サンフランシスコ出張日記開始!
仕事で海外に行くなんてめったにないこと。しかも、憧れのサンフランシスコ!わずか2泊3日という短い滞在期間だったけど、いろいろ楽しいことあったなあ。ちょっぴりずつ思い出しながら書いてみようと思う。Vol.1 ショック!ビールを奪われる!の巻サンフランシスコへの出発は、3月2日(火)19時30分成田初UA航空便。去年シアトルに行ったときも思ったけど、3月2日の夜に出発するのに、現地に到着するのは、3月2日の朝。これって、ちょっとタイムトラベル?と、ついドラえもん的な発想をしてしまう。同じ日を2回生きるなんて得してる気持ち。旅慣れてる人には、アタリマエのことなんだろうけど。その代わり、帰国は、現地を3月4日の午前中に出るのに、到着は3月5日の午後3時。飛行機の所要時間は約10時間ほどなのに、日付けは大きく進んでしまう。・・・けっきょく得した時間と損した時間を差し引きすれば、同じことなのね。いよいよ離陸時間を迎えた。UA航空は狭くて有名と聞いていたけど、ホント狭い。トホホなくらい。前のポケットに水のペットボトルや雑誌を入れるとそれだけでひざがつかえてしまう。『狭い・暗い・窮屈』」が苦手な私は、やや冷や汗を感じながら、「なぁ~に。お酒飲んで、音楽聴いて、ぐーぐー寝れば、サンフランシスコだ!」と自分を励ます。さて、無事に飛び立ち、安定飛行に入ったのを確認して、空港で買っていた黒ラベルの缶をあける。プシュ! ぐび~私や夫ほどお酒を飲まない同行の同僚は、ややあきれていたけど私にはビールなんてただの水みたいなもの。それに旅立ちの門出を祝すには酒はつきものだし。半分ぐらい飲んだころに、機内サービスの新聞を配るスチュワーデスさんが、私たちの席で立ち止まった。少し年配のそのスッチーは、ちょっと怖い顔をして、私のほうに手を突き出した。え?何? 何かくれるの? と思ったが、どうやら、そのビールをよこせといっているようだ。ビールを配ってくれるのはよくあるけど、ビールを取り上げられるとは思っていなかったので、かなりあせる。なんだかよくわからないまま、ビールを彼女に手渡すと、すたすたと行ってしまった。「今の、何だったの?」と私。「さ~。ビール飲んじゃいけないのかなあ。持ち込み禁止とか?」と同僚。「え~、でもいつも国内線には持ち込んで飲んでるよ。 この飛行機、ビール禁止なのかなあ。ミールサービスでもビールくれないのかなあ」と不安がる私。・・・そんなことで、不安がるなよ、と思うが、やはり私にとっては命の水(ただの水から、急に格上げされている)。ビールが飲めない飛行機なんて、聞いたことがないぞ。もしかして、取り上げたビールの代わりに、機内でも飲んでいい別のビールを持ってきてくれるかも、と期待するが、スッチーはそれきり戻ってこない。「なんか、酔っ払って暴れるような、危険人物に見えたんじゃないの?」と同僚。「そ、そんなわけないじゃん・・・」といいながらも、もしかしてそうだったらどうしようと、ちょっぴり心配になる。それからしばらくして、ドリンクのサービスが始まった。ワゴンを押したスッチーのお姉さんが、各席を回ってくる。私たちの列を回ってくるのは、さっきの怖いスッチーだ。「どどど、どうしよ。ビールくださいって、いっちゃいけないのかな。」と焦る私。英語の達者な同僚に、「ビールはいけないんでしょうか」って聞いてよ、と頼む。「やだよ、俺笑っちゃうもん」と同僚。確かに、「また、あんたか。懲りないわね。ビールは駄目なのよ」なんていわれたくないし。どうしようどうしようと迷ってるうちに、ドリンクのワゴンは私たちの列に来てしまった。「Somthing drink?」とお姉さんはいう。「u、aaaa・・・。どぅ、Do you have red wine?」と私。「Sure」と赤ワインの小瓶をお姉さんは渡してくれた。「なんだよ、ビール頼まないの?」とにやにやする同僚に、「い、いいの。さっき飲んだから。。赤ワインで・・」と小さくつぶやく。実際その赤ワインはほどよく冷たくておいしかった。結局、その後のミールサービス時にも、「Red wine,Please.」と赤ワインを追加。だけど、アタリを見回せば、ビールを飲んでいる人はたくさんいる。ということは、頼めばビールも持ってきてくれるんだな。。と安心しつつ、少し眠ることにした。日本時間では午後11時。いつもより早いけど、今眠っておかないと現地に着いてから眠くなってしまっては困るから。持っていったCDウォークマンをセットして、しばしお休みタイム。ハワード・テイトのファルセットボイスが、飛行機のエンジン音をやわらげてくれて心地いい。サンフランシスコもいい天気だといいな、夫はもう家に帰っているかな、なんて考えながら、眠りについた。*******補足:帰りの飛行機に日本語の機内誌があったので、確認したところ、日本国内で買ったビールを機内に持ち込んで飲むことは、米国の法律によって、固く禁じられている・・らしい。し、知らなかったんだも~ん^^;第一話では、サンフランシスコに到着しませんでした。。こんな感じでのんびり旅日記を公開していきますがいいかしら?