2012年4月28日 NAF Atsugi Spring Festival その3
毎度の事ながら中断していた厚木編に戻りまして…今回は”展示飛行”の写真紹介です。ここしばらく厚木の米軍イベントでは”展示飛行”は行われなかったのですが、今回は昨年の”東日本大震災”における対日支援作戦”オペレーション・トモダチ”に因んだ”救援物資輸送”や”救急搬送”展示が行われました。展示に先だって厚木基地指令官よりご挨拶…その後の解説も担当されました。まず海自第3航空隊”P-3C(5083)”が低空航過。その後の展示内容から推測(撮影に夢中で解説を聞いていなかったので)すると単なる”航過飛行”ではなく、”先行偵察”と思われます。偵察により確認された避難所や孤立地域に向けてヘリによる支援が始まります。先に登場したのは海自機、第51航空隊”SH-60K(8403)”。一方地上では米軍支援車両がヘリポートへ猛ダッシュ…着陸したヘリから隊員さん達が手渡しで…車両に物資を積み込みました。当時の写真・映像を見てもヘリでの物資の積み卸しは人力作業が中心だったようです。続いて飛来したのは海兵隊HMM-265”CH-46E(EP02)”と…同じく”CH-46E(EP03)”。当時この2機は、厚木基地より被災地に向けて支援任務を実施していました。飛来した2機は揃って着陸。ほぼ予想通りの場所に降りて来てくれたので良かったです。こちらも人力による車両への支援物資積み込みと…被災者の救急搬送が行われました。会場内のパネル展示によればHMM-265が空輸した物資は121,570ポンド(約55,14トン)、572名を救助・搬送しているそうです。離陸、そして展示終了です。もう1枚。”トモダチ作戦”の内容も然る事ながら、2009年の浜松で最後の展示飛行を行った”KV-107II”以来3年振りに見る”バートル”に感激してしまいました。因みに”CH-46”は”バートル”の軍用型名、”V-107”は民間型の名称です。開発元の”バートル社”が”川崎重工”に民間型の製造販売権を売却した為、自衛隊では民間型を改造(軍用に補強)した機体を、”KV-107”の名で採用していました。最後におまけの1枚今回はVFA-115”F/A-18E(NF300)”です。繋がり具合はそこそこの出来なのですが、機首部分がブレてしまっていました。次回は”P-3C”の着陸シーン他の写真紹介です。