最近の偏った風潮について・・
最近、秋田事件などいろいろ世間を騒がせる事件が頻発している。 しかし余りにもマスコミの加熱報道はあからさま過ぎないだろうか・・・?あれもこれも穿り出して、さながら90分サスペンスドラマ風になってしまってる。週刊誌に到っては最たるものだ。 こういう事件がある度にTVワイドショー等では、心理学者や各識者と称する人が『被疑者が育ってきた環境、何がそうさせたか 社会との因果関係について』等と実しやかに述べる。何をさて置いても重罪を犯した本人の責任、本人の問題なのである。因果関係云々を述べるのは加害者の弁護士の常套手段で、マスコミもまるでそれを加勢する一端を担っているように私には見える。それと加害者の家族や、被害者のプライバシーをもっと守ってあげて欲しいと痛感する。 マスコミ、ジャーナリズムの報道の自由を盾に(実は営利主義なのに・・)まるで正義の味方、民意を代表するかのような言い回しには辟易する事も多い。もっと公共の電波が及ぼす影響の重大さを自覚して放送して欲しいと思う。勿論、TVの番組や新聞の記事には、そういうものだけではなく、なかなか本質を突いているものや、大変勉強になるものもある。記事、報道を全て鵜呑みするのではなく、真実や本質を見抜き、取捨選択する力も養いたいものだ。