最低限の・・
前野町の家おはようございます、紙太材木店の田原です。昨日は、3年に一度の建築士の定期講習で一日名古屋で缶詰。300ページのテキストが2冊それをDVDの講師がポイントだけ5時間講義DVDなので質問は当然受け付けないその後、1時間の終了考査試験ZOOMで講習、試験だけ行く、にならんもんかと誰もが思ってる…講習の中には木造住宅の省エネルギーというページもあって、10ページほど記述がある。住宅・建築物と省エネルギー・脱炭素化という40ページほどの中の10ページであるから、昔に比べればそれなりに進歩している。その中に建築物省エネ法の解説があって2021年の4月、つまり来月から施行される。設計者は建築主に、設計する住宅の省エネルギー性能に関する説明をしなければならなくなった。簡単に言うと国の基準の省エネ性はこんだけ、あんたの住宅の省エネ性はこんだけやけどそれでええな。国の基準を満たしていても、満たしていなくても説明すればOKであるが、これを設計者が住まい手に告げるのは契約の時。仕様も金額も何もかも決まったあとの契約の時にそんなこと言われても…住まい手としては当然基準を満たしていると思っていたら蓋を開けたら満たしてないということも考えられるわけで、住まい手の方も建てる側も、打合せに入る最初に省エネ性をどんだけにするかお互いに確認しておく必要があります。で、もう一つテキストに書いてあります「断熱性の基準である外皮平均熱貫流率は室内の温熱環境を保つ最低限の断熱性能を規定している」基準は最低限の断熱性能やと言うことをお忘れなく。もちろん、その基準は数年後には引き上げられると予想されますからある程度先を見越す目を持つ必要があります。