『銀閣寺にとってチョッと邪魔な苔』
と言うわけで、今日は銀閣寺に行った。「飲み友達」でもあり、社員研修やセミナー講師などの仕事をいただいている、いつも大変お世話になっているシャチョーさん達が何名か昨日から『経営塾』のために京都に来ている。いつもは一泊して早朝にとっとと新幹線で帰ってしまうのに、珍しくゆっくりするらしく『昼飯一緒に食いに行こうぜ、9時半京都駅集合!!』って電話があった。南禅寺で湯豆腐食いたいんだって。それにしても、昼飯9時半って早過ぎないか!?湯豆腐屋まだ開いてないし。だからそれまで銀閣寺に行くことにした。最近お客さんに時々案内を頼まれるが、関東とか遠くから来る人には、こういったベタな定番の場所が喜ばれる。おかげで私も20年ぶりぐらいで、『京都観光』することが出来るようになった。それで、銀閣寺。銀閣寺にはいろんな種類の苔が生えてる。銀閣寺にとって、『大切な苔』『チョッと邪魔な苔』『すごく邪魔な苔』こんな風にわかりやすく“サンプル”がおいてある。これを見せると、なぜか喜んでくれる。あ~、前フリが長かったが、タイトルに関係が有るのはそれだけ。すごいスピードで見学を終わらせた後、目的の湯豆腐を食べに行った。天気が良かったので、庭で食べることに。どこの店でも、三千円位から。(税込み3,150円)豆腐三千円って高いけど、これが京都の商売。しかも店に入ると、4千円(税込み4,200円)のほうをしつこくすすめて来る。『3千円のほうでいいや』『こちらがおすすめですが』『どう違うの?』『豆腐が違います』『それ以外はいっしょ?』『ハイ』(添えてある天ぷらやごま豆腐、田楽などはまったくいっしょである)『じゃあ安いほうでイイや』『でも、こっちがおすすめなんですよ』さらりと、やんわりと、でもしつこく迫ってくる。まるで「お客さん、ここは南禅寺なんですよ」とでも言わんばかりに。何度も言うが、これが京都の商売。『じゃあ4人なんで2人前ずつ、これで手を打とう!?』アツイ戦いを止めるように、別の社長が言った。まあなんで“手を打つ”のかはわからないが、京都商法の凄さに関心するとともに、コストパフォーマンスにこだわりそれを勝ち取るために、自ら先頭に立って戦った実益型(城志向)のM社長に拍手!!