検査報告書です
おはようございます、紙太材木店の田原です。いよいよ明日は中学の卒業式今日は一日祝辞で頭を悩ませることになりそうです。原稿、棒読みでは息子や家内に何を言われるか分かりません、と言って原稿なし?と言うわけにもいかずいろいろと頭の中で考えてる最中です。ブログを書いてる時間があったら青少年に夢や希望を与える祝辞を早く考えろと御叱りを受けそうですがやらなければならないことがあるとなぜかそれ以外のことを優先してやってしまう悪い癖があります。さて、先日お引渡しをしたH様邸の検査報告書が上がってきました。今回は第三者機関ホームリサーチのハイクラス検査を受けています。お客様は検査の状況をHP上で工事中、随時確認できますが、工事完了後は報告書として出来上がってきます。A4サイズで270ページ写真点数は782枚一軒の家でそれだけ検査をし、その記録を残します。その写真には撮影日時、写真名、検査項目、コメント、問題点が全て記入してあり完成後でもそのまま家の構造が(見えなくなってしまうところ)一目で分かり家を建てた時の記録が全て残ります。一般の人はホームリサーチのような第三者機関の検査と瑕疵保険のために中間検査や配筋検査をするGIOや住宅あんしんの検査を混合されている方がほとんです。それをいい事に建築業者の中にはGIOや住宅あんしんの検査を第三者機関の検査と言っているところもありますから要注意です。当社は住宅あんしんで瑕疵保険に入ってますから住宅あんしんの検査も受けていますがこの二つの検査は全く別のもので、瑕疵保険の検査は全ての建物が受けなければならない検査で、特定の建物だけが受ける検査ではありません。この検査を受けてる業者は県内でも限られていますがどの工務店も意識レベルの高い工務店さんです。技術者や職人はともすれば自分の経験や勘を基準に仕事を進めて行く傾向があります。現代の住宅にお求められる基準は最新の研究による仕様でなければなりません、建築基準法は建築時の最低の基準を示しているにすぎませんしそれすら数年毎に変っています。シックハウス法、省エネ基準、建材の仕様基準常に意識していなければそれに取り残されていくことになります。日々の仕事に追われるのは誰もが同じです。謙虚に学ぶ姿勢が住宅の性能をよりよいものにしていきます。それでは皆さん、また明日。