人形劇
ムスメと通りかかった会場で、人形劇をやっていた。 ほら、人形劇だよ。観てみる? 聞いてみると、 「うん!」 ムスメも嫌いではない。 子供は全般にこういうモノが好きだ・・と思っている。 後悔した。 いくら無料とはいえ客席はすっかすか。 子供の手にはなぜか鉛筆。たぶんお土産と称してばらまかれているのだろう。 母はよく話す。合同コンサートを企画するとお客さんにお菓子をあげれば?といいだすひとがかならずいるんだそうだ。レベルが低い発想である。 という数々の視覚情報できづくべきだったのだ。 席に座ったムスメに軽く声をかける。 観る? 「うん」 こうなるとテコでも動かないだろう。あきらめた。 声は別として、段取りの悪さに練習の量の絶対的な不足がみえる。 人形が動いていく途中でヘンな間がある。とちるとかそういうレベルではない。事故だ。 ああ、ダメだこりゃ。 無料だから。 相手が子供だから。 自分達素人だから。 言い訳だらけだ。 なめてんじゃねえぞおら とつい下品な言葉にもなろうというものだ。 ヒトにみせる、ということはどういうことなのか。 もうすこし考えていただきたい。 ヒトのハートをうつのは巧拙ではない。 日本人なら、ガンバリが胸をうつのだ。日本代表の試合をみればわかるだろう? そこまで要求したらだめですか? ああもう、オレに演出させろ。内なるドゥンガが目覚めそうだぜ、もう。(♂)