにかいも嫌気がさしているようで「ウチにいてもツマらんなぁ」と口にするようになって、このところまたもや「児童センターに遊びに行きたい!」と言うようになりました。 遊びにいくのは構わないのだけど、やるべきコトはきっちりやってからでないと行かせられないということを、昨日こんこんと説教がてら言い聞かせました。 早朝のラジオ体操も毎日起こすんだけど「眠い。行かない」と、8月に入ってから二回くらいしか行ってなくて。 放っておくと、いつまででも寝ているので遅い時間から起き出してドリルをダラダラやりだすとお昼を過ぎてもまだ終わる気配がなくて、そんな毎日では児童センターに遊びに行く時間なんて有り得ません。 そういうことを本人に話すと、さすがに納得したようで、明日は早起きして勉強をやる!と言い出しました。 3時くらいに起きて、ラジオ体操に行くまでに勉強を済ませて、それで体操に行って帰ってきたらもうやることないから遊びに行ってもいいでしょ?とのたまう。 3時って、アンタ・・・。 もう極端なコトしか言い出さないので、起きられっこないし、ハイハイ、そーです、だから頑張らないと!とテキトーに相槌をうっていつもよりも早目に布団に入りました。 で。 夜中に物音でふと目が覚めるとかいが起きてそっと部屋を出て行くところを発見。 手元の時計を見ると午前3時18分! まぢですか!? そっとリビングを覗いてみると、暗闇の中でごそごそノートとドリルを取り出してテーブルの上で広げている様子。 電気をつければいいのに、どうやら隣の部屋で寝ている母と弟を気遣ってつけないでいる模様。 だけど、字が何も見えないからカーテンを開けて外からの明かりで何とかしようとしている様子。 蛍の光、窓の雪、という感じ。 それでも(当たり前だけど)何も見えなくてさすがに眠いようで、その場でゴロンと横になりそのまま寝ちゃうのか、どうするのかと私もどうしていいやらわからず隙間から覗き見。 気を取り直して起き出して、ノートに向かうんだけど、やっぱり文字が見えずまた横になって伸びをしたりして、それでもまたドリルを広げたりと諦める様子はないようで。 ずっと覗き見をしながら、まだこんな時間だしもうやめな、と声をかけるべきかそれともこのまま見守ってやるべきか逡巡しましたが、やる気があってもとにかくあんなに暗いんじゃ何も出来ないので、思い切ってリビングに入りました。 かいは私にすぐ気がついて、「電気つけないと見えないんだけど、 つけてもいいのかわからなくってさぁ」というので、目が悪くなっちゃうからつけていいんだよ、と言ってやりました。 そこで、まだこんな時間だしこのまま続けるのかそれとも寝てもいいんだけど?というと、頑張ってやる、というので、お母さんは寝るけどいい?と聞くと いいよ、ボクは終わるまでやってるから、 そんで終わったら、ラジオ体操行って、 体操から帰って朝ごはん食べたら児童センター行ってもいい?というので、じゃあ頑張りな、といって私は布団に戻りました。 布団に入っても寝られなくて、また時々そっと戸を開けて覗き見したりしてましたが、かいは頑張って勉強をしているようでした。 そのうちに眠くなってウトウトしていたらかいが部屋に入ってきて、終わったのか聞いたら終わったけど、まだラジオ体操までに時間があるから少し寝てもいい?と聞くので、いいよ、寝なよ、と声をかけました。 ラジオ体操の時間になったら起こしてね、と言われたのですが、なにぶんこちらも深夜に起こされた身なので、目覚ましをかけたにも関わらず寝過ごし(汗)、かいをラジオ体操に行かせてあげられませんでした。 かいは8時前くらいに起きてきて、あれっ、ラジオ体操は・・?というので、お母さんの寝坊で起こしてあげられなくてごめん、と謝ると、ニッコリ笑って「いいよ、しょうがないよね」と言ってくれました。 その後、ドリルの答え合わせをして8時半には本日の勉強はすっかり終わりました。 で、かいが恐る恐るという感じで児童センターに行きたいんだけど、と言い出したのでもちろん即OKしました。 夕方まで遊んできたいというので、簡単なお弁当を作って持たせてやりました。 こうまで頑張ってくれたからには行くな、とは言えないでしょう。 後から聞いたら 3時14分に起きて、5時31分まで勉強したということです。 我が子ながら、脱帽・・。 勉強はお世辞にもできる方ではないかいですが、こんなたくましさがあれば、まぁいいか、とちょっと我が子を見直した朝でした・・・。 かいは張り切って遊びに出かけていき、私はトシのせいか、今モーレツに眠いです(恥)。