60年の時を超え公開されたビートルズの希少な音源
ビートルズのライブの音源といえばほとんどが、女性の絶叫とかが入っていて演奏そのものがまともに聴けないものが多い印象ですが、去年の4月3日にオンエアされたテープは素晴らしいものでした。前に福山雅治が観客を男性だけにして開いたコンサートがあったと自分は記憶していますが、ビートルズも観客がほぼ男性だけのライブをしていたのです。バッキンガムシューのストウ・スクールは名門男子校で、リバプール出身のデヴィッド・ムーアがエプスタインに連絡して、1963年4月4日に、この学校での公演は実現しました。尚この人は、小売りとサッカー賭博会社リトルウッズを所有していたムーア家の出身ということです。公演の録音は、オープンリールテープレコーダーで、その日のステージマネージャーだった15歳のクラスメイトのジョン・ブルームフィールド。この日は、ビートルズを知る生徒はどのくらいだったのか、その頃の彼らのライブにつきものの悲鳴一つ聞こえず、演奏も落ち着いてリラックスしている雰囲気です。彼らが意図的に演奏を変えているようにも聞こえる気がする。ラジオ番組でしかやったことしかないと思っていた曲もここで聴くことができます。素晴らしいのは「ラヴ・ミー・ドゥ」で新しいバージョンかと思う位、初めて聴くようでした。何より驚きなのは60年前に15歳の学生がレコーディングしたと思えないほど音質が良く鮮明なことです。https://www.beatlesbible.com/1963/04/04/live-roxburgh-hall-stowe-school-buckingham/https://www.musicradar.com/news/the-beatles-stowe-school-bootleg-recordinghttps://www.loudersound.com/news/the-beatles-live-stowe-school-1963