勇気ある選択 たかじんのそこまで言って委員会
「差別問題」と言うデリケートな問題をテーマの一つに選んだ「たかじんのそこまで言って委員会」の番組はスゴイと思う。 従来マスコミも、つっ込んだ論議はタブーとし,番組の製作に対しても消極的だったと思う。 日本の国のあらゆるジャンルの問題にメスを入れ問題提起するスタイルのこの番組としては、避けて通れないのかもしれない。 勿論、その問題に対して決して結論が出たわけでもなく、結論が出る問題でもないし、今日は初めの第一歩だったのだろう。あえてテーマにしたこの番組は勇気があると思う。単なる一貫性のない、バラエティ番組であれば決して取り上げたりしなかっただろう。改めてスタッフの真剣さをわたしは感じた。 それに、1時間半、ただ真剣な雰囲気であれば、これもまた見るほうとしても肩が凝ってしまうし、製作者側も老若男女の視聴を得られない。ところが辛抱さんやたかじんさんの司会で、大阪独特のほんわかジョークを交えるところがとても馴染み易い。 今日はもう一つサプライズだったのは、あの番組は特定のスポンサーの縛りを受けていないというところ。局が自ら費用を遣って製作しているという。CMはあってもあの番組に、特定された会社のものではないらしい。(そうでないとあの番組の内容や出演者によっては、いつ問題発言が起こるか判らない可能性があるからスポンサーも怖くて付く事ができないとかいう裏事情も?(笑))