祇園祭 山鉾巡行
山鉾巡行の様子を写真にまとめました。前懸は重要文化財。旧約聖書を題材に16世紀ベルギーで織られたタペストリーで、復元新調されたものだそうです。 孟宗山と芦刈山が続きます。 菊水鉾 蟷螂山(とうろうやま) 昭和56年に約100年間の中断を経て復興した山で、この山の懸想品はとても美しいです。 友禅の前懸や銅懸、水引や見送りのすべてに鳥が描かれています。 見送り。 橋弁慶山。 謡曲の橋弁慶を題材にした山で、五条大橋での弁慶と牛若丸の様子をあらわします。 牛若丸は、橋のぎぼしに片足で立ち、弁慶の刀をひらりとかわすような格好です。 2体の像には、永禄六年(1563年)大仏師・康運作の銘が入っているそうです。 戦国時代の作ですか・・・・すごいですね。。 ちらりと見える懸想品は、つづれ錦織。 柳の枝を垂らした北観音山。 後ろ姿。 祇園祭には、脈々と繋がる人の歴史を感じます。 そして山鉾は、伝えられてきた技の結集。 これこそ「京都」。 巡行後、各町内に戻った山鉾は、封じ込めた疫神を再び飛散させないために 懸想品がはずされて解体されます。 祇園祭は七月いっぱい続きますが、八坂神社の氏子でない私にとって、 美しい懸想品がはずされた今、祇園祭は幕を閉じました。