アーツブリッジ日記

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• 気持ちを新たに

  今日は、前から開発したいと思っていたデータベースソフトについて、プログラマーの方とミーティングをした。かなり紆余曲折なプロセスをたどっていて、時間もかかっているけれど、それなりに少しずつ前進している気はする。人の意見を聞いてから、と言って最初の時点で色々な意見を採り入れようとしたりもしたが、今回はとにかく、基盤となるものを作ってしまうことが目的。大まかなものを作ってからそれに対する意見をきいていく方針に決めた。8月中～9月上旬までには基本形を作りあげられるようにまずは今週・来週で、工数計算に必要な仕様を細かく作ってしまわないと先に進めない。他のことでもバタバタしているが、ある意味、これが今の自分が一番すべきことだと分かっているので、毎日の生活の中でも優先順位をつけないと。このプロセスに関してはだらだらと時間をかけてやるのでなく、ダッシュで行けるようにがんばろう。

  July 5, 2005

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• 必要なデータ

  ７月にあるフォーラム的なところで話す予定になっているのだが、その内容が頭の中で全く整理できずこの２～３週間、悶々としていた。その間、人に話を聞きに行ったり関連書籍を読んだりしていたのだがそれでもいまいち大きな図が浮かんでこなかった。１週間くらい前にアメリカで出版されている論文をネットで発見したのだが日本まで送ってもらうと時間がかかるのでアメリカにいる両親の家に送ってもらい、母に必要部分をコピーしてもらってファックスで送ってもらった。（母親とテクノロジー、両方ともありがた～い！）その内容は、企業の業績とフィランソロピー、また従業員のモラルの相関性についての統計を含んだ論文。うれしくて、一気に読んでしまった。それについて色々と考えているとこの一ヶ月間で聞いた話や読んだものが少しずつカテゴリーごとに並んできて論点が浮かび上がってきたような気がする。あまりにも範囲の広いトピックでとにかく何らかのまとめ方を考えなければ、と焦っていたのだが、少しほっとした。これから一週間でぐーっと内容をつめていきたい。ドキドキ。

  June 12, 2005

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• のんびり週末

  今度の水曜日に大学時代の友人夫婦（アメリカ人）がシカゴからやってくる。訪問にしてはかなり長く、9日間もいるのでかなりお世話も大変になりそう。来週末は京都、奈良に連れて行ったりもするので、とにかく、お正月明けまででゆっくり出来るのは今週末が最後とばかりにのんびりしている。昨日は夜銀座に行ってふらふらと歩いた後、月の蔵というレストラン・バーに寄った。食べたものは、甘いおうどん以外は気に入った。日本は本当にどこに行っても大きく外れることって少ないな～と思った。アメリカにいたときは、その街に好きなレストランが２つ３つあれば良い方だった。ロスなんてあんな都会なのに、それでもおいしいと思えるところは本当に少なかった。それに比べて日本は食べ物天国！そんなところではダイエットも不可能になるはずだ。（と、言い訳。）今日は朝夫と一緒にクリスマス礼拝に出席したあと近くのお菓子屋/パン屋でのんびりお昼をした。そのあとは家で友人訪問のための観光スケジュールを組んだり、なんやかんやで今の時間に。のどかな日だった。こんな日がたまにあると心に余裕が戻ってきて、また前に進みたいなと思えるようになる。街は本当ににぎやか。家でのんびりしたり、街の華やかさを味わったり、とっても幸せだな～と思えた週末だった。

  December 19, 2004

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• おもてなし料理のクラス

  おもてなし料理のクラスに行ってきた。今日のメニューは：サンラータン（辛酸っぱいスープ）丸鶏のはすの葉包み焼き甘エビの香味炒めやわらか青菜のにんにくソースはすの実入りごましるこだった。どれも案外それほど手がかかるわけではないが、見た目が豪華な感じ。でも材料をそろえるのが、結構大変そう。特に家の近くは小さなスーパーしかないので…スープと青菜のにんにくソースはすぐにでもやってみたいと思った。来月は韓国料理のおもてなしだそうで、結構楽しみにしている。（月曜日はお魚料理のクラス…）お料理もおいしいが、私がいつも感激するのはクラスの先生やアシスタントの方々の手際のよさである。こんなにいつも手際がよいなら、彼女たちの家では毎食どれだけの品数が食卓に並ぶのだろうか、などと自分に関係のないことまで考えてしまう。私はまだまだがんばって料理をするところから出られないので、すぐに大変なレシピーだとめげてしまう。料理教室に行ったからといって、これが楽に感じるようになるのか、ちょっと疑問が残る…夜は元上司の奥さまと一緒にコンサートに行って、そのあとお食事。彼女はロス在住だが、今月だけ日本に戻ってきている。ロスにいたときは上司の奥さまというよりも私の母のような存在だったので、久々にゆっくりと話せて本当に楽しかった。彼女と楽しく話していたら、夜11頃、夫から携帯にメールが入った。「生きてますか」という内容で「はぁ～？」と返事をしたら、マンションのカギが開いていた上に私に電話しても全然つながらなかったのでなんかあったのかと思ったということだった。確かにコンサート中は電源を切っていたし、居酒屋でもうるさくて電話が聞こえなかったようだ。で、「なんか泥棒に取られてなかった？」と聞いたら、「泥棒に入られたようにも見える」と家の乱雑さを指摘されてしまった。アメリカに一週間行っていて、帰ってきたあとも一週間ずっと出っぱなしで家のことをきちんとできていなかったので、ちょっと反省。来週はアメリカから友人も来ることだし、それまでに何とかしなければ。

  December 17, 2004

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• ロスより

  昨日の朝６時の飛行機でテキサスからロスに移動。飛行機の時間のせといで、３時半起きだったので、機中では爆睡だった。そのあとは元の上司とランチをしたり友人と会ったりして一日を過ごした。今日は朝１０時半にサンタモニカでＣＳＲコンサルタントとして活躍している知り合い（日本人女性）と会った。彼女のＣＳＲの本はもうその関係者はほとんどが読んでいるというくらい定番になっている。彼女のいつも言っていることで一番私の頭に焼き付いているのは「ＣＳＲはただの義務でなく、ライフスタイルそのもの」という言葉である。数日前にテキサスでＨＥＢという会社を訪問してＣＳＲ活動についてインタビューしていたときに、その会社のＣＳＲ活動は社長の信念や哲学に基づいているという話を聞いたとき、彼女の「ＣＳＲはライフスタイル」という言葉を思い出した。でも今日その彼女と会ったときはＣＳＲの話は３０％、あとの７０％は私がこれからやろうとしていることについての話だった。コンセプトについて色々と話したら、とっても喜んでくれて、「紹介できる人も色々といそうだから、ビジネスプランの進行状況を知らせてね」と言ってくれた。今はまだ非営利団体に対するサービス提供ということと、企業のＣＳＲ活動の手助けという２つのことの接点がぼんやりとしか見えていないけれど、それがはっきりしてきたら助けてくれる人がいるんだ、と分かってとてもうれしくなった。午後はロスにあるCenter for Nonprofit Management（非営利団体のためのマネジメントセンター）というところを訪問。主なサービスは非営利団体に対する情報発信やセミナー開催、コンサルサービスの提供、そして非営利経営に関する書籍を集めた図書館の運営、といったところである。訪問の目的は書籍購入とスタッフコンサルタントとの名刺交換。まずは図書館で書籍を片っ端から見ていき、１３０ドル分の本を買い込んだ。主に非営利団体のためのマーケティングや資金調達、理事のマネジメント、そして戦略計画作りのための本やワークブックである。日本には論理を説明してある本はあるが、まだワークブックのように実践的なレベルまでかみ砕いたものは少ない。こういったものを日本語に訳してコンパクトにまとめてみたいと思っている。そのあと、スタッフコンサルタントとも１５分ほど話すことができた。もし私は日本で非営利団体のコンサルをしたとしても行き詰まることが必ず出てくると思う。そんなときに非営利コンサルの経験が豊富なアメリカのコンサルタントとつながりがあれば心強いだろうな、ということもあったため、彼らのコンサル体制や料金体制についても聞いてきた。いつかマーケティングなどについてのワークショップを日本でやってもらうというのも悪くないなと思った。とにかくがむしゃらに何かの行動を起こしていると、そこから見えてくるものもあるなと、ふと思った。

  December 6, 2004

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• テキサス州、サンアントニオ市より

  今日は一日中飛行機だった。ロスとフィニックス（アリゾナ）で乗り換えて、やっとサンアントニオの実家に到着。それから夜の１０時くらいに夜ごはんを食べに行ったので、本当に長い一日だった。４ヶ月のぶりのアメリカだが、戻ってくると、ちょっとホッとするところもある。人々のオープンさや時間の流れの速度の違いによるものなのか。でも食べ物に関して言えば、着いてまだ一日も経ってないというのに、もう日本が懐かしい。食べに行ったところではサラダをオーダーしたら、直径４０センチくらいあるお皿にトマト、２種類のチーズ、ターキーの角切り、きゅうりの各種が山のようなレタスの上に敷き詰めてあり、５人分くらいの量だった。オニオンスープはあまりのしょっぱさに熱湯を足して薄めてもらったりした。日本のレストランでは考えられないことばかり。でも初めからあんまりおいしいものは期待していないからそれでも大丈夫なのかも知れない。やっぱり、全ては期待値の高さによって決まるから。木曜日は朝１０時から会社訪問なので急いでＣＳＲについて勉強しないと。

  December 1, 2004

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• あわただしい日々

  今日は芸団協のオフィスまで、日本の舞台芸術団体についての統計をまとめてある本を購入しに行った。私が一番知りたかったのは、各分野における活動している舞台芸術団体の数だったのだが、芸団協のスタッフの方のお話によれば、団体数は、はっきり把握されていないとのことだった。確かに演劇などについて言えば、アマチュアとプロの境界がはっきりしていなかったりして数を特定しにくいのかも知れないが、それにしても驚いてしまった。芸団協の方は「把握できないということ自体がこの業界の問題なんです」と言っていた…　そのあと紀伊国屋でＣＳＲ関連の本を４冊購入。これもただちに読まなければ。夜、アメリカのＨＥＢという大手スーパーに電話したところ、インタビューに応じると言う返事をもらえた。それまでに勉強しなくてはいけないことが山積み。明日はアメリカ行きの細かい準備をしてから、夜はトリフォニーホールでオーケストラ経営についてのセミナーが５時間も…　準備が終わるか心配になってきた。もう少し余裕のある生活をしたいものだが、まあ、こういう風に全てがバタバタ状態の時もあるかなって感じ。

  November 29, 2004

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• 神田昌典のピンク本、ブルー本

  この本を最初に手に取ったときは、「どんなイカサマ的なことが書いてあるのだろう」と思ってしまった。やっぱりあのピンク色に操られてしまったようだ。しかし、読み進むうちに、当たり前なのに実行されていない事の多さに気付き、そうこうしているうちに完全にこの本に引き込まれてしまった。読み終わったときは読んだことを実行に移したいと思っている自分がいた。このマーケティングのコンセプトはＮＰＯにもすぐに使えることなので、これからその応用法について考えてみようと思っている。３日後にはアメリカに発つというのに全く用意も始めていないので、明日、あさってはかなりばたばたした状態になってしまいそう。アメリカで情報収集をしたいと思っている会社とのアポイントもまだ取れていないので、それも明日しなくては…

  November 28, 2004

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• 久しぶりの散歩

  今日は久しぶりに夫も休めたので、夕方家から日比谷公園の方まで散歩して、そのあと東京駅の方の本屋へ行ったり、銀座まで夕食を食べに行ったりした。皇居のお堀のある部分にはいつも二羽の白鳥が泳いでいるのが３週間ほど前に散歩したときには一羽しかいなかったので心配していたが、今日は二羽とも仲良く一緒に泳いでいたのでほっとした。日比谷公園は紅葉がとてもきれいだった。日頃は２人とも忙しく、自然とあまりふれることもない生活だが、一週間に一度くらいこうして自然の中を散歩すると日頃のストレスがすーっと体から抜けていくような気がする。東京OAZOの丸善では斎藤槙さんの社会起業家の本を購入。槙さんは企業のCSR（企業の社会的責任）分野のことでは日本の中の一人者と言える。槙さんはロス在住で、私がロスにいたころにコンタクトしてお知り合いになったのだが、彼女はCSRを「企業がしなくてはいけないこと」としてではなく、経営者の「生き様」として語っていたのがとても印象に残っている。私ももう少しこの分野について、自分でも掘り下げて勉強してみようと思っている。

  November 23, 2004

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• 体調不調

  今日は一日割れるような頭痛が続き、かなり辛かった。そんな中でお料理教室「おもてなし料理」の第一回に参加した。お料理教室というものは初めて参加したのだが、たった２時間３０分でもずいぶん効率的な教え方ができるのだな～と感心してしまった。作ったものは、きのこのホットサラダ、ハーブポークロール＆ラタトゥイユ、野菜のチーズドリア、そしてりんごのコンポートでかなりのボリュームだった。そのあと父方の祖母の家に遊びに行った。本当は明日が９９歳のお誕生日なのだが、明日行けないのでちょっと早く行ってきた。この祖母はただ長く生きている、というだけでなく、本当に意志を持って生きている。祖母は毎日朝４時起床で、ヨガや体操をしてから庭の植木や野菜の手入れに取りかかり、その後料理や家の掃除などをする。日経新聞は毎日隅々まで読み、株も動かす。祖母の生活を自分の生活と比べると本当に恥ずかしくなってしまう…そんな祖母に頭痛のことが言い出せず、夜の９時にごはんを一緒に食べてから帰ってきたのだが、帰りの電車で頭痛が激しくなりやっとの思いで家までたどり着いた。

  November 17, 2004

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