新田義貞、新田塚を紹介した本、強まる愛着と誇り=明新まちづくり委員会が製作
私どもが住んでいる新田塚の氏神さん、新田義貞公について、新田塚町の明新まちづくり委員会は最近編集・発行した本の中で、「武士階級の支持を失い、腐敗した鎌倉幕府を打倒し、時の天皇、後醍醐帝の信任を得て、天皇親政の復活に貢献した新田義貞は、足利尊氏の裏切り行為にあって、故郷へ帰還することもできず、北陸越前の地で、その生涯を終わらずを得なかった悲劇の武将であることを知る住民は必ずしも多くはない」と指摘しています。これをみていると、7~8年ほど前、福井市の歴史関係者が「(新田義貞の戦没地)新田塚は歴史的に重要な地域」と話していたことを思い出します。私が自ら学習したわずかの知識に加え、そのことを聞いたときから、私は新田義貞がこの地域の氏神さんであることをありがたく、より誇りに思うようになったものですが、上記の指摘された文章をみて、さらにその気持ちが強まったような思いです。また同まちづくり委員会は発刊の意義について、「歴史上の偉大な人物とゆかりのある地域に住んでいることを知り、誇りと愛着を持つことは、ゆたかな地域社会をつくる上で大きな役割をなすものと考えた」と述べています。私も日々の生活の中では、新田塚町だけでなく同周辺の歴史に思いを馳せることがたびたびありますが、地域の歴史を私なりに理解を深めていくことで心がより豊かになっているのでしょうか。特に1時間早朝スロージョギングしているときなどは、そのコースに新田義貞ゆかりの地があることから、その昔の時代にタイムスリップしたような思いで、そこを通りすぎているのかもしれませんね。これは私にとって財産ともいえるものです。