フォレスト・ガンプ (1994年 米)
先日TVで「レッドドラゴン」(レクター博士が出てくるやつです)やってまして、観たんですね。そしたらこの話の続きということで、「羊たちの沈黙」をまた観たくなっちゃったんですね。それで向かいましたレンタル店。 ですが残念にも貸し出し中でして。。。今ビデオデッキがないのでDVDしか借りられないのも敗因の一つでした。TVで放送した後、触発されてレンタル店へ行ってしまうのは私だけではないと安心(?)したものの、仕方がないので「ハンニバル」を借りました。。。ところが忙しさにかまけて放置しっぱなしにしてしまい、ついてしまった延滞金 ¥1,500 ナリ~一応くやしいので観ましたが、痛い出費と相成りました。。。今年は何をやっても不運続きでロクなことがない・・・8本目。「フォレスト・ガンプ」。何をやってもうまくいくラッキーマンの話です。(笑)「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメキス監督作なのですが、カントクやりますねえ。 派手なCGによる演出の映画が多数出てきていた頃なのに、、さりげな~く、さわやか~に、あたたか~く効果的にCGを使っております。はじめて本作を観た時はオープニングのシーンのCGに気付きませんでしたもの。バス停でベンチに座りバスを待っているフォレスト・ガンプ(トム・ハンクス)。そこへ他のバス待ちの客が次々入れ替わりに登場。そしてフォレストの過去の問わず語りが始まります・・・バス待ちの客が変わるごとに、30年に及ぶフォレストの個人史と現代アメリカの歴史も分かるという寸法で、最初は興味なさげだった客らも次第にその話に少しづつ引き込まれていく・・・というとろこはウマいですね。プレスリーはじめ当時のアメリカの”時代”を代表する人物・事件などてんこ盛り!いろんな形でフォレストが係わっていくのが可笑しくて微笑ましいんですよね。こんなことまで!って よい子は信じちゃいけません!でも、常に意外な形でフォレストの本領が発揮されるところはこちらも嬉しくなっちゃいます。とにかくこのフォレストの純真さ 健気に生きる姿には胸を打たれます。。。彼は他の人よりちょっと知能指数が低いというハンデを持った設定になっていますが、どんな時も背筋を伸ばしまっすぐに立ち向かっていく様は観ていて文字通り背筋が伸びます。それに対して幼馴染で初恋の人ジェニーの生き方。。。フォレストと全く正反対のイメージで描かれるところ、実に意味深長です。。。あと、ヴェトナム反戦集会での二人の再会シーン。。。 泣けるんですが、あの場にあの格好で現れたフォレストがマイクに向かって語った言葉は一体なんだったのでしょうか?非常に気になるところです。。。そして予想していなかったラストが・・・ 涙ぼろぼろ出ました。。。心が、心が、温かくなっていく~~~ああ・・・少しはあやかりたい。。。