館山の洋食店「とまと」
館山駅西口から線路沿いに北上し、最初の踏み切りを背にして数十m行くとその店はありました。 どう見ても概観は小さなひなびた喫茶店であり、中に入ってもまさにひなびた喫茶店なのだが、洋食店なのです。 その理由は、ちゃんとコース・メニューがあるから…。 きちんと一品一品順番に、前菜、スープ、サラダ・メインディッシュ・ライス、デザート・お茶という順番で登場するのである。 Aセット1575円からあり、それほど高くはない。どちらかというと大衆食堂に近い味だろうか? しかし、メインディッシュの牛ロース・ステーキもちょっと満足のいく大きさで、デザートもイチゴとムースとケーキが出てきて、最後は満腹である。 Aセットの中だけでも、メインディッシュは牛・鳥・魚と各種選べる楽しさがある。 こぎれいというわけでもないが、値段には釣り合っているといえるだろう。 店内は、私の他は女性客の2人連れが入ってきただけであり、それほど繁盛はしていない。やはり、最低1575円からという価格設定だからだろうか? 追伸 この店の主人は、帝国ホテルで働いていた方とのことであり、腕は確かであると現地の人に教わりました。「とまと」は、フランス料理屋なのだと。 確かにコースメニューが1575円とは安いといえるだろう。量は十分である。 しかし、テーブルや椅子は、おせじにも高級店という雰囲気ではない。 価格も1500円、2500円、3500円と3セットあるが、この店オリジナルのケーキを単品で注文することも可能である。 また、パンもこの店で焼いているそうだ。 実は、こだわり派の店だったのだ。