「愛・地球博 回想録」愛・地球博ボランティアに参加
市民プロジェクトの参加を断念してから、残念やら悔しいやらで悶々とした日々を送っている中、再度インターネットを見ていると「愛・地球博ボランティア」募集が目に入りました。それが2004年02月08日のことです。愛・地球博で充分楽しませていただき、完全燃焼させていただきました。しかし、その中で色々な経験や学ぶことがあり、そのまま忘れるのも残念です。その意味、自分の為だけで申し訳けないのですが、暇をみては愛・地球博の回想を書いていきたいと思います。ローカル色が強く、愛・地球博に興味無い方には面白くない内容だと思います。ご勘弁ください。ボランティアの経験はあることはあったのですが自発的とか自主的には初めてでした。しかし、「これなら自分にも参加できる!」と思い、早々に妻に了承を取り、参加申し込みしました。当初の募集人数は約15,000名。応募多数の場合は先着順とのこと。私はその枠になんとか間に合ったようで、3/12には登録完了の通知を頂きました。はれて万博ボランティアに参加できた瞬間です。その後、ボランティアセンターの告知を見ていると、「ボランティア・リーダー」の募集も行っていました。「どうせ参加するなら、少しでも自分の意見をいえる立場の方が面白い」というのが自分の考え方なので、早速そちらにも申し込みを行いました。こちらのリーダー枠はかなり少なく400名程度だったよいうに思います。それが2004年03月のことでした。同じ年、4月18日にボランティア・リーダー説明会があるとの告知。しかし、自分にはその日は予定があるため、予備日の4月21日に参加しました。その日の説明会では、現在の万博の状況、初の市民参加の試み、ボランティアの意義、今後の活動内容などがありました。その中で現在のボランティア登録状況が、ボランティア・リーダー736名、一般ボランティア23,824名との説明がありました。当初は登録できるのは先着順とのことでしたが、折角のボランティア意欲を摘んでしまうのは勿体ないとのことで、全員が参加できるように方針を変えたとのお話でした。しかしこの数の多さで、皆さんの万博に対する期待と参加意欲の大きさがよく解ります。「今後はリーダーとして研修を受け、全10日間の研修を受けることが必須で、2日以上欠席した場合はリーダーではなく一般ボランティアして参加することになります。」との説明があり身を引き締めてかからないとイケナイ事を認識しました。私は愛・地球博リーダー研修の2コースあるなか「ウィルあいち」の会場を選択しました。交通の便の関係と、別のボランティア・リーダー研修を長久手会場で受ける関係、日程がバッティングしないようにするにはこれしか無かったからです。こちらは、同年6月12日の第1回愛・地球博リーダー研修の様子。この日は、愛・地球博の概要、ボランティアの概念などを学びました。一部の研修ではワークショップ形式でおこなわれ、これも自分では初めての経験でした。自分たちのテーマは「頼まれ過ぎて判断できないボランティア」。次から次へと来場者がボランティアを頼って集まってきます。全部引き受けてしまってどうにもならないボランティアは悲鳴を上げてしまった。さて自分ならどう対処するか?その時の状況を再現するため、配役を決めてちょっとした寸劇もやったりもし、面白く進めました。グループ分けで一緒にになった皆さん(もちろん初対面の方ばかり)で、色々話し合って意見を出し合います。私自身NPOなどの団体に所属することなく一人単独で飛び込んだボランティア研修でしたが、この日一緒に研修を受けてくださったグループの皆さんは、今後色々な会場でお逢いする度に気軽に声を掛けてくださる人ばかりでした。単独参加の孤独感をいやしてくださる、自分にとって掛け替えの無い有り難い方たちでした。なにもかも初めて聞くこと見ることがおおく、このきっかけで、これからの自分の意識が大きく改革されるものとは思いもよりませんでした。この日よりリーダー研修に追われる日が続きます。