いつの日か
おはようございます、紙太材木店の田原です。10月も下旬、朝は一桁台の気温です。昨日は地元の産業祭でした。産業祭はコロナ以前の呼び名。今回はKAWABE MOUNTAIN FES.FUMOTOと横文字の名前になっています。岐阜のグランドキャニオンが、話題になったからとのことのようです。所属している会でも出店していて私はカレーの調理場担当。公民館の調理室に缶詰めです。調理室ではカレーのみ作り、100mほど離れた売り場にルーを鍋ごと持って行き、ご飯とウインナー福神漬けとパセリ、それに生クリームをかけて完成ですがこの距離が足かせに…350円で318食を完売しました。売り場でご飯とルーの割合の調整に躓いて、ご飯が先に無くなりルーが30食ほど余る事態に…残りのご飯が少なくなってきたらルーを多めにするなどの機転はありません。と言うことで、余ったルーは皆で持ち帰りとなりました。売り上げは社会福祉協議会に寄付です。私の住んでいる川辺町の社会福祉協議会(社協)実はここ数年の累積赤字で、財政難になっています。社会福祉法人で民間の寄付や利用者の料金で運営してましたが、コロナでデイサービスの利用者が激減したことで一気に赤字におちいりました。今年度は町からの財政支出で何とか乗り越えれそうですが、来年度以降どうなるか難しい状況です。社協は営利を求めない社会福祉法人です。町は運営に関わっていないのですが、実態は町民の福祉を町に代わって担っている組織です。なので、町が財政援助をするのですが周辺の市町村では、社協がその成り立ちや構造などから赤字体質に陥る可能性を見越して、実は既に民営化されているところが大半です。民営化イコール利用者が負担をするわけですが、営利を目的としますから利用料金はそれなりになります。従来、税金の中で賄ってこれたものが人口減や経済成長の鈍化で、賄いきれなくなっています。従前は当たり前だったのが当たり前ではなくなることが、起こってきます。住宅関係で真っ先に思い浮かぶのが上下水道です。既に一部の自治体では、水道事業が民営化されています。上下水道が耐用年数を越えてる地域は多くありますし、次々に開発される住宅地にも上下水道は引かれます。今までのものが古く耐用年数を超えるものが順次増えていくのに、新たに作り続ければ近い将来財政的にそれを維持できなくなっていくのは自明の理ですが、それでも作り続ける不思議。耐用年数は40年ですがこれは法定耐用年数。これを越えたからと言ってすぐに使えなくなるわけではありませんからひょっとしたら法定耐用年数を倍の80年改訂してまだまだ使えますし更新も40年でする必要はありませんとなるかもしれません。原発の耐用年数の延長と同じ構図ですね。都市部ではなく地方や郊外、あるいは古い住宅団地で住まいを建てる方は、上水道の敷設時期がいつか調べておいても損はありません。水道料金は水道法により独立採算制。利用者の自己負担が原則です。田舎では土地付きの古家には、大抵井戸があります。必ずしもミニ開発された宅地に拘る必要はありません。井戸付きの古家も土地探しの候補の一つになります。