原酒でGO!
呑ん兵衛の本能を直撃する「原酒」でGO! 日本酒の「原酒」って、ついつい飲み過ぎて、色々と失敗を重ねた僕ですが、お気に入りの地酒を見つけると、どうしてもその銘柄の「原酒」を飲みたくなるのは、呑ん兵衛の本能のようなものですね! 「原酒」は、ご存知のとおり、製成後、水を加えてアルコール分などの調整をしない清酒(ただし、仕込みごとに異なるアルコール分を調整するための、1%未満の加水調整は差し支えないことになっています)のことです。 まあ、大好きな味が、もっと濃厚な状態で、横たわっている訳ですから、呑むなと言う方が無理ってもんです♪ 今日は、ある方からご質問を受けましたので、それにお答えする形式で、ちょっと風変わりな物も含めて、お薦めの原酒をご紹介致します! シーズン1: にごり酒 純米原酒 (究極の「まったり」に痺れ、やがて「セカンドインパクト」を迎える)秀よし 練り上げにごり酒 『とろとろと』720ml 蔵元(1689年創業)である秋田県仙北郡の「鈴木酒造店」は、昔ながらの手造りに拘っている、とても真面目な蔵である。 ブランドラインも「秀よし」だけという所も僕好みです。 『とろとろと』の風貌は、「にごり酒」というより「どぶろく」に近い。 上澄みがほとんどなく、滓(おり)の多さからくる「驚きのまろやかさ」だ。そして甘さは超控えめである。 とても原酒(18度)とは思えない。 とても日本酒度が-9.0度(今年は-7.0度と表示)とは思えない。 原料米の「めんこいな」は秋田県仙北郡産の1等米で、酵母は「吟醸造り」のスタープレイヤー「協会9号」の泡なし酵母である901号酵母を使用。全てに驚きが満載されている、この「にごり酒純米原酒」が4合で1200円の安さです。是非、『とろとろと』でお父様を驚ろかせましょう( ̄▽ ̄)V シーズン2: 完全無添加 純米吟醸原酒 (ピュア・オブ・ピュアに乾杯!)梵 純米吟醸 無濾過生原酒 720ml 福井県鯖江市の有名蔵「加藤吉平(きちべえ)商店」は、説明不要ですよね! でも、案外、知られていないのが、こちらの蔵のお酒が「完全無添加純米酒」という事。 純米酒といえども、通常は微量の添加物(「資材」と言いまして人体には無害です)が加わりますし、速醸系酒母の場合は、一般的に「乳酸」が添加されます。 「完全無添加純米酒」は文字通り「ピュア」な純米酒です。 しかも、「梵 純米吟醸 無濾過生原酒」は4合で「税込1,680円」とリーズナブルなお値段です! (参考) 完全無添加純米酒の源流(代名詞) 飛良泉『完全無添加純米酒』山廃純米酒蔵元:飛良泉本舗(秋田県最古の酒蔵:山廃仕込に定評がある蔵です) シーズン3: 蔵まるかじり (タンクが空になってしまうまで) お父様が必ずしも「純米酒」がお好きかどうか分りませんよね!そんな時は、愛媛県四国中央市の「梅錦山川株式会社」にGO!「醸造アルコール添加歓迎派の方」方でも、お気に入りの1本が見つかります! 日本酒以外にも焼酎と地ビールも生産しています。 正に、お酒のデパートみたいなう蔵元ですよね♪ 梅錦山川株式会社 (僕的お薦め純米原酒)梅錦純米原酒 酒一筋 1800ml