自分を信じる人
以前見た覚えのある場面があった 映像の世紀バタフライ モハメドアリの回を見た中には 黒人差別を抗議する陸上選手が メキシコオリンピックの表彰台で 国旗掲揚の時にこぶしを揚げて抗議する場面もあった。その場面はリアルに放送を見ていた私にも 強い衝撃を与えてくれたことを思い出す。あれ?どういう意味?という 認識しか当時はなかったが・・・その後 アメリカに帰国したカーロスとスミスは 強いバッシングを受けたという。それでも 辛い境遇の中 言い訳もせず過ごしてきた晩年 オバマ大統領のスピーチ会場で 二人は招待され讃えられたという。もちろん モハメド・アリの徴兵拒否や 黒人差別に対するゆるぎない抗議の言葉は バッシングも当時はあったけれど その強い衝撃によって 社会は目覚めていくことになった。黒人差別反対運動は 逆にその他のいろいろな人種 ジェンダー 宗教に対する差別への注目へまではあまりにカテゴリーも多くあるし今まで届くエネルギーを隠していたかもしれないけれどやはり 奴隷としてアフリカから運ばれてきた黒人の差別の歴史は やはり 強烈であるしそれに抗って たくさんの犠牲者を出してきたことに対しては 特別に思うところだその上ですべての人とともに黒人みずからも 多人種や 各種の違いに対しての差別にも 気づいてほしいと願っている日本にいる限りは そう感じないでいるけれどアジア人ヘイトは かなり大きな問題であるその他にもイスラムや ロシアや・・・・たったのカテゴリーに属しているかも というレッテルだけでへえ~~~ あの人そうなんだ そのカテゴリーの人なんだと色分けしてしまいやすいそんな中日本を訪れる外国人が 他国で感じる カテゴリーによる差別の低さに居心地の良さを感じているらしい日本人は 侵略や差別してきたことのある 中国や韓国 アジア諸国に対しての認識はあるけれどその他の人種や宗教 肌の色などへの差別には 詳しくないだけなのかと思ういい人なのではなく 詳しくないだけなのではないかと思うそれでも 第一印象として よくわからないけれど来訪者には丁寧に おもてなしをという日本人気質は すばらしく外国人からは いくらか評価されているさて 大谷翔平さん彼もアジア人であり 英語を母国語としていないために英語の話せないスターとして 一部にはアンチもいるらしいが 一平さんがアメリカ人にも理解しやすい言葉で 大谷選手の本心をうまく通訳してくれているのはきっと 活躍の大きな力なんだろうし大谷さん自身が 真実の心で 差別があっても屈しない自然な人間としての素晴らしさで誰もが 納得する自然体でいるのが すばらしい差別されても 過小評価されても それは他人の評価であって卑屈にもならず 自らをおとしめることもなく自分自身が どうしたいか どうありたいかの基準がしっかりあるから それが あまりにすがすがしい中傷のしがいがない人でいてくれて うれしいその瞬間 その環境で その時代で どういわれようが よーく考えて これは間違っていないと思うならば 静かに奢らず しっかりと生きていけば正解なんだと思うのだ