しつこく「アメリカン・アイドル」
さて、自分にはもう番組をテレビで見る方法がないというのに(笑)アメリカン・アイドル。ビンボーくさくも地上波以外を見られるような契約は一つもしていないので、12人で決勝になった2回目だか3回目だかからは、仕方なくWebsiteだけでその後の経過を追い続けている。予選のオーディション以来、ほぼ1年経っているそうなのだが、先週の中盤に、残っていた3人のうちの1人が落選。日本でのスカパーの放送は以前は1週遅れだったようだが、今は同時でやっているのだろうか。この番組の配信元(?)のFOX JAPANのサイトではまだ3人のうちの落選者のことが書かれていないので、誰が落ちたと書くのはやめておこう。但し、1つ書いておくなら、勝ち残りが4人の時点で落ちたクリス・・・ブルース・ウィリスの若き従弟みたいな、というか「歌うダイハード」といった風貌・・・(私はあんまり好きじゃない・・・音楽の方向性も好きではないし、なんとなく見かけですでにダメ)が落ちた瞬間の表情が呆然としていて、そんなことが世の中にあり得るのだろうかという顔だったのがどうもね。こういうところになんとなくやっぱり彼の謙虚さが感じられないというか、「オレさまが勝つに決まっている」というところが好きじゃなかったのだ。とは言え、アメリカの視聴者には強烈な人気があったクリスなので、彼が落ちた時には電話投票で欠陥があったとか陰謀があったとか、好き勝手に言っていた人たちも多く、結構その話題でもメディアが騒いでいたようだ。そして先週は3人の闘い。誰が落ちたと書くと、知らない人の楽しみを奪って無粋になるのでやめておく。さて、この時の放送で行った電話投票の結果を見て驚いたのだが、3人の票は実にもう泣くに泣けない差まで熾烈に近接していた。アメリカ中で5000万人の投票者数。そのうち、最も得票を得た勝ち残りAの得票割合は33.68%・・・16,840,000次の勝ち残りBの得票割合は33.26%・・・16,630,000そして、この日を最後に脱落することになったCの割合は33.06%・・・16,530,000Cは、個人的にはこれからまだまだ伸びるし、がんばってほしいなと思える1人だったので残念ではあるが、こういう番組だから、最後の1人にしか勝利の女神は微笑まない。但し、この辺りまで勝ち残ってきた人には、この番組からではなくても必ず別にデビューの声がかかるはずだからCにも是非めげずに精進してもらいたいものだと思う。さて、とうとうここまで勝ち上がってきた純然たる決勝進出者のAとB。先週の投票ではAが僅かにBを抑えたのではあるが、だからといって決勝の際の得票がそれと同じになるとは限らない。とってひっつけたように言うわけではないのだが、私とクマイチは実はこのAとBには予選の時から目をつけており、それ以外の10人の決勝進出者で気になっていたのはすでに落ちて久しいイケメンのエースと、先日ベスト5で落選した17歳の女の子パリスだけだ。Bは天性のキャラクターと本来の歌のうまさで、優勝まで行かなくても必ずいいところまで行くだろうと思っていたし、Aの場合は、この決戦の段階まで残るかどうかは疑問にも思えたが、文字通りのダーク(?)ホースで、かなりベスト12の決勝をかき回すだろうという予感はあったし、今すぐ近所のホールでライヴをやると言ったら金払って見に行く価値があると唯一感じたのがAだった。だけど、ここまでの段階では個人的にはどちらが買ってもまあ納得する結果になったといえる。敗者になったほうもデビューするのは間違いないだろう。あ~あ、見たいなぁ・・・決勝(涙)