快盗ブラック・タイガー
2000年 タイ チャッチャイ・ガムーサン ステラ・マールギー ストーリーは、太平洋戦争のさなか、裕福な家庭の娘ラムプイは疎開先の家庭で無口な少年ダムと出会う。身分の差を越えて次第に仲良くなる二人だったが、終戦になるとラムプイは実家へと帰っていった。やがて、成長した二人は在籍する大学で運命の再会を果たす。当然のごとく燃え上がる恋。そして、ラムプイとダムは結婚を誓い合う。しかし、久々に戻った故郷でダムは父を何者かに殺されてしまう。ダムは父の仇をとるため盗賊団の一員となる。一方ラムプイのほうは、運命のイタズラか、父親から盗賊団撲滅に執念を燃やすガムジョン警部との結婚を迫られていた……。 2001年、タイ映画として初めてカンヌ国際映画祭に正式出品されたことでも注目されたエンターテインメント・アクション・コメディ。古典的なメロドラマに西部劇の要素を持ち込み斬新な映像で味付けしたって評判になってたけど、なんとなく駄作の匂いがしてたので最近まで観てなかったんです。なんで今になってこの映画を観たかって言うと、最近のタイ映画って面白いのが多いでしょう。【アタック・ナンバーハーフ】や【マッハ!】など他の国にはないような映画を作ってるので、この映画も観てみようって思いました。まず主役の2人が濃すぎます(笑)。観ていて胸焼けしそうなぐらい顔が濃いんですよ。太平洋戦争って時代背景があるから髪型も古臭くてなんか関係ないところで笑ってしまいました。肝心の映画やけど、昭和40年代のメロドラマを観てるようでしたよ。くさ~いセリフを連発するし、悪党からヒロインを助けるなど昭和テイストやけど、なぜかそこの西部劇まで登場して、いったい何がしたいのか分からなくなりました。カウボーイハットを着て馬に跨ったタイ人って違和感ありすぎでした(笑)。ビリー・ザ・キッド顔負けの早撃ちで敵を倒しまくけど、全然カッコ良くなかったです。これもやっぱり顔が濃いからです(笑)。建物の色がピンクやったりしてインパクトがあるのですが、それが全然いかされてないのが残念です。結局ド派手な建物ってだけですからね。今まで観たタイ映画では一番面白くなかったけど、なにか違う事をしようとするタイ映画の心意気だけは買いですね。懐かしいメロドラマを観たい人は、この映画を観ても楽しめるやろうけど、その他の人は観ない方がいいですよ。評価(1.7)今日は眠気に勝てそうにもないので明日みなさんのブログに遊びに行きますね。もう限界なんで今日は寝ます。おやすみなさい~。