ゴジラー1.0 見てきた
今話題の ゴジラ マイナス1を見てきた。話題作であっても いつもならTVでいつか放映するだろう と特に興味が無ければ見に行かないのだが特殊撮影でアメリカ アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされたそうで映画館での上映が終了する前に 映画館で見た方が迫力もあるかな と思ったからだ。7年前のシン ゴジラも 息子が監督のファンで 一緒に見に行こうというので見たがそれよりは 私的には脚本もまずまず(映画って2時間ちょっとの中でいつもすべては表現できない忙しさを感じるので)だしゴジラも 生きているかと錯覚するほど動きが自然に思えた。ただ見終えた方々のコメントのなかにもあったが いろいろ疑問点やつっこみどころはあったけれどシリアスドラマではなく これはそうだった ゴジラの映画だったんだ と おもしろく見終えた。ただ ゴジラが沈んだあと みんなが敬礼していたのは 何にだろうか?と 思いめぐらした。ゴジラの傷片によって銀座が放射能汚染されたというところや 放射砲が 原爆級の爆発をするなどゴジラはなにも 人間を殺しに来たのではなくて 水爆実験などの放射能によって怪物化してしまったのであって 冬眠しないクマに非があるのではないようにゴジラ自身の命に対して敬礼したのかなぁ とかその向こうの 戦争や核による犠牲者たちへの敬礼なのか とか 考えた。その中で 戦時中に海底にたくさん設置されたままになっていた艦船攻撃のための機雷を 戦後の処理として 探して爆破する仕事をしているという設定で海上に浮上させた機雷を見て あッコレコレ!!! と思ったのだった。dignity Ado ←リンク youtube・・・映画「沈黙の艦隊」の主題歌の動画のかなで 出てくる爆弾とそっくりで あれは機雷っていうんだぁ と爆弾とかに疎い私も納得した。戦争系映画は よく作者の意図を知らないと 賛同したようになってもいやなので Adoの曲には興味があったが 見てはいない。原作は漫画家かわぐちかいじ氏による1990年前後の書かれた連作漫画らしい書かれたころは 冷戦が終わるころで 村山内閣ができたころで映画は現代に合うように 改変されているらしい主演の大沢たかお氏がいうのには いろいろ考えてもらえれば というのでこのゴジラもそうだが 受け取る方々が 戦争や災害や紛争について考えるきっかけにはなるのかもしれないと思う。それで帰ってきてから ゴジラー1.0 の主人公が 特攻隊の生き残りで それによる苦しみでPTSDを抱えているという設定だったので ネットでいろいろ検索してみた。すると 生還してしまった特攻隊員を次の出撃まで収容していたという 福岡市にあった”陸軍特攻振武寮”←リンク というのを見つけた(以前NHKでも 同じような収容の話は見た気がする)出撃した後の特攻機の不具合や天候や心理的なものなどで 生還してしまった 兵隊達だそうだ。その収容中の話には 上官の人格や時期にもよるのだろうが 虐待や差別 罵倒などがあったとかでヒステリー(PTSD)のようになった隊員などもいたそうだ。以前のNHKの戦争関連の番組内での元軍人の証言の中には 特攻戦艦の生き残りの方々も 秘密裏に収容され 最前線へ護送された という話もあったように思う。戦艦大和も 戦争末期には アメリカ艦隊攻撃の命令を受けて 特攻戦艦として3300人を載せて沖縄へ到着すらできず 九州沖であっというまに撃沈されたということだこのほか システム不足により人力の 特攻人間魚雷など・・本当に 無駄な戦いをしてしまったと思う。ゴジラー1,0 でも話されていたが 戦死兵の大半の死因は 餓死や感染症だという母の一番上の兄も フィリピンへ向かう軍艦の中でチフスで亡くなったという戦争の無意味を隠すために 戦死し遺骨が無くても靖国に英霊はある と毎年 保守政治家は参拝する。私も戦死された方々をおとしめる気持ちはなく 英霊というよりは犠牲になったのだと言いたい。確かに やられるがままに攻撃され占領されるのは 忍び難いがだからと言って 無駄に特攻のように戦って無駄死にするのは おかしいと思う。そうならないための外交を 賢く頭を使って行ってほしいそれが一番だなんだか防衛費とか 軍事技術開発費だとか 軍事的部品の輸出の緩和とか今 問題になっている 裏金のために 防衛費を倍増して軍事関連企業との結託がないのか?など心配だ防衛費の一部が ぐるっと回って裏金になっていないか 知りたいところだ