フィンランドから3
この旅で、心に留めていた事は決して遠慮はしない!!美徳のように言われている遠慮は、とてもエネルギーを使うことだから。そしてエネルギーを無意識のうちに吸収されてしまうことだから。飛行機は、関空から北へ進路をとって進んでいった。北へ行くのは、初めての経験だった。西の東も南も経験していたが・・。まず長野県を飛んでシベリヤのほうへ行ったように思う。上から見るシベリヤは、どこまでも雪原が続いていて建物の一つもなく生命を感じることも出来なかった。そして、窓もだんだん凍りついてきた。飛行機の窓ガラスが、こんなに凍りつくのは初めてだった。それほど外は、寒いのだ!!やっぱり寒気団の発生するところだワ。まだ、アルコールを止めていない私は、機内サービスでまず、氷入り白ワインを!ビール統のAさんも私が、お酒を注文したことを驚きながら喜んでくれていたようだった。白ワインをオレンジジュースで割ってもおいしいけど、とりあえずはワインだけ。食事の時は、フィンランドのビールを!!なかなかおいしかった。機内食は、どこもそれほど変わりはないけれど、スプーンやナイフがプラスチック製でないことに妙に感動してしまった。フィンランド航空の乗務員は、最近の飛行機の中ではかなり親切。フィンランド人の人柄が出ているのかも・・・。これから旅が始まる!と言うことで興奮しているせいか眠ることは出来なかった。しかし、何故かそれは仕方がないと思えた。今までは、時差があるからしんどくなるから、眠らなくっちゃ!!あ~っ、眠れない!!もう!時差があるのに。疲れるやんか~!そんなことをいつも思っていたけれど、時差は仕方がない。7739kmをわずか10時間で行くんだもん。歩いて行ったら何日かかる?7時間の時差なら、仕方がないと時差に対して初めて納得していた。人は、変化するものだ。ほんとうに・・。