第4-510話 クラウスの記憶 -06 (あー、差別してるぅ~)
.陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ナメた口利きやがって・・・。」 ( こいつ、まったく底が知れねぇ・・・・ )全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「ブラック、これまでの動向でおまえの力の片りんは見てきている。 そんな手ぬ るい攻撃では期待外れと言う他にあるまい。 まだこのままジャレ合うかね?」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi ( このやろう、誘ってやがる・・・ あの奇妙な避け方を探らない事には始まらねぇ・・・。)全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「そちらから来ないのなら、こちらから行くぞ! 」 距離を置いていた立ち位置から、繋がるような動きで一瞬で Ryuichi の脇に移動した スナーグ、背中向きから回転しながらひじ打ちで Ryuichi の背中を打ちにいく! シュっ サっ彡 ビューっ Ryuichi はしゃがんで回避したまま、続けて地面を這うような足払いを見舞う・・・も、 再び空を切る。その回転のまま、低い姿勢の逆足の回し蹴りを繰り出す! 続けて飛 び上がっての回し蹴り! スルスルスルζζζ スルスルスルζζζ||| スナーグは[S]字を描くように回避。体を止めて1っの像に戻った。 そこへっ!陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「 てぇぇりゃゃ! 」 ズカっ★ 止まる姿を予測し、既に移動し繰り出していた背中へ空中からの回し蹴りがさく裂! 『ぐほっ』 勢いよく飛ばされたスナーグ! ★>=======スタ彡 数メートル先で、片膝姿勢で地面に留まった。全拳武道団 [本部] 武道団長 スナーグ 「ほぉ、少しはやるな・・・。」陳南家 殺流伝承者 Ryuichi 「ふん。」 ( なんだ? 今の蹴り心地は・・・ )~ ~ ~ V ズバっ☆ V 建物の中に姿を現したクラウス。 クラウス総帥 「そうここだ、ここで見つけたんだ。」 辺りを見渡して呟くクラウス。 そこは天高くまで空洞な空間、底面は円形状に平ら で入り口は背中の壊れた岩の扉だけ。野球場が一つ入りそうなスペースの周りの壁は、 湿気でか水分が付着して所により筋状に水滴が滴り落ち、壁下に彫られた浅い溝に流 れていた。 広場の中央付近に一辺が約5m程のほぼ四角い板状の岩が3つ、岩の岩盤に挟まれるよ うに2箇所で支えられていて、距離をおいて正三角形の頂点位置にそれぞれ置かれ、 彫ったと見られる文字面を扉に向かって並べられている姿のあるだだっ広い部屋。 その当時の事が少しずつ頭によみがえっている。クラウス総帥 「だが、以前はこんなにきちんとしていなかった・・・。 石碑は皆倒れ落ちて・・・ 」 つぶやいていたその時、 『何を見つけたんだって?』クラウス総帥 「ん・・・?」 声のする方を見たクラウス。 1っの石碑の後ろから現れたのは、ゆうすけ 「ここから何か持ち帰っただろう。」 ゆっくりと声がした方に首を回したクラウス、クラウス総帥 「貴様か。 進出騎没だなぁ。」ゆうすけ 「答えになってない。」クラウス総帥 「ふん、答える必要はない。」ゆうすけ 「クラウス、お前さんがここに移動出来たって事が既に答えなんだよ。」クラウス総帥 「訳のわからん事を。」 『うぬが総帥か。』クラウス総帥 「あぁ~? ( 声の主に再び首を向け、) 誰だお前・・・。」 ゆうすけのさらに横の石碑の後ろから現れたこの人。[竹林総元帥]チュウラン 「わらわは チュウラン 、この地 大竹林寺の元帥である。」 体をチュウランに向けながら、クラウス総帥 「元帥だぁ? よくわからんが、ここの大将って事かよ。」[竹林総元帥]チュウラン 「そうだ。」クラウス総帥 「ほぉぉ、ここは女が仕切っているのか。」[竹林総元帥]チュウラン 「そうだ。それがどうした。。」クラウス総帥 「大したことねぇって言いたいんだよ。」ゆうすけ 「あー、差別してるぅ~」クラウス総帥 「だからなんだと言うのだ。」 『おまえも大したことない大将って事だ。』 『女、甘く見るよくないある。』 後ろの壊れている扉の前に並んで立つこの二人、クラウス総帥 「なんだぁ、次から次へと・・・。」 今度は後ろを振り返るクラウス、[近衛軍長]チーラン 「我が名は チーラン、大竹林寺 近衛軍長 チーラン。」[近衛軍長 補佐]スウラン 「同じく 近衛軍長 補佐 スウラン ある。」クラウス総帥 「また女の登場か・・・・、ここはハーレムか、それともアマゾネスかだな。」ゆうすけ 「さぁどっちだろうな。お前がハーレムに感じるなら総帥恐れるに非ず。アマゾネ スに感じるなら総帥として認めてやってもいいが。」クラウス総帥 「生意気な事をぬかすガキだなぁ。」~ ~ ~ザウバー 「ったく、一発の質量が違うんだよ。 倒す量、オレ達3人で姉貴が倒す量越えな きゃ洒落になんねーぞ! もう一段気合のギアを上げろやっ」 うぅぅりゃっゾルダ 「わぁってるって。 舐められてたまっかよ!」 そぉぉりゃっ 素手の二人の拳からは、少なからず血が吹き出し始めている。 蹴りにおいても足首、 すねからもにじんでいた。 一方、陽江(ようこう)は既に剣を腰から抜いて華麗な舞で次々と倒していた。 チン ザシュ ザシュ峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「硬いアル・・・。 手足の筋を切る ダメ、切れない。 皮膚に突き刺し内臓いかな きゃ。」 ハァァァイ! ハィッ ハィッ ザシュ ザシュ そんな中、三人は凄まじい程の光景を目にすることとなる。 『ハァァィ! ハィ ハィ ハィ!』 掛け声とその移動速度で自然と視覚意識がそちらに向き、そして和恵の攻撃にあっけ にとられてしまう三人。拳は一撃で頭を吹き飛ばし、手套は肩口から逆の脇腹を、首 を、腕や足をスパッと一撃で切断! 蹴りにおいては胴体を真っ二つに破壊し、足の 裏を当てての攻撃では、蹴り飛ばした先で他の見えない生物達にぶつけて複数破裂さ せていた! それが移動中は、ほぼ見えない程の速度で次々と・・・ 見えるのは、血しぶきがあちらこちらで次々と吹き出し、舞い上がる光景。ゾルダ 「おぃ、嘘だろ・・・」峨眉拳 棲 陽江(す ようこう) 「ケタ違い・・・・アル・・・・」ザウバー 「数字を上げても、まだこんなに差があるか・・・。」ゾルダ 「なら、ぶっ放してまとめて丸焼きにしてやるっ!」 ゾルダが構えた瞬間、 『ダメよ、今この中で使っちゃ!』 ( 攻撃をしながら ) 和恵が叫んだ! -つづく-第4-511話 クラウスの記憶 -07 へ (簡単にゲロすっかよ) ※ このドラマはフィクションです。登場する内容は、実在する人物、団体等とは一切関係がありません。 また、無断で他への転載、使用等を堅く禁じます。 ● 第一章 1 話 へ ● 第二章 TOP へ ● 第三章 TOP へ ● 第四章 TOP へ