学校囲碁指導員講習会レポート A (^.^)b
学校囲碁指導員講習会レポート A (^.^)b 王唯任六段の講義レポートは右カテゴリーの「囲碁入門指導関連」か、 こちらから http://plaza.rakuten.co.jp/kiraigo/diary/?ctgy=22 前回までは王六段による、「囲碁講座」を実際に行う時の指導者側の進行のコツやポイントのお話からまとめてみました。今回は、水間俊文七段の講義の中から、感じた事を交えて紹介致します。水間七段は「指導者の心得」「終局の教え方」の2点を中心にお話ししてくれました。「終局」については、特に大仙側からも、要望があったようです 『指導者の心得』(子供向け) 1 怒らない2 甘やかさない3 教え過ぎない4 話し過ぎない(長い話)5 指導碁の時に石を取り過ぎない6 悩まない マナーとして子供たちに話しておく点 1 先生の話は静かに聞こう 2 あいさつはしっかりしよう 3 石はじゃらじゃらさせないようにしよう 4 後片付けはしっかりやろう 1・・・個性や理解能力には個人差がある事を認識して臨みましょう 「入門」はわからなくて当たり前です2・・・マナーなどは意味がわかるように伝えましょう けじめなどは「怒る」のではなく、注意しましょう3・・・習得する能力には個人差があります(1の理由と同様です) 子供同士の対局には極力、口を出さない努力が必要です 具体例 子供本人に石を取らせる→「取れてるよ」などと石を取らないこと 子供同士に陣地を数えさせる→勝手に死に石を取ったり整地しないこと4・・・論理的な話・長話は飽きさせてしまいます(話が一方通行にならないように) 子供たちの理解しやすい言葉や例を使いましょう5・・・子供がわかるように「アタリ」に誘導しましょう 入門の子供にとって「逃げる」「囲む」ことは難しいものです 子供と打つ時は「負けるが勝ち」の気持ちで臨みましょう6・・・深く悩まず、まずは「子供と遊ぶ」気持ちで取り組みましょう それでも迷ったら、周りに相談してみましょう おおまかに、上記のようにまとめられていました。もっと細かいアドバイスもありましたが、やはり「楽しい気持ち」を重視し、マナーと最低限(これがわかれば)碁が打てるルールを伝えるのが良いのでは、と感じました。例えば、アタリの状態、石の連絡、子供同士で終局が認識できれば入門レベルでは上出来だとtengenは思います水間プロも眼形・コウ・地の概念は、後から教えても大丈夫、とおっしゃっていました。 私なども教室で子供たちを相手にする時は、実はけっこう緊張しています。予想のつかない1手(多いんだ、これが)に心で滝汗も珍しくありません。対処に悩むんですね・・・その1手に対する意味の尋ね方や伝え方、もろもろと。また、どう打っても「どこかの大石」が取れてしまう形にしてしまった時など、あまり不自然に形を崩して、相手の有利にするのも良くないだろうし、本当に悩ましい時があります。最も、tengen自身が勉強不足で棋力が足りないのも大きな原因なのですが自分も自信がないので、先生やジュニアのように形良くもっていけないんですよね~。心の支えは、「たくさんの知識がない分、簡明に入門者に接することが出来る」という先生の言葉です。褒められているわけではないのですが知識が豊富・高段だと相手の欠点が見えすぎたり説明が難しくなるけれど、tengenクラス(棋力)は「自分のわかる範囲」で伝えるから相手にわかりやすい点もあるよ、と言われたのです。そ・れ・に・・・1人くらい子供たちの息抜き?に、ツッコミのいれられるスタッフがいてもいいだろう、な~んて思ったりもしています 時々、開き直って「級位者の気持ち」をエラそうに先生とジュニアに とくとくと語っているtengenでした ( ̄▽+ ̄*) さて、次回は「終局」についてに入りたいと思います ← にほんブログ村に参加中 よろしかったらポチッと m(_ _)m