第十三話 遠い日の約束 (ちょっか、じぁ~ ちびちゃん)
. そこには 左手をダラ~ンと垂らし、血だらけの左肩に右手を添え、その右手拳も血だらけで 大人二人をキツくにらみつける ちび少年 の姿があった男[▽] 「さっきの少年だ・・・ だ、大丈夫なのか? 幽霊じゃないよね・・・・ 生きててよかった。。。」男[▲] ( くたばるどころかこのガキ、車を追いかけて来たのか? あり得ねぇ・・・・なんてガキだ・・・・ )謎のちび少年 「その娘を返せ。」男[▽] 「は、はい、返します、返します。。。」 車に戻り、車内にいる ちび利江 を抱きかかえる[▽]ちび利江 (ん・・・ん~~・・・・) その振動で意識を取り戻しつつある ちび利江男[▲] 「返す訳にはいかないねぇ・・・・なんせひき逃げを知られているんだ、 おまえさんと一緒にこの娘も海に沈んでもらおう。」男[▽] 「ひぇ~~、ごめんなさい~~」 恐くなり、ちび利江を下に降ろして、走り去る[▽]ちび利江 (ん~~・・・・) 意識が戻り暗い中、ぼんやりと大人1人、少年1人の姿が見えてきた ちび利江謎のちび少年 「だったらおっさん、おいら達をどうするつもりなんだよ。」男[▲] 「ふん、知れた事よ、かわいそうだがな・・・・・死んでもらうよ。」謎のちび少年 「殺れたら。。。の話しでしょ。」男[▲] 「くたばり損ないのガキ一匹、訳ねーんだよっ! 死ねーーーーっ」 バシっ★ ゴロゴロちび利江 「あっ」 [▲]のパンチが ちび少年 の顔面に HIT★ コロがる ちび少年男[▲] 「あっはっは。 残念だな小僧~、次で終わりにしてやるよっ そらぁっ!」 倒れている ちび少年 につかみ掛かる[▲] だが、次の瞬間っ! サッ☆ ガシっ☆ ドサっ ボキっ★ ぎゃーーーーーー!!ちび利江 「あっ・・・・・」 意識が戻った ちび利江の目に映ったのは、 片ひざを付いた状態から、ちび少年 が右手一本で自分の体を跳ね上げ、 つかみ掛かる[▲]の右腕に足を4の字に絡め、腕を逆に取ってねじり、 そのまま[▲]を顔面から地面に落とし、 掴んでいた腕をそのまま[▲]自身の頭の上の方に勢いよく一瞬で 持って行った ちび少年 の姿だった ちび利江 に一瞬だけ目をやり、さっと離れる ちび少年謎のちび少年 「まだ続けるか?」男[▲] (うぅ・・・・・) 何が起きたのか分からないのと、痛みで言葉がでない[▲]謎のちび少年 「この娘に命救われたな。ひき逃げはその壊れた肩でちゃらにしてやる。」 ちび利江 に近づく ちび少年謎のちび少年 「さぁキミのお家に帰ろう。」 そっと手を差し伸べる。ちび利江 「う・・・うん。」 返事はしたものの、腰が抜けて立てない。謎のちび少年 「しょうかないなぁ・・・・おんぶしてあげるよ♪」 ほらっ ちび利江をおぶり、さっきの公園のある方に歩き出す 謎のちび少年。ちび利江 「おにいちゃん、ありがとでちゅ」謎のちび少年 「おにいちゃんじゃないやい、きっとキミと同じくらいだよ。」ちび利江 「あはは。。。そうなんでちゅか」 謎のちび少年 のあたたかい背中で、うっとりとする ちび利江 しばらく物思いに老けていたが、なにやら笑みを浮かべ、急ににこにこし始めた。ちび利江 「ねぇねぇ、おにいちゃん。。。」謎のちび少年 「だからおにいちゃんじゃないってば。」ちび利江 「ちょっか、じぁ~ ちびちゃん。」謎のちび少年 「なんだい。」ちび利江 「あたちね、決めたわ♪」謎のちび少年 「なにをさ。」ちび利江 「あたちちゃ~、ちびちゃんのさぁ。。。 およめちゃんになってもいいでちゅか。。。?」謎のちび少年 「あぁ、いいよ。二人が大きくなったらね。。。」 即答する謎のちび少年ちび利江 「やっちゃ~~☆」_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ̄_/ ・・・あっ」ゆうすけ 「そんなことがあったのかぁ。 ん・・・?」利江 「私、その人のお嫁さんになるって言ってた~♪」 ( *照*ゆうすけ 「ガハハ、なぁ~に、そんなガキのころの約束だ、もう忘れてるって。」利江 「そんな事ないもん!」ゆうすけ 「にしてもすげ~ガキだなぁ・・・・どこの誰だか・・・・」 ( ま、まさかっ!?) ( ガキのころからそんなに強くて、車に追いつける程の足の早いやつなんて 居るわけねぇ・・・やつの他には でもな、利江ちゃんの夢を壊したくないし・・・・)利江 「ねっ♪ そのちびちゃん、こういち君に似てるでしょ♪」ゆうすけ 「ま、ま、まさかぁ~・・・^ ^;;; 倒れてるところを助けてくれた人の車で追いかけたとかさぁ・・・」 住宅街に差しかかった二人ゆうすけ 「おっと、昨日送ったところまで来たぜ。」利江 「そうね、ありがとう。ここからはあとちょっとだから。」ゆうすけ 「あ、そうそう、さっきの話し、誰にも言うなよ。」利江 「うん、分かってる~♪ 今日。。。ありがとうね、 じぁ~ね はぃば~ぃ *^ ^*/~ 」ゆうすけ 「じぁ~な。」 そんな二人の姿を、通りの陰からこっそりと見つめていた二人がいた。Hちゃん 「ねぇ、見た~?」Iちゃん 「うん、見た見た♪」Hちゃん 「利江ちゃんって、あの彼と付き合ってたんだ~♪」Iちゃん 「なぁ~るほどね♪」Hちゃん 「悪い話しじゃないんだから、私たちが応援してあげなくっちゃね♪ *^ ^v 」Iちゃん 「うんうん♪」 -つづく-第14話へ (あんなに冷たいんだぜ?) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。