ポテトサラダを考える
うちのおとん(=夫)は、昔からポテトサラダが大好き。肉じゃがじゃなくて、ポテサラが、ワタシの結婚以来の料理の課題となっています。まぁ、そこそこはおいしく作るんですけど、きゅうりがどうも水っぽくなっちゃってね。月曜日の「はなまるマーケット」で、きゅうりが水っぽくならないレシピをやってました。 お、これは使えるわ・・・・・・・・ レシピはこちら 今日のNHKラジオスペイン語講座にも「ポテトサラダ」の話題が出てきました。つらつらと、長い間戦っている(!)ポテトサラダについて考えてみました。お勉強もしてみた。 ドミニカ共和国のお料理にも、ポテトサラダありましたよ。日本といっしょ、毎日の食事に出てくる人気メニュー。しかし、ポテトサラダとは呼ばない。「エンサラダ・ルサ」と言う。 Ensalada Rusa「ロシアサラダ」ということです。・・・なぜ、ロシアサラダ・・・・(^_^;) ドミニカ共和国の ポテサラ・レシピ(Ensalada rusa) Ingredientes(材料)じゃがいも 1リブラ(500gくらい)にんじん 大1本 または 小2本赤玉ねぎ 1個(ドミニカでは、よく赤い玉ねぎを使います)卵 3つ豆 や スイートコーンをお好みでマヨネーズ 1/2カップ~1カップ (注:ドミニカの1カップは250ccです)好みで ビーツ(赤さとうだいこん=ボルシチに入れるやつね) 中1個 または、りんご 1個。レモンジュース少々 Preparacion 作り方: 材料はゆでる。(色が出るので、ビーツは少し塩を入れたお湯で別に) しばらくさまし、皮をむき、小さな角切りにする。 全部を混ぜる。味を見て、塩を加える。 写真のはちがうけど、ビーツ(remolacha) が入ったエンサラダ・ルサは、ピンク色。味は、日本とほぼ同じですが・・・・・・・・ドミニカのお料理の本って、あっさりしてまして、カラーの写真なんて、全くなし。手順だけ。コツなんて書いてない。という本がほとんど・・・・・・・・・・・・・さすが おおざっぱあんな、「はなまるマーケット」のように、コツ、とか、ポイントなんかついてないよぉ~~~~これだけでも、日本はいいよぉ~~~~(涙) クリスマスには、りんごをよく食べるので、エンサラダ・ルサにも、りんごが入ってます。 ドミニカ人の友人の話では、「ドミニカでは昔、サラダは食べなかったんだよ。 日本人が広めたんだ」とのこと。・・・ びっくり ドミニカ民俗辞典で調べてみました。「サントドミンゴ(=首都。ワタシが住んでいたところです)の住人は、サラダを食べなかった。また、食べようともしなかったことが知られている。なぜならば、野菜は動物に食べさせるためにおいておくものであったからだ。20世紀になって、野菜がたくさん栽培されるようになり、サラダはドミニカ人も一般的に食べられるようになった。クレソン、レタス、ビーツ、タジョタ(和名:ハヤトウリ)などである。もっともポピュラーなのは、キャベツ、ビーツ、トマト、キュウリ、ラディッシュで作るグリーンサラダだ。また、じゃがいも、卵、タジョタ(ウリの一種)、にんじん、マヨネーズに他の材料を入れてつくる「エンサラダ・ルサ」も、よく食べられている。これには、好みで、ビーツを入れて、赤い色をつける。」 野菜を動物に食べさせるのにおいておく、というのは、土地が貧しかったのかなぁ。土壌のせいなのかなぁ。そして、20世紀になって野菜の栽培がたくさんされて、ドミニカ人が食べる習慣ができたのは、日本人移民の方々が野菜を作り始めたせいです。ご苦労もたくさんあって、そのお話もおうかがいしましたが・・・・これは、また書きますね。 なぜにスペイン語で、「ロシアサラダ」かって言うと、16世紀にロシアのシェフが考案して広まったからとか。 アルゼンチンにも、スペインにも、イタリアにもあるんですね。イタリアのも、「ロシアサラダ」になってました~~~ ドミニカでもたまに入ってましたが、この国々では、Ensalada rusaには、マグロが入るとか。スペインでは、夏のお料理になるんだそうです。(ご存知の方は教えてください)ドミニカのには、ツナ缶が入ってた~~~~ 日本でよくあるハムは入ってなかったような・・・・・・・・・ お国により、さまざまです。まぁ、これだけお勉強しても、ワタシのポテトサラダ もしくはEnsalada rusaがおいしくなるわけじゃないんだけどね・・・・・・・・・・・・・