いにしえの奈良へ・・・
先日、以前より行ってみたかった、奈良の室生寺なるお寺へ出掛けた。奈良の深山と渓谷に囲まれた、女人高野と慕われたとの謂れがあるお寺である。 今まで訪れたお寺の何処より階段の数が凄い・・・。一番先の奥の院まで相当な高さ。遥か高台に存在する本堂、五重の塔・・・重厚で神秘的。その存在感は言葉に出来ない。周囲の杉やヒノキの大木はお寺を守護するご神木であるように感じた。 もみじの紅葉にはかなり早かったようだ。今年は夏の気候が長引いたせいかも。でも、かなり寒かったので、真っ赤に彩られる頃は、ここは寒すぎるだろう。このお寺に至るまでの山道のヘヤピンカーブの数も相当だった。一度は訪れる事が出来て良かったと思う。 奥山に紅葉踏みわけ鳴く鹿の 声きく時ぞ秋は悲しき 奈良の深山にあって、その百人一首の句が頭に浮かんだ。