今更ですが読みました『敗因と』
『勝つに不思議の勝ちあり 負けるに不思議の負け無し』とは良く言ったものだが、負けの要因といっても、様々な事象が複合的に絡んでいてコレと限定するのは限りなく不可能に近いのだが。そしてこの本に書かれた事は、既に過去の事となっていて、現在の日本代表においては例えばメンタリティの部分においてはどんな状況であるかは伺い知れない。しかし、智将オシムに手腕を持ってしても急激な改善は難しいと思われる。悲観的ではあるが。そう考えると、現在の日本代表が前の日本代表からメンバーを踏襲していないのは必然だ。たとえ、どんなにスキルの優れた人物であってもメンタルのバランスが崩れた人物は時間を少し掛けて一度リセットする必要がある。今、代表に必要な要素はアグレッシブなハートなのだ。中村憲剛や、阿部勇樹、鈴木 啓太、そして羽生直剛。良い選手の選択かもしれない。さすが、オシムだ。ジーコとは違う。いや、ジーコの実績を良く研究したらしい。もう少し、日本代表を見ていこうか?と思った一冊だった。