まんがよみ日記

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• 寝坊

  　旅行帰りのかみさんとムスメにつきあって寝坊。　だらだらと朝食。　布団を干し、掃除。　親子３人で外出してパン屋のイートインで昼食。　かみさんは買い物に行き、残りは家へ。　掃除の続きをやって、終わったのでムスメを公園へ連れて行く。　同じ保育園の男の子と体操教室の子と遭遇。連続して名前を間違えられる。　親が思っているより地味な子なんだろうかムスメは。　派手である必要はないのだがどうやって過ごしているかは常に心配。　家に戻るとかみさん帰宅。夕食の準備をしていてもらう。感謝。　冷凍庫の肉で焼き肉。　早起きは三文の、というけど寝坊は三文以上損しているような気がする。日曜が終わるのが早いぜ。（♂）

  2011年05月15日

• 屋根はキレイだが部屋は・・・

  　朝寝坊して、焼きそばをつくる。ピーマンと人参と玉ねぎを刻み、ほおりこむ。　ひさびさの自分のためだけの料理もたのしい。　カンビールでものめれば最高なのだが運転の予定があるので自粛。　ベランダのパネルをはがして掃除。水をながしてデッキブラシでごしごし。髪の毛と埃と泥の塊がすごい。　タオルケットを洗い干す。　そうこうしているうちに昼食。近所の居酒屋のランチでチキンカツ定食。ここでもビールのめたらなあと思うが（以下同文）。　本屋を放浪。重松清を２作チェックも買わず。読めば面白いのだがなんとなく買う気がおきず。読みすぎてパターンがみえてきたのだろうか。　かみさんたちから連絡があったので駅まで迎えにいく。うまく拾えたので家路へ。地元からずっといっしょだった家族の話などをしつつ。　夕食は生協の企画の「長崎野菜」というパックの野菜をつかってカレーをつくる。玉ねぎがおいしすぎて泣ける。（♂）

  2011年05月14日

• 丼

  　残業で終電。夕食を食べていないことを思い出し、チェーン店の某丼の店へ。　何年振りだろう。　脳内で中島みゆき「狼になりたい」を流しながら来るのを待つ。　来た。　うーむ。しょっぱくておいしくない。歳をとったのかしらん。　自分でつくったほうがうまい。　ついそんなことを考える私は主婦かしらん。　　しかし満たされないのう丼系は。たぶん味よりなにかツッコむというのが許される年齢層のための商品群に違いない。　狂牛病騒ぎのときにヨシノヤに客が殺到したらしいがいまとなっては行列をつくるほどかね？と思う。　この冷静さは人生小さくするような気がしている。　と人生を語る前に、夕食アイデアが浮かばなければ家に帰ろう。反省。今日帰っても米は炊いてなかったけど。　カネをだしてまずいものを食う。そんな不幸な話の巻。（♂）

  2011年05月13日

• ひとりぐらしのアリエッタ（意味不明）

  　本日よりムスメとかみさんと義母が旅行に行ってしまったので。　一人暮らしでなにをするか迷っているうちに残業。　なにもしないのもアレなのでブックオフで「タッチ」全１１巻を購入。105円コーナーでGET.ラッキー。　意外と南はひどい女だ。　気づけば夜中。もう寝なければ。　なんで休みというやつははじまった瞬間に終わるのだろう。　のびのびできるはずが。意外とさみしいことが発覚して苦笑。　これもまた結婚の真実というやつかもしれない。なんちて。（♂）　

  2011年05月12日

• 徘徊

  最近、近所を太陽光発電の営業がうろついている。業界トップの某会社だ。 ケータイで調べたら黄砂で有害物質をばらまいている隣国資本だった（ぽぽぽぽーんな日本がいうなといわれるのは承知している）。 初期設備投資は各家庭の月々の電気代にあわせたローン設定。払い終われば売電分の金が入ってきてメシウマー。シャープ製よりも安くて保証期間も長いですよ というのが言い分。 うますぎて裏がある気がするのはなぜだろう。 保証期間と払い終わりまでの時差になにかあるのではないか？ 家屋にダメージあるんじゃね？（いちおうケアするといっているらしい） そんなに話がうまければみんなやるだろうよ という日本人的な日和っぷりでボーダーラインを引いている。 ネットで調べたところ、国が技術開発補助をやめたら餃子国と麦酒国に市場をとられた分野だそうだ。 技術開発そのものは日本が深く関わっているのだが、初期開発費用を回収しないまま餃子国が日本の会社（＝技術）を買収VS.開発費用を回収したい日本企業・・・という勝ち目のない戦いになっているとか。なにやってるんだか。 お決まりの日本の負けパターンだ。 金があるわけでないし入る気はないがもう少し調べるつもりだ。理論武装のためにも。 話そのものよりも、もしかしたら営業マンの雰囲気がこちらの警戒心を呼び覚ましたのかもしれない。 左腕にはめられたデザイナーズウォッチと数珠。 組み合わせがなんともいかにもイケイケだ。これで健康系ブレスレットまでつければ最強だったろう。 ちなみに近所の井戸端会議では早速「ちゃら男」と命名されていた。つけたのは私ではないが、男として生まれてこうは呼ばれたくないものだ。間違っても呼ばれないだろうけど。 日本製神話が崩壊しつつある今、こういう選択を迫られることは増えていくのだろう。 日本製品も浸透まではこういう目でみられながら市場開拓をされたのだろうなあと思ってみたりする。 万が一（あくまで万が一だ）やる気になったら住宅メーカーに問い合わせるつもりだ。エコやら地震やらうるさい商機にメーカー側で売り込みしない理由がなにかあるはずなのだ。（♂）

  2011年05月09日

• ETV特集「町にボクのロックは流れますか?～ネット世 代のカリスマ"現実"に挑む」＠ETV

  ●聖かまって●ゃんの名前を知ったのは夜中のドラマ「モテキ」だ。満島ひかりが失恋してカラオケで絶叫する場面で曲がつかわれていた。 変調子と狂ったボーカル。こういう種類の音はつねに需要あるんだなあととつい分析してジャンルわけをしてしまう時点で私はおやぢ。 単純に高いテンションと尖ったアレンジに痺れた。怖いものみたさ？そうかもしれない。 かつては椎名林檎であり、筋肉少女帯であり、尾崎豊であり、森田童子であり、若年性自意識肥大症患者のための治療ツールだ。いつかは年齢とともに卒業して「懐かしい」と消費するのがさだめのPOPSだ。日本が誇る私小説の流れともいえる。 そのバンドのボーカルに密着するというNHKらしからぬ大胆な企画。 放送時間からいったら現代アート扱いなのだろうか？ライブの前でさえWEB上に自己をさらし放送しつづける姿は鬼気迫るものがあった。 双方向コミュニケーションははたして本当にクリエーターのためになるのかといったら疑問だ。偶像を演じる意識がないと自己崩壊につながるのではないか。 曲をつくるために罵離雑言を吐き、泣き、キレる。取材陣にもとりつくろわない社会性のなさは筋金入りのダメ人間だ。だからこそあの訴求力につながるのだろう。 手慣れた動物つかいのようなマネージャー氏の捌きかたには感心した。 映像から伝わってきたのは真摯な創作姿勢だ。嫌いだが尊敬する。 最期に死ぬというわかりやすいオチはやめてほしい。違うジャンルにいくと予想してみる。（♂）

  2011年05月08日

• 原因

  　HITOMIがラジオで、出産しても崩れないプロポーションの秘密をきかれてこたえていた。　いわく「スポーツクラブで有酸素運動はたしかにやっているけれど、それよりも自分が元気でないことがいやだから、元気がでるようになにをするかを考えている」とのこと。　シンプルではあるが納得できるものがあった。　日常をおくるうえで仕事をすれば疲れる。あるいは子供の相手をしていても疲れる。疲れないことなんてそうそうない。疲れてあたりまえとどこかで思っている。　しかしなぜ疲れるかと考えると意外と回避できる要因があったり、予防策、「耐久工事」ができる要因はあるものだ。　高級化粧品や健康食品のCMを観るたび　「夜更かしと昼食の手抜きをやめればいいんじゃね？」　とツッコミをいれているのだが同じことはたぶん自分にもいえるのだ。　寝ろよ自分。（♂）

  2011年05月06日

• 

  GWも終わりに

  　朝、ムスメの自転車の練習。　隣の子がでてきたのでムスメが営業をかけるも、パパと遊びたいらしく不発。隣のまねをしてバドミントンをやりたがるのでやる。　いまだに落下予測ができない。空間認識が苦手なようでは球技の道は遠いようだ。　しばらく遊び、時間になったので外出。　母の日の買い物をするかみさんを追ってだが。祭りの笛でだらだら遊んでいたのでバス停まで走るはめになる。通過しかけて車両がとまってくれる。　急げと何回もいって急がなくて笛をとりあげるとべそをかくのってなんだろう。怒られるポイントをいい加減学習していただきたいのですが。「怒るよ」って脅すのよくないよなあわれながら。　おもちゃ売り場を放浪。いまは中学生になった姪がうまれたころ、木製の玩具を求めて放浪したのが嘘のように選択肢が広い。いい時代だ。　昼食のために行列。疲れたので椅子で休憩。　ブツがきまり家に帰る。　　GW期間の勧誘チラシをみたらなかなかいいコピーが載っていた。　「うちの親なんてなんでもいいじゃないか」そんなことをいう夫にちょっとムッとした　あるあるあるある・・・・おいおいうちみてたんかい？（♂）　

  2011年05月05日

• 北欧系家具屋

  　家族そろって某大手北欧系家具屋へ。　べつに買いたいものがあるでなし、ただの見学である。ドライブだ。　という層がどれだけいたのかわからないが連休らしい大混雑。道路もすごかったけど。　品揃えもさることながら、見やすいディスプレイにほれぼれ。　棚の数々にもしびれる。スペースと時間があるならゆったりと日曜大工をやってみたいものだ。　効率優先の客導線はわかるが非常時にどうなるかさっぱりわからない。　このたびの地震のときどうだったのだろう？方向感覚が狂いそうな室内は不安をかきたてられる。　食べ物はこれまたアメリカンなつくりで。高カロリーだがまったく精神的に満たされないかんじはデブまっしぐら。浦安鼠島と同じだ。そんなに繊細な味覚とも思わないが私は日本でしか生きていけないカラダなのかもしれない。　子供を預けるおもちゃのスペースにムスメ大喜び。よかったよかった。　帰り道は混雑を予想して二人を駅でおろし、ひとりでドライブ。（♂）

  2011年05月04日

• お食事会

  　実家にいくにあたり長兄に連絡したらなぜか外でお食事ということに。　当方３人＋両親２人＋長兄家族４人ならそれもまた当然かもしれない。　連休気分を満たすイベントだ。　前日夜、兄から企画内容を聞いて朝電話確認。あわてて着替えて出発。　PCをひらいて店名と住所を検索。　「いちど実家きたら？」とのんびりしたことをいっているので間に合わないから直接いくよと連絡。　大事なことははやめにいってくれ母よ。　予想を超える大渋滞にはまり遅刻。整備すればするだけ渋滞がひどくなるのはブロードバンドと同じだ。　食事は和風創作料理でダシが効いていてとても美味。あるじをよべい。　甥が中学生になっていてますます小生意気になっていた。　「相棒」とコナンとマイケルジャクソンがお気に入りでクラスのディベートではだれにも負けないらしい。　店に来る前にオセロで父に負けべそをかいていたとか。　勝ち逃げしようとする父に「孫のためだと思って再戦しようよ」と食い下がるのはなんともおかしい。　実家により珈琲をいただいて退散。両親の体力を考えると今後もこのパターンは増えていくだろう。　ところでムスメ、ドライブに大喜びでまったく寝ない。眠気マックス→不機嫌→すねるという悪い子パターンになりそうだったのでお気に入りの音楽（なぜか岩崎良美の「タッチ」）をかけてアゲアゲにしたらなんとか持ちこたえる。　つーか、素直に寝てくれませんかね？（♂）

  2011年05月03日

• 目玉焼きではじまる朝

  　目玉焼きをひさびさにつくる。　目玉焼きってなんとなく朝しか食べちゃいけない雰囲気があるのだが。オレだけだろうか。　朝食を終えて外へ。天気が悪くならないうちに暴れさせなくてはいけない。　自転車に乗せて近所を走らせていると、スタンドをつけるご近所さんに遭遇。　私同様セッティングに苦しんでいた（苦笑）。だって説明書にロクなイラストがないんだもん。要は「がたがたいわずに自転車やにもってこんかい」ということだろうか。　ひとりでスタンドを立てる練習をさせる。　意外とはやくできたのでケータイのビデオに撮り送信。ぴろりん。　疲れたので庭掃除をしているとムスメが急に盛り下がっている様子。　玄関の飾りのイヌを滑り台のように滑らせて尻尾を欠けさせたようだ。　なんで庭いじりをすると昨日はけがをして今日はモノを壊すかね（怒）。　自分のカラダ＝ケガしやすい　イヌの飾りも同様に壊れやすい　という、発想の連立方程式ができていない。　モノを大事にしなさい。あなたのおもちゃをお父さんが壊したらどう思いますか？丁寧にモノを扱ってください。　そもそもその飾りは買ってきたのはおかあさんだから今日の夜謝りなさいと冷静に伝える。　「あやまっても許してくれないよ」とぬかすので正直に伝えるのがあなたの仕事です。許してくれるかどうかは別の問題です。あなたのおもちゃを誰かが壊してみんなが黙っていたらどう思いますか？と伝える。　突然ハチが怖いと言い出しギャン泣き。　最近問題をすりかえて泣こうとするのだが。逃避行動だろうか。許さないけれど。ここで迷うのはどこまで追及するかということだ。　泣けば済むという狡猾なオンナにはなってほしくない。誠意をもってほしい。　昼食はリクエストにこたえてホットサンド。　天気が降る降る詐欺っぽいので少し遠出をすることに。　着いたとたんポツリと雨の気配。　ダッシュで家に戻る。　先日ビデオに録った「宝島」を観る。　相当古い作品（1978年…って、あれ自分の時代か）だが面白い。ジョン・シルバーがどうみても力石なんですが出崎さん？音楽がすばらしい（羽田健太郎）。　夕食は肉じゃがと野菜スープ。ちなみに夜謝らせた。栄養になっているだろうか？（♂）

  2011年05月01日

• 

  パパゴン

  　朝、義母より電話。　　義妹が娘を連れてくるのでいっしょに公園に行かないかというお誘い。喜んでお受けする。　現地集合ということにして準備。　とりあえず連休のイベントがひとつ埋まった。　ムスメにお着替えをさせてスタンバイ。ひととおり掃除もする。　企画内容はまだ封印。はやめに教えると興奮してロクな結果にならない。　ドラッグストアに行き、駄パンを購入。ヤマザキのアンパンはそこそこ美味いのが不思議。　公園は車で行くと遠くなく近くない距離なのだが朝早起きしたせいか眠気を催したらしく。　着いたらぎゃあぎゃあ騒ぎ始める（怒）。　主役を従妹にとられる嫉妬だろう。　「学校に入ったら毎日だから。いまのうちに免疫つけないとね」と義妹は笑う。　まったくだ。　義母が握ってくれたおにぎりで昼食。　がっつり食ってお腹が満たされて安定したのかようやくふたりで遊びはじめる。　縄跳びをやったり遊具にぶらさがったりしているうちにいい時間。まだ遊び足りなそうなので別れて遊ばせる。やたら高い滑り台とかジャングルジムとかいまどきめずらしい「危険」な遊具に満たされていてたいへんよろしい。　家に帰り自転車の練習をしているとお隣の姉妹が。仲良く遊んでいたのだが突然ぎゃん泣き。　車止めで鉄棒をやろうとして頭を打ったらしい。　まだ泣くのでバイバイして家に入る。軽い傷だが消毒。　「車止めで鉄棒をやるのはいいことですか？」ぶんぶん（首を横に振る）　…わかっているのになぜやるのだ（怒）。　とりあえず風呂では洗髪をやめておく。　焼きそばを食わせてはやめに寝かせると秒殺。　子守って監視のことなんだろうか？と消耗。　もうすこしニコニコと見守り慈しむやさしいパパになりたいものだ。　次の行動はわかるが先回りして注意したらよくない→自粛　という「すること」より「しないこと」が疲労度をあげる気がする。　などと話しているとかみさん。　「自分の子だからどうしても怒るんだよ」そうかもしれない。　怒ることをためらわない、叱っても消耗しない強さがほしい。（♂）

  2011年04月30日

• 藤谷治「船に乗れ！」（ポプラ文庫）

  祖父の関係で音大付属の学校に通いはじめた少年のみた学園生活の罪と罰。 才能と環境が大きく支配する世界で出会う様々な人々。野心に燃える少女。政治的に生きようとするひと。哲学を語る教師。圧倒的な才能。 情熱、努力と友情という真っ直ぐな世界ですすむのかと思いきや、主人公の彼女の起こした事件が曲調をマイナーへと変えていく。オペラのヒーローのように突然変調をきたす精神。 すべてをセピア色に染めるラストは上中下巻にわかれるにふさわしい読みごたえ。 サントラ盤つくれポプラ社。水嶋ヒロで稼いだ金で。（♂）

  2011年04月28日

• 「もしドラ」を観る

  録画していた「もしドラ」を観る。 原作を読んでいないのだが面白い。リアルと萌えとギャグと切り替わる表現はいまどきだなあと思う。 今度映画化されるらしいが実写でやるなら本広克行あたりに頼めばいいのに。「西洋骨董洋菓子店」みたいにとぼけた映像が似合うだろう。 キャラのあしなげーよ。前は少女漫画の特権だったような。 顧客満足度と部活の練習内容をだぶらせるのは どうなんだろう？とは思うが、徹底的な数値化と責任の所在をはっきりさせるのはうなづける。 ラグビーの清宮監督が早稲田でやっていたことだ。成果を明確にして、維持または進歩させなくてはならない。 日本の会社経営においてはそこまで自己達成度を要求する傾向はないのではないだろうか。むしろ、いいからやれ、という不条理を求めるほうが大半ではないのか。データはなくてイメージだけど。 すばらしいのは主人公の人心掌握術だ。これだけ熱くなればみんなついていくだろう。「マネジメント」を読まなくてもいいのではないか。 いっていることは特別なことはない。あたりまえの積み重ねが結果をうむのだ。逆にいえば少しの手抜きがいかにダメージを与えるかということだろう。 新社会人がデビューしたばかりの今の時期に放映するのは意味がある。全部観る予定。（♂）

  2011年04月27日

• 封印

  ドラマーの同僚の話。 最近、常連がセッションするようなバーに通っているらしい。 おっさんおばさんが集まってはそれぞれ好きなロックナンバーを演奏するという。 「普通のＯＬっぽいひとが『ブラックドッグ』を歌ったりするんだよ酒飲みながら。たのしいよー」 あれ難しいですよね？ 「キーが高いよツェッペリンは」 たまにギターが弾ける同僚を誘っていったりしているそうだ。そのひとは普段物静かな方である。さぞかし日常を外れてハジけるのであろう。 いいなあ楽器。いまさら習わないけど。 もんたまさんもどう？というので「ホラしか吹けませんよ」といっておく。 ボーカルやりたきゃいけるよ！と煽られたが。 カラオケと違ってマイクスタンドの前は聖域だ。英語の得意不得意とか、歌のうまい下手の話ではない。問題は本気かどうか。テキトーにやったら失礼な気がする。 それはロックじゃない生活を送っている者としての、最後の義理立て（ロックスピリッツとルビをふってくれ）かもしれない。なんちて。（♂）

  2011年04月26日

• 正直すまんかった。とかいったら？

  プロレスラーのエピソードが好きだ。 試合の幻想を守るために、一般人の前で見せるリアルな強さ。 興行に関わる893に舐められないために接待の場で若手にブランデーを瓶で一気のみさせていた とか、 ヒンズースクワットの汗で床に水溜まりができた とか、 佐々木健介は寝ているときに肩をつけられカウントされると寝ぼけていても2.5で跳ね返す とか聞くとワクワクしてしまう。 冷静に聞けばアホっぽい（というよりアホそのものだ）が。そこまでやるかねフツー？誰もそのレベルは求めてないだろうという過剰さにプロフェッショナリズムをみるのだ。 プロレスラーを名乗るべき資格は生き方にあるといっていいだろう。 瀬古にむかっておまえのためならなんでもできると叫び植木鉢の土を喰った中村監督。 数秒でもはやくタッチするために爪を伸ばしていた鈴木大地。 オリンピック業界にもプロレスラーはたくさんいるようだ。 ところで。 某首相はJA福島で野菜を出されて「このままで食べられますか」とのたまったそうだ。 おそらく他意はなく。食べさせられるパフォーマンスを求められることはわかっていて洗ってあるか、とかそういう意味であろう。弁護するなら。 でも遅い。 イチゴを掘り返して側近がとめるのもきかずに次から次に口の中にほおりこんだ、とかやってほしかったのだが。 もう遅い。 ドアから出たら日本の顔だという意識をもっていただきたいのだが。 遅いけど（くどい）。 佐藤優氏によれば首相という立場によってひとはふさわしい「顔」になるという。 間近でみた橋本や小渕からは「日本のために死ねる」という覚悟が伝わってきたそうだ。 そうでないひともいるらしい。 ある意味それは一市民であるつづけようとする強靭さのあらわれといえ・・・ねえよ、はあ。（♂）

  2011年04月25日

• 選挙とホームセンターと鉄板

  選挙にいく。文句いうならまず投票だ。なんだこの投票率は。足運んで鉛筆で書くだけなのになぜやらん。権利剥奪してやれ。 投票後、小麦粉男の皿に釣られて某ファミレスへ。意外と美味いから困る。基本方針として三人揃わないといかない、ということにしている。ファミレスに行くのが特別、という感覚はもたせたい。雲丹パスタうまー。 親子揃ってホームセンターへ。 庭のライトを探すためだ。ついでに机やらベッドやら一年後のイメージトレーニングのためにみてまわる。 ムスメ、あちこちのベッドでごろごろ。これじゃあホームセンターでみかける馬鹿親子（なぜか子供はローラーシューズ）と同類だよ。 庭のＬＥＤライトとトイレカバーは大人気。節電の影響らしい。 学習机は飽きのこないつくりはそれなりの値段だ。引き出しの裏などみえないところに手を抜いていないと金額がいってしまうらしい。むー。 真っ白なプリプリお姫様っぽい机で勉強になるのだろうか？とか余計なお世話だが。勉強しやすい色ってあるのではないだろうかメーカーさん？ 夕食は焼肉。ホットプレート楽しい。 ムスメに今日は鉄板で焼肉だよ、というと「うちにてっぱんなんかないよ」と抜かす。おいおい朝ドラ「てっぱん」に出てくる鉄板なんか業務用だから一般家庭にはないよ普通。なぜそういつも断言するのだ？（♂）

  2011年04月24日

• 飲みにいきたい。

  最近、ひとからいただいた薩摩白波を飲んでいる。 困ったことに美味い。麦酒一辺倒だった私が改宗を考えたくなる。まだ「浮気」のレベルだが。 フルーティーというか、舌触りから喉越しまでの拡がるような味わいが癖になる。いい小説でも読みながらちびりちびりと飲りたい。 実際はスープをつくりながらとか雑用をしていたりするのだが。 「飲りたい」という雑な表現はこういうときにこそふさわしい。 マグカップにいれて、わしづかみにして嘗める。喉が少しずつかっかとしてくる。 いかにも野郎な飲み物だ。焼肉屋にいる男女はデキテいる、という言い方があるが、焼酎を飲むふたりはたぶんできていない（偏見）。この臭いといい、深みといい、男女の小道具にはなるまい。 ひとり焼肉の敷居の高さはよく独身女性のネタとして語られるが、私にとってはバーのひとり酒は敷居が高い。こんなに美味いならいってみたいものだ焼酎専門店。 つまみってなにがいいのだろう？塩とか蕎麦とかいったら上級者のような。 ・・・といういまも飲みながらブログを書いている、金曜日の夜。（♂）

  2011年04月23日

• 将来はドーナツやさんかマ○ンちゃんになる予定（本人談）

  かみさん実家に迎えにいくと、てづくりのジャムが一瓶置いてある。 どうしたのこれ？と聞くと、 ムスメ「ムスメ子と～！」 義母「～（お名前）の！」 二人「かんたんクッキング～！！」 おばあちゃんがつくるお手伝いをさせてもらったらしい。 ・・・付き合いのいいおばあちゃんでよかったねムスメよ。（♂）

  2011年04月22日

• グレーゾーン

  体操教室でいっしょの、Ｍちゃんパパと話す。 彼はトレイルラン（山岳走）をやるスポーツマンだ。 地震の影響はどうでした？マラソン大会が結構中止になってませんか？ 「なりまくりですよ。ぼったくられました」 え？返金にならないんですかあれ？ 「事前の準備に金がかかっているということで還してもらえないんですよ」 あらら。結構えげつないですね。まあ儲かる業界でもないんでしょうが。 「いや儲かっていると思いますね。関連業者となあなあでやっている癖にそういうところはセコいんです」 中止したほうが儲かるんじゃないですかへたすりゃ。 「いちおう何割かは義援金にまわすといってますが、そんなの自分の意思でやらせろよと思いますよ」 アマチュアスポーツの闇の・・・といったら大袈裟だがだらしない一面をみた。 意外と泣き寝入りの部分って他のジャンルにもあるのではないか。 そういえばさかのぼること23年前、新宿シアター○リ○ールは消費税導入の際劇場費を追加徴収しやがった（他からもいただいています！と強気だったらしい）が。法律違反だぜそれ。もう時効だけど。 いまそこにあるプチ違法行為。正義の鉄槌を！とはいわないけどピコピコハンマーぐらいはくらわしてやりたいものだ。（♂）

  2011年04月17日

• 子守と玉葱

  本日体操教室。 先週めでたくゼッケンの色が変わったのでムスメ大張り切り。正直友達といっしょだと楽しくいく反面、悪乗りしてふざけたりするので心配ではある。こういうときに注意しても効果はない。ほめつつ大切にすべきことを伝えたい。 ラーメン屋に行きたいというのでリクエストにこたえて昼食。廉価版タッチが置いてあってつい夢中に。熱さを隠すシャイなセンスはいまに通じる部分だ。買いたい。買うべきか。 ここのスープは旨いが駄ん具が増えていくのが困る。そのペンダントは似たようなのが家にあるだろムスメよ。 家に帰り公園へ。自転車のスタートが少しずつうまくなっている。ハンドルがまだ安定しない。怪我しない（させない）程度に危ない体験をさせたそうがいいのか。 ボールとシャボン玉で遊ばせて帰宅。 生協で親の敵のように新玉葱がきているのでハヤシライスをつくる。カレーとも違う危険なメニュー。気をつけないとおかわりをしてしまう。 玉葱のデトックス効果と体に毒であるスパイスとのバランスによるものか。 ビールにソルマックをいれて飲むというのが隣の国で流行ったそうだ。 ビールのあと、サウナとか（危険）。スポーツのあと、ビール（不健康）とか。摂取と排出を同時にすると人体が喜ぶのかもしれない。ピリ辛のきんぴらがうまいのもそれか。違うか。 寝たがらないので無理矢理消灯。あんだけ昼暴れててなんで寝ないのだ。もー。（♂）

  2011年04月16日

• 

  なんとか味のカレー

  先日の知事選は、・エロ漫画嫌いのエロ作家兼右翼・淫行タレント・ブラック企業の社長適当なものをひとつ選べ。という究極の選択（＠鴻上尚史）を迫られたわけだが。今度の地方選もなかなかのセレクトだ。いまのところ駅前に立っているのは・地元出身ながらなぜか地元からは遠いヤンキー系学校進学→卒業→地域ボランティア団体で活動ひとすじ・某有名大中退で海外気ままに放浪→親の会社に滑りこみの2人だ。簡単にいえばヤンキーvs.プー一本勝負！（声:渡辺いっけい）どっちがいいのこれ？字面だけいえば前者が筋通っているような。投票にはいくが。公民権を行使するひとに普通のひとはいないのか。まあ国政からして。麻雀点数計算機をつくって原発に詳しいとのたまうカイワレ大根男（学生運動あがり）とか学生運動あがりのくせにマルクス主義から程遠い財務やっているやつとかモロトフカクテル投げて人殺したやつとか隣の国いってわざわざ日本に唾を吐くやつとか東北出身で蓄財しまくっている癖になにもしないで選挙の話ばっかりしているやつとか（息切れ）。・・・みなさん選挙にいきましょう。なんとか味のカレーを探さないからなんとかだけが蔓延るのです。せめて受からせたくないやつを落とす憎しみの一票を。はあ。（♂）

  2011年04月14日

• 

  同じ会話を毎年やっている。

  組合の会議。議題は賞与の要求額について。Ａ「●．5ヶ月より●．1ヶ月のほうが出そうな気がしません？言葉の感じとして」リーダー「そんな気もするんだよなー」Ｂ「でも会社側がそんなに少なくていいんだと安心して減らす危険もありますよねー」リーダー「うーん、それもあるよなー」Ｃ「で、すこしは貰えそうですかね？」リーダー「ま、厳しいだろうねははは」一同「・・・（やっぱりか）」録音しとこうかしらん。（♂）

  2011年04月13日

• あれから1ヶ月

  よりによってあの日からちょうど1ヶ月の日に、大きな余震がくるとは思わなかった。 毎月11日にくるときまっているなら休日にしちゃえよ政府（不謹慎）。 前と違い、お祭り気分じゃない。東北でなにが起きているかすこしは知っている。電力会社と政府がどれだけ馬鹿（進行中）ということも。 ちなみに総務省からネット上の流言蜚語をとりしまれとプロバイダーに御達示がでているそうだ。政府馬鹿といったら連行されるのだろうか。 ・・・秘密漏洩罪で。 電車が止まるかも、と思ったら冷静になった。 ドアあけて！という声がして、テレビテレビ！という声もする。 だれもがマニュアルのような対応だ。経験値というやつだろうか。 ドイツ人をして軍隊のようだといわしめた規律はまだある。 卵がさきか鶏がさきかの話になるが、日本人のモラルを維持させてきた要因って地震なのではないだろうか。やおよろずの神というが、その正体は自然信仰だろう。 どうにもならない荒ぶる神と日々暮らすことになれば、ある種の達観と畏れを抱いてすごすことになる。 逆にいえば「なせばなる」ではなく「なるようになる」と思うような国は原発を持ってはいけないのかもしれない。 まあなせばなると思う国はもちたがらないのだろうが。 最悪なら今日は会社にいよう。あの渋滞はもう体験したくない。そうきめたら落ち着いた。 家に即電話。事態が大事なら、数分後には電話がつながらなくなるだろう。幸い無事だった。 車ででるなら今だね、と脱出組と話す。初動が勝負だろう。やらんけど。 交通機関が動きはじめた、という情報もあり、退社する者が続々。 私は請求書の処理が残っていたので会社に残る。 静かだ。これはこれで楽しい。 被災地は大変だろう。藤原新也が「『頑張って』という言葉は被災者の心には届かない」という身も蓋も無い発言をしていたが。たぶんそうなのだろう。 だから祈る。できることはやったから。（♂）

  2011年04月11日

• 較べるな

  　双子を育てるのは大変と聞く。　まあそうだろう。自分のムスメがふたりいたとしたらかわいさ倍かもしれないが面倒くささも倍だ。容易に予想はつく。　こんな悩みを持つかたの悩みは、「それよりは年子のほうが大変」という言い方をされることだそうだ。　フォローのようでフォローでない。不幸だ。　大変さを比較してどうだというのだ。だれが得をする？　もちろん、自分からいうのはいい。がんばらなくてはいけないときに「～を考えれば楽だ」と言い聞かせる方法はある。　　他人がでしゃばっていうな、という話だ。　地震関連で心がすさむと、とかく地域による悲惨さ較べになるような気がする。　気をつけなくてはいけないのはそういう話の流れだ。　そこはそこ、あっちはあっちだ。それぞれに大変であるのは変わらない。大変である、というのであればきっとそうなのだ。　幸福を測る物差しがないように、不幸もまた数値化はできない。　聞く側はただ聞いてやればいいのだ。　あっちのほうが大変なのになにをいっているのだ、とかつい言いたくなる自分に自戒をこめて書いておく。　くらべてどうしたいのか？（♂）

  2011年04月09日

• 

  もてないやつは話がながい

  クレーム処理に追われる。発注先の作文の問題であることにいらいら。ひとのせいにしている云々というので「文章で説明すればそうなる、という話であって謝ってないわけじゃないですよ」と説明するがぶつぶつぶつぶつ。いったいだれと戦っているのだ。仕事で正義面するひとって、結局本当になにがおきたかを知りたいわけではなくて、面子のためにだれかをとっちめたいだけなのだ。脊髄反射で謝罪と賠償を叫ぶ隣の国に似ている。気持ちのやりどころをそんな部分で解消している。いま流行りの言葉でいえば「どや顔」でくどくどいう担当にいらつきつつ。午後から外出したいんで、話を切っていいスか？とＤＱＮ口調で言いたくなるのを我慢しつつ。頼むからひとの時間を使っていることを考えてくれい。自分の時間管理にうるさいわりに他人のがみえない。不思議だ。むしろ、「わりに」ではなくて、「せいか」なのだろうか。てめーＤＴ（＠みうらじゅん）だろう！と相手が男ならいうであろう下品な言葉をのみこみ、つぎなる指示を一応業者さんに出す。編集者か俺。パンチング人形でもないかしらん。うつべし、うつべしっ。（♂）リアル！着せ替えパンチング人形でストレス解消＆楽しく全身運動変身ファイター　スカットくんパンチすると反撃してくるストレス解消パンチングポール

  2011年04月08日

• セールス

  　ムスメが最近、掃除機のCMに夢中だ。　軽くて埃がたたない～クリーナー！　　みたいな、通販でやっているアレである。　営業か！（タカアンドトシ風に）という勢いでその効果を説明してくれる。　「スミズミまではいりこむんだよ」　いらんっつーの。　CMに対するリアクションがこの年代は直球で、それが面白くもあり腹立たしくもある。　なんでもかんでも子供番組のCMにはさむんじゃねえ。　こちらはムスメにいわれて何かを買うほどウブでもないので買わないよ！というひとことで切って捨てているのだが。　世間の親はどうしているのだろう。　リモコンでCMにモザイクいれられるテレビとかないのかしらん。まあありえないけど。（♂）

  2011年04月07日

• 遅刻

  かみさんダウンにつき、午前中遅れてムスメを保育園へ。上司にはＴＥＬ済。はやすぎるサマータイムか。 逆算して7時におこす。寝起きが悪いので全身に北斗シン拳（コチョコチョともいう）。ギョウチュウ検査の日だと思い出し、テープをぺたっと。 「ママ大丈夫かな。泥棒さんきたらどうするの？」というので近づいたら伝染るわよ！って脅すから大丈夫だよといっておく（適当）。 朝食をとらせて、口をゆすがせ車に乗せる。 ご機嫌ででていくのはなにより。 8:30には駅。一丁あがり。（♂）

  2011年04月06日

• 

  穴

  　以前書いた気もするが。　文明の利器に裏切られる出来事があるたび思い出すのは星新一の「おーい、でてこい」だ。　　【中古】文庫 ボッコちゃん【10P06Apr11】　ある男が穴をみつける。おーい、でてこいと呼びかけるがこだまもしない。小さな石を落としてみるが音もしない。どれだけ深いのか想像もつかない。　やがてその穴は科学的調査をされ、評判になり、犯罪者は都合の悪いものを捨て、国家は行き場のないゴミを投棄して世界は発展をとげる。　そしてある日、空から声が聞こえる。「おーい、でてこい」そして小さな石がひとつ…。　いかりや長介主演で「世にも奇妙な物語」で映像化されたから観たひとも多いのではないか。　いまとなっては予言のように作品が胸に突き刺さる。　対案もなしに情緒的にゲンパツ反対と叫び続けた人を軽蔑していたが、推進派の根拠も今後は検証するべきだ。賛成か反対かではなく、現実的な検証をする姿勢が日本国に欠けていると思う。　　反省はするが内省はしない。それが日本人だ、とだれかがいったような。　絶対否定か絶対肯定では、「本土決戦か無条件降伏か」「自衛隊いるいらない」と変わらない。妥協ではない論理的帰着があるはずなのだ。ケガレの思想からきている精神的潔癖症が災いしている。　「陰陽」や「原罪」という発想があるが、いい加減あらゆる便利にはなにかの犠牲があることを心得るべきだろう。　安くて便利というものはないのだ。どこかで対価を払っている。（♂）

  2011年04月05日

• 春だから

  帰宅途中。 電車の中、30代ぐらいの女が騒ぎ出した。ストレートヘアに垢抜けないファッション。なんとなく危ない感じだ。 「なんでガン見するのよ？」 「みてません」 相手は40代ぐらいのこれまた女性。どうみてもなにかするひとにはみえない。 「わざわざなんで私の前にたつわけ？」 はなっからひとの話を聞かず騒ぐ。困惑する女性。 たまりかねて隣のリーマンが。 「うるせえよ！」 さらになにか叫び、女の勢いはとまりそうにない。吊り革を引っ張ると小麦粉（水でも可）とか金盥とか降る機能をつけないかＪＲ。チカン対策にもいいと思うが。 ようやく駅につく。次の瞬間、女はすごい勢いでホームへ駆け出していった。いったい何と戦っているのか彼女は。 ふたたび静かになる車内。嵐のあとという言葉がぴったりだ。 視線恐怖というのがあるのだろうか。 ええやんみるだけならタダやろ とか、 ええやん減るもんやなし とかいったらどうなるのだろう？ あるいは、 みたらダメなわけ？法律で決まってるんですか？（レンホウ口調） と逆ギレパターンはどうだ？ ・・・シミュレーションでしょうか？いいえ、妄想。 危ないひとを寄せつけないためには危ないひとになればいいのだ、たぶん。 責任はとらない。（♂）

  2011年04月04日

• 髪を切ったりムスメを遊ばせたり

  午前中床屋へ。 この店は漫画がヤンキー系しかないので「特攻の拓」を読む。 連載時は普通に読んでいたが単行本はつらい。同世代ではあるがつらい。バイク好きなら耐えられるのか（ないない）。やたら二重カッコで仲間同士の符牒が出てくるのは笑いどころだが。ヤンキー系ならまだ「カメレオン」のほうが読みやすい。まあ比較の問題。 並んでいる雑誌はのきなみ地震特集。自衛隊の活躍に頭がさがる。来る日も来る日も遺体（とはいえないレベルだろうおそらく）を拾うのは仕事とはいえたまらないだろう。PTSDは大丈夫なのか。せめて温かなものを食ってくれ（食っていると文句をいってくる馬鹿がいるとか。一緒に働いてみろっつーの）。いつか近所の防災訓練にきていただいた方々も出動しているのだろう。無事を祈る。 週刊現代の、原発解説のメディアのメンツと原発側のメンバーのグラビアに見応え。「わかりやすい」「目を伏せる一面も」こういう批評をもっとするべきだろう。 隣の客の台詞に笑う。「ガス代もっとあがらないかなあ。道が空くから燃費いいんですよ」ある意味正解。 カミさん実家で米をいただく。 昼はラーメン。野菜と海産物がのるとボリューム感。ところで今後ワカメと海苔は大丈夫なのか今後。カイワレ大根のつぎは海産物一気喰いですか総理？ 天気が悪いので家の前で遊ばせる。自転車はいまだにスタートができない。いろいろいわず安全についてだけうるさく言おう。 ペンネと野菜を鍋にほおりこみ、卵とヨーグルトであえてベジカルボナーラが夕食。（♂）

  2011年04月03日

• ギャングエイジとの遭遇

  体操教室が休みなので、ムスメを公園に連れていく。自転車の練習のためだ。漕げるようにはなったがいまだに単独スタートができない。 トイレに「輪番停電のため使用自粛されたし云々」の貼紙。地震の影響こんなところまで。 小山の坂道をおっかなびっくり降りる遊びをやっていると6歳の男の子が話しかけてきた。小さい妹を連れている。 ムスメと遊びはじめる。ナンパかこれ。 秘密基地があるんだよ、と案内されたのは竹林。 キモいものがあるよ、といわれて指差す先には女性下着。そうですか。たぶんもれなく付近におとなの絵本もあるのだろう。 ギャングエイジはもれなく同じ遊びをするのはおもしろい。巣づくりのDNAなんだろうか。 意気投合して男の子の家まで連れていったのでストップ。部屋まで入るのはご迷惑。ご両親に挨拶しておやつを餌に帰る。残念そうだがご機嫌なのが救い。 夕食は焼きそば。ピーラーで人参を剥かせると夢中に。お手伝いしたがる欲求とこちらの効率をどうバランスとったらいいものか。正直面倒くさいのだが。（♂）

  2011年04月02日

• 

  ナンシー。

  　故ナンシー関のエッセイを読み直している。　がっかりした。　内容にではなく、その指摘にである。　全然古びていないのはどういうことだ。　自民にお灸をというけれどお灸を据えすぎたのでは？　とか。当時は日本新党だが、いまと状況は変わらない。　政治のバラエティ化にも警鐘を鳴らしている。いまとなっては予言者のようだ。　オウム報道の垂れ流しっぷりと震災の騒ぎ方とどこに進歩があるというのだ。　関は「居場所」に対して容赦しない。その位置にいることをいつから許されたのだ、とタレントを嘲笑う。隣の漬物の国のアイドルや秋元のイヌたちの批評をぜひ聞きたかった。　「尻」とか「量」とかいうハンコでもつくったのだろうか。　新興宗教に入っている人が古い機関誌を読み返して変わらなさ加減に醒めることがある、と聞いたことがあるが。　いまこそ読むべきだ。日本という国がどこから来たのかわかる。そして失望するだろう。これ以上醒めてどうするのか。（♂）

  2011年04月01日

• A先生

  　保育園の先生がやめることになった。　やせっぽちで眼鏡をかけてもしゃもしゃ髪の好青年。ソフトな語り口だが子供には人気があった。　この先生が来るまではかなりクラスが荒れていて、ムスメの顔にひっかき傷がつづいたこともある。保育園の教育プログラムには信用があったが、当時の先生の力量に問題があったといわざるをえない（いまでも先生によってはちょっと怪しい）。早い話が子供になめられるメンツだった。　この先生が来たことでなにかが変わった。クラスのまとまりができたのだろう。　いちどお迎えにいったときにみていたら先生はしょうもない喧嘩の理由について子供の話すことを一生懸命最後まで聴いていた。忍耐力と姿勢。これなら子供たちもついていくのだろうなあと感心した。こういう理屈って実は親にも通じるところがあるのではないか。　「公立の保育園をだめもとで受けたら受かった」のだそうだ。それはめでたい。すべてを知っているわけではないが激務にみあう待遇があってほしいと思う職種だ。　体操教室で一緒のMちゃんのママは「仕事がいやになってやめるのかと思いました」といって笑っていた。とにかくそういうことをいいたくなる、でも応援したくなる先生だったのだ。　今日、「やめる」という意味がわかった女子園児（ムスメ含む）は全員号泣したらしい。いい話だ。子供が別れの意味を知った。これもまた成長の一環だ。　新天地でも頑張ってくださいねA先生。（♂）

  2011年03月31日

• まなぶ

  サッカーマガジンに、戦前のベルリン五輪のサッカーで強豪スウェーデンを日本が破った際の専門誌の戦前予想が載っていた。 いわく「日本のここ数週間の学ぶ姿勢には狂信的なものがある。勝敗予想から消すのははやい」と。 すごい記者もいたものだ。慧眼というべきか。 五輪にプロ出場不可だったことをさしひいても当時のアジアと西欧の差はいまとは比べものにならなかったはずだ。 おそらくこの文章も笑われていたのだろう。 今と違って海外情報も乏しい時代。ＧＫをチャージしてはいけない、というルールができたこともしらないまま試合していたという。試合中に知り、あわてて修正したというのはのんびりした話だ。それほど世界との差は大きかった。 この記事で注目すべきは「学ぶ姿勢」である。 当時のスポーツの分野においてもこういう姿勢があったというのは国民性だろう。 高学歴だけがスポーツをやっていた事情もあるかもしれない。 自信のなさの裏返しじゃね？といえなくもない。 しかし、市場シェアを過信して気づけば他国の後発メーカーにやられている製造業をみるかぎり、忘れてはいけない姿勢ではないか。 「もったいない」が海外で評価されたように、「学ぶ」という言葉のもつ意味をもっと考えるべきだ。（♂）

  2011年03月29日

• きしゅへん

  携帯電話の機種を変更した。　機種変した、と書こうとしてわざわざ正確な言い回しで書いてみたのだが、いまや機種変した、といういいかたのほうがもしかしたら正しいのかもしれない。このあたり迷うところだ。　コピったという言い方をするひとに対して「－」ぐらいいえよ、といつもツッコミをいれるのだが口にはださない。大学時代やたら日本語にうるさいひとがいて、感心されるというよりはダメだしのために会話をぶったぎることで顰蹙を買っていたものだが。どこまでいうべきなのかいつも迷うのはそのひとのことが頭によぎるからだ。いまでもぶったぎっていますかHさん。　とにかくそんな日本語使用の躊躇をしつつ驚いたのはマニュアルがほぼないに等しい状態でわたされたことだ。「必要ならPCで見てください」とのこと。前から邪魔だと思っていたのでこの方向には同意する。反エコである自分も。　ただこういう省力がすべて正しいかというとまた考えるところもあるわけで。　ヤフー知恵袋を覗いていると「～はどこでみられますか」というのがある。まあ動画はいいとしても明らかに有料放送や書籍についていえばなんでも無料で入手できるというのは虫がいいのでは？と思う。そういう世代がでてきているのだろう。　なかにはナイスな答えもあって。　Q:長友の試合はどこでみられますか　A:スカパー。　という、ほんとうはまっとうな答えのはずがくれくれ厨を苦々しく思う多くのひとの賛同を得られるギャグになっていたのが時代といえば時代である。　金だけならまだしも労力まで惜しむ傾向がある。図書館で探せよ、という質問も多い。　聞くことで失うものが理解できないのだろう。　先日産経でNYの新聞記者がやたらツイッターにはまっていて、本業の情報交換している間も片手で打っているという記事が載っていた。　無料の情報の氾濫というのはただ単に質の劣化をすすめているだけではないか。広告がついていたりするモノも多いから正確には無料ではないのだけれど。無料のためにいいものをつくろうというひとはいないだろう。　今回の震災で阪神と環境が違うのは情報の流通だが。ついったー万能と考えるのはまだ早い。あると便利と連呼されるほどなくてもいいものだな、と思う。へそ曲がりだろうか？たぶんそのとおりです、はい。（♂）

  2011年03月28日

• 

  布団的休日

  　昨夜夕方よりムスメ発熱につき家で療養。　朝、パンもヨーグルトも食べず。チーズはなんとか口にする。　いい子にしてな、と布団にいれておいて掃除。　しばらくするとどら焼きを半分食べる。腹が減るのはいい傾向だ。　絵本を読ませ、ふたたび布団へ。　昼はパスタがいい、とぬかすので。　シリコンスチーマーでナポリタンもどきをつくると好評。具はたまねぎとソーセージ。　　　おまけについていたレシピはほとんどがイタリアン。シリコンスチーマーでヘルシーな料理ができるって嘘だろうよ。　ふたたび布団にいれ、しばらくすると寝る。この調子で治ってくれればいいのだが。　起きてきて「ハイジがみたかった！」と号泣するのはわかっていたので録画予約。　夕食は肉じゃが。粉もんばっかりでひきこもるのはよくないなあ。太りそうだ。（♂）

  2011年03月27日

• 詩人でしょうか？いいえムスメです

  　通っている体操教室に、同じ保育園のMちゃんが熱を出してこられないかもしれない、という話を聞き。　ムスメに感想を聞いてみた。　今日の体操教室、ひとりかもしれないけれど大丈夫？　ムスメ、しばらく考え。　「うん。Mちゃんは来ないけど、Mちゃんのココロはみにくるからだいじょうぶ」　お化けかよ。（♂）

  2011年03月26日

• 

  黒木亮「冬の喝采」（講談社文庫）

  　北海道で誰の指導もうけず長距離を走っていた少年が早稲田に進学し本格的な陸上をはじめる。ビジネス小説で知られる著者の自伝的小説。　時代はモスクワ五輪前夜。中村と瀬古が世間にではじめたころである。スポーツ栄養学も今ほど研究が進んでいないためか選手がラーメンとか食いまくっていたり酒を飲みまくったりしているのがなんとも時代だ。　奇人で知られた中村がいかに狂っていたかの描写はすさまじい。いまでいういわゆるパワハラだらけだ。自己顕示欲も強くなかなかサイテーである。　正直最初に読んだときに文章のぎこちなさに辟易したが読み終わったいまとなってはわかる。全編に漂うのは競技への情熱というよりは悔恨、執着だ。描く対象への距離がとれないまま、冷静に描こうとしてぎくしゃくした文体になっているのだと思う。こういうのも「青春」の真実ではあるだろう。　「風は強く吹いている」よりもリアルだ。（♂）　

  2011年03月24日

• 音

  　犬を飼っている同僚の話。　「緊急地震速報の音が流れると反応して「本人」の避難所に逃げ込むんだよ」　一方、猫を飼っている同僚。　「うちは、会話の中にジシンという言葉を聴くと怯えますね」　ペット恐るべし。　音声情報を人間が思う以上にキャッチしているということか。　ついでに聞いてみた。　「ぽぽぽぽーん♪」（あいさつの魔法）はどうですか？　２人「だいじょうぶみたいよ」　なるほど。この曲がひっかかっているのは人間だけらしい。（♂）

  2011年03月23日

• 冷静と小心の間

  　B級ホラー映画で自信満々に「だいじょうぶ」を連発する男というのはだいたい最初にやられるのだが。　自分がその役割だというのを認めなくてはいけない気がしてきた。　政府のいう「冷静な対応」とやらをしてきた自分の体調がよろしくない。　肉体の反応というよりはおそらく心配がカラダにでていると思われる。　ちいせえ。　強さとは強がることではない。　己の弱さを見つめ、認めることからはじまるのだ。　いったいなにを心配しているのか、整理するべきだろう。　なにができて、なにができないのか。なにを知っていて、なにを知らないのか。　よく「大物っぷりを発揮」という表現がスポーツ新聞あたりでつかわれるが、実際は虚勢のことが多い。　大丈夫、と簡単に口にする自分がただ単に手をぬいて観察と分析を怠っているのではないのか検証する必要があるだろう。　たぶんどれだけ自分が弱いか自慢するネタを探す、ぐらいの気持ちでいたほうがいい。　冷静さとは観察対象への距離感だ。いかに自分を小さくみるか。　強がってもしょうがない。それよりも強くなることだ。家族のためにも、なんちて。（♂）

  2011年03月22日

• 父のキャパと食卓

  　雨で外出できず。ムスメと留守番。　DVDを観たり子供番組を観たり。相撲をとったり。　正直テレビに子守をさせているような罪悪感がある。　ひまつぶしに親に電話。　でたがるのでムスメをだす。気がすんだようなのでこちらも会話していると電話に嫉妬して「おやつおやつ」と妨害しはじめるので切ったあと叱責→ぎゃん泣き。　泣くならやるなもう。だいいち「おやつおやつ」って昼メシ食ったばっかりだろう。恍惚の人かよ（不適切表現ですみません）。　頭にきたのでしばらくべつの部屋に行って放置。　冷蔵庫を漁り、残り物とおやつの整理。　いつもにこやかな父親でいたいのだが、いろいろ山積みの家事についいらいらする。　どうしているのだ世間の親は。頑丈な堪忍袋の緒をくれよ。　押入れから本を出して整理。紙ごみの多さにうんざりする。　夕食は気分をかえて畳の部屋に机を置いて昭和の食事ごっこ。ムスメにうける。　新聞紙をしいてピクニックごっこはよくやっていたが。こういうのもアリか。　ちびまる子といいサザエさんといい、囲む食卓という絵はいまの日本で絶滅していると思う。　こんなんでよろこぶならまたやってやろう。（♂）

  2011年03月21日

• 

  暖簾

  　自衛隊が提供している被災地の臨時の入浴場で、入口にわざわざご当地っぽい暖簾がかけてあるのが笑えた。「～湯」のたぐいだ。ご丁寧にイラストまでついている。　ほかの避難所の映像でも似たようなものをかけているのをみたから自衛隊なりの精神ケアなのだろう。もしかして隊員によるてづくり？　臨時だから中はお湯がでて、浸かれるという質素なつくりだ。べつにのれんがなくてもだれも文句がないだろう。でもその「わざわざ」さげる感じは人の営みという感じがする。　こういうときだからこその遊び心。ほのぼのした。　精神的に参りそうな状況がつづくとき、参考にしよう。ご飯をただだすだけではなくて、国旗つきの楊枝を刺すだけでお子様ランチというごちそうに早変わり。　無駄にこそ宝がある。（♂）　

  2011年03月19日

• 大停電パニック２０１１

  　珍しく会社からはやめの退社「許可」が出る。　ほんとうは「命令」じゃないといけないんじゃないだろうか。　他社はそうしているんだし。まあ判断の速さは褒めてやるべきかも（何様）。　駅にいくとはたして大混雑。時間帯的にこの混雑はW杯以来ではないのか。　それでも乗換駅では無事乗れた(そのあと大変だったと聞く）。　かみさん実家でムスメを拾う。　節電の協力でみんなで厚着よ、と室内なのに上着を着ている義母。　「ラグビー観戦スタイルみたいだよね」と義父が笑う。　車にのせて家へ。信号がついている。よかった。　風呂に入って寝かせる。　ニコニコとムスメが卒園式の様子を語るのが楽しい。　自分にはとくに強い宗教はないが、こういうときこそ祈りをする機会なのではないか、などと思う。　かみさん職場は通常営業。夜遅いのにひどい会社だわ。（♂）

  2011年03月17日

• 車通勤ではじまった朝

  会社の車を戻すため朝0420に出発。行きにあれだけ混んだなら普通に考えてやばいだろうとの予想。 すこしでも車内でリラックスしようとフリースをはおる。 コンビニによってもろくな菓子パンがない。ピーナッツバターパンをかじりつつ走る。 ラジオではいろんなメッセージが。あまりにリアルで応援の言葉のひとつひとつに目から汗がでる。 阪神のときは知人で被災しているひとが多くいたが、遠い場所の話だと思っていた。就職したてで、持つものもなかった。 いろんなものを積み重ねて今日に至る。いま目の前のものが全部失われることを考えると被災地の苦痛は計り知れない。そういう想像力が歳とともについた。 あのときいまはなきブルーウェーブは「がんばろう神戸」をつけてプレイした。いまになってその力がよくわかる。 ひとりじゃない。 一瞬でもそう思ってほしいと祈る。 幸い混雑を回避して0540に到着。東上線ユーザーに車で聴いた運行状況をメール。 ぽつりぽつりと電話。「電車が止まっていていけません」そうですか。 総務も来ないので災害対策本部長となる。 つーか、私も帰りの電車がないんですけど？ 偉いひとを求めて他工場から電話。きてねーよまだ。 いや、普通来るべきだろうよく考えたら。 そういう先読みのセンスのなさが今日にいたるのではないか。 などとつぶやきつつ。 掃除のおばさんにコブ茶とゆで卵をいただく。美味い。 いろんなひとがようやく出勤。発注先に電話すると停電情報にふりまわされて予定がたたないとか。さらに人員がたりないらしい。出勤できなきゃそうなるわな。 問い合わせだらけで事務処理がすすまず。 気づくと昼。 確認ばかりで少しもはかどらない。 仕事ができるひとほど見切りが早く目標を絞り話してくるが、できないやつは「お客さんとの約束」を振り回す。アホかと。 管理職は会議ばかり。ようやく決まった対処方針は「長いこと話してそれだけかよ」というもの。総務判断でできる内容じゃないのかね。 結局いつもの時間に退社。 しかし混みすぎて電車に乗れない。「後続の列車がきております」殺気だつ駅員。これじゃいつまでたってものれねえよ。 乗換駅で50分ほど拘束される。ラグビーのドライビングモールのように乗り込む。 バス情報をかみさんから入手し帰宅。 帰ると東電が原発に関するぐだぐたな記者会見。ぐだぐたな様子をみせることで記者のツッコミを回避する高等戦術か。バキ風にいうなら、 書類をパサつかせッ！話題の中心を外しているッ！ といったところか（怒）。 小学生のやる気ない自由研究のようだった。早口だしだれも責任をとらない感じ。広報とは「技術」のはずだが。これだけでかい会社がそれを理解していないとも思えない。大川豊が書いていた山一の最期の株主総会の話を思い出した。どんなに怒鳴られようと「貴重なご意見ありがとうございます」で押し切るブラックコメディーだったらしい。 小学生に徹するならいっそのこと これでおわりでーす！ ぐらいいえよ。 次は美人過ぎる広報を連れてきたらメディアはそっちに流れるよ東電。そのあとヌードでも発表したら完璧さ、ハハッ（呆）。（♂）

  2011年03月14日

• 寝まくる。

  あまりの偏頭痛に寝る。 おそらく金曜日夜の無茶が祟ったと思われる。 「若くねーなー」 口に出すほどリアルに感じてなかったりして。 毎年今の時期気圧の変化による頭痛に悩むのだ。ただ単に身体の衣更えかもしれない。 かわりにかみさんに地域清掃にいってもらう。が中止らしい。そりゃそうだ。 「俺たちのフィールド」をよみながら布団にもぐる。フランス大会前夜の日本代表が舞台だ。今読むと結構雑な漫画だが、石ノ森チルドレンみたいな熱いノリはいい。 いいスポーツ漫画には魂がある。チームワークをうたうのがほとんどだからあたりまえなんだが。 ドイツ大会のときなぜだれもチームスピリッツの大切さがわからなかったのだろう？「経験」「歴史」というやつだろうか。フランスですら失敗するのだから繊細に扱うべきものなのかもしれない。 黙っていてもおたがい和を重んじると思いこんでいる日本人は、和の大切さを見落としがちなのか。 本当に大切な宝は、目に見えない「あたりまえ」「普通」「常識」にあるのだ。 黙っていて守れるものなんてない。 とくに今のご時世だからこそ思う。 頭と首をもみながら拳闘姿勢をとっていると寝てしまった。 昼食をとり、また寝る。水を飲みまくる。身体が渇いているのがわかる。尿が少ない。 力がありあまったムスメが和室で縄跳び。無茶するのう。 ムスメ、親の様子が不安なのかべたべたくっついてくるので膝の上に乗せてやる。 いつまで外気を避けろというのだ。チェルノブイリやスリーマイルの方々はどう暮らしていたのか。こんな機会でないと関心をもたないものだ。 「黒い雨」のように生活を扱った文学作品をいまこそロシアとアメリカから翻訳出版すべきだろう。 夕方、目が醒めるとテレビ東京が通常営業していた。CMはまだまだＡＣだけだが、ふだんなら観ないリフォーム番組がこれほど癒しになるとは。 メディアももう少し考えろ。「画になる」ニュースを追っかけて報道力を競っているだけで、だれのためなのか、何のためなのか考えていないだろ？ どうみても垂れ流しにしかみえない。テレビ東京の英断に感謝。横並びでしか考えられないなら放送免許かえせ。 普段はわけわからんガイジンアイドルとオカマと芸人一色。非常時はひたすらニュース（しかも大本営発表)。おかしくね？ 節電を兼ねてはやめに就寝。明日の道路が流れますように。（♂）

  2011年03月13日

• 帰還後。

  朝、食事をとる。おにぎり美味し。汁物がこうも染み渡るとは。 体操教室から電話。しばらく休校とのこと。そりゃそうだ。 かみさんを送り出し、ガスをいれる。1000円札不足ということで「クレジットカードのみです」と貼紙が。しかたなく違うスタンドへ（正解だった。3日後には給油パニックが東京でおきていた）。 家に帰り、うとうと。眠いがムスメの妨害で眠れず。 母より電話。とりあえず元気らしい。姪が学校に泊まったとか。さすがにこの事態なので帰省予定はキャンセル。いったいいつ次に行けるのだろう。 残り物と冷凍のチキンで昼食。 縄跳びがしたい、というのでムスメと外へ。お隣りの子と遊ぶ。 縄跳びが二回しか跳べなかったのが、走りとびをやらせたらうまくできるようになる。 しかしムスメの関心は回数より風切り音らしい。わからんよそのセンス。 こんなふつうの時間が大切ではある。まだ先は長いのだ。 夕方、テレビをつけてもニュースばかりなのでしかたなく録画してあった過去の番組をみる。子供が見る番組ぐらい維持してくれよ。子持ちのエゴかもしれないけど。 野菜スープをつくり、夕食。こんな日でも疲れはでるらしくムスメ爆睡。おやすみ。（♂）

  2011年03月12日

• 

  声に出して読めない日本語

  　寝るときにムスメが「なにか本を読んで」というので。　好きな本をもってきな、と答えたら。　もってきたのがこれ。　　…やばい。声に出して読もうとすると泣きそうになるのを必死にこらえる。　その危険度でいったら。　【送料無料】ごんぎつね　とか、　【送料無料】ないたあかおに　とか。拷問に近い。　声が震えそうになるのを押さえているうちにムスメ、寝る。　美しい文章というのは本当にあるものだ。　ワイルドがすごいのか、日本語訳がすごいのか。　練習して慣れたほうがいいのだろうか。どうしよう。（♂）

  2011年03月10日

• 語頭語尾が強い選手が成功する（川上哲治）

  つくづく政治家は声だ、と枝野氏の会見をみていると思う。 出し方もいいが、質もいい。強く、太く、よく通る。 内容がなくても（失礼）、なにもかも声力で乗り切っていけそうだ。 あのいい声で「日本オワタ」といわれたら納得するのではないか←しねえよ。 麻生氏に枝野長官の声があれば長期政権を維持できただろうに。 政治家というより、人としてのアドバンテージだ。 故米原万里さんのエッセイで、言葉の細かい違いをいい声ですっ飛ばす通訳のエピソードが載っていた。 どうみても手抜きではないかとは思うが、まったなしの職業柄迷いをみせるわけにはいかないのだろう。 舞台俳優でも、声のよさだけで乗り切っているひとはざらにいる。 世間では営業マンを啓発する本が溢れているが。 はったりを磨きたければ腹筋だ。そんな特集をくめよプレジデント。 木村弁護士が素人相手の将棋で勝つためにプロっぽい駒の鳴らし方を練習した、というのを読んだことがある。似たようなものかもしれない。 聴覚情報のほうが潜在意識に訴えるのだろう。 ・・・さ、仕事の電話をするかね、腹式呼吸で。（♂）

  2011年03月09日

• 

  ディズニー「美女と野獣」

  　買ってあったDVDをようやく観る。　あらすじはといえば本好きかつブサメン好きの不思議少女の出会いを１日に卵60個食うマッチョが横恋慕する話（暴言）。　それはともかく立体感がすばらしい。　ベルが住む街、王子が暮らす城、狼が襲ってくる森。切れ目ない歌とともにジェットコースターのように移っていく視点が、おとぎの国へと誘ってくれる。　ちなみにムスメはすこし酔った（笑）。　画像技術以前に、動きの深み、構図へのこだわりという演出によるものと思われる。　画像評価もさることながら、この映画を「古典」たらしめているのは心理描写だ。　周囲を威嚇して暮らす王子が、ことベルのことになるとものすごく弱気になる。男女の関係は古今東西共通なのか。ツンデレの起源かもしれない（嘘）。　部下たちのアドバイスもいちいちもっともで笑える。あらゆる童貞クンはこれで勉強すべし。　1991年の作品と聞いてびっくり。こんなにすばらしい作品を知らずに過ごしていた私の学生時代というのはなんともまあ貧しかったことか。　ひとつケチをつけるならラストか。キスして終わり、というざっくりな終わりかたというのは許されないものかね？ちょっと説明しすぎだろう。　ところでふたりが「ロミジュリ」を読んでいるということは16世紀以降が舞台か？（♂）　

  2011年03月08日

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