モロッコ3(何だかホッと)
カサブランカから今日の宿泊地のマラケシュまでは車で3時間強。モロッコの主な産業は農業。道の両側に小麦畑やとうもろこしの畑などが広がっている。途中の道には、ロバや馬を使って荷物を運んだり農作業をする人々も目に付く。最初は、この風景がとても珍しく写真を撮ろうと揺れる車から努力したものだが、帰るころには当たり前の風景になってしまって、すれ違っても元気で頑張ってるんだな~!ロバは、大変だな~!大切にしてもらってるのかな~?と思うだけになってしまった。でも、このロバや畑のほっとする風景をみていると旅の疲れも少しは減っていくように思えた。マラケシュは、モロッコで3,4番目に大きな町。私たちが泊まるのは塀に囲まれたメディナ(旧市街)のリヤド。リヤドという中庭のある邸宅を改造したもので、部屋の様子、広さはまちまち。gさんは1階。私は3階。私のほうが階が上だけに明るかった。シャワーやベッドの大きさも部屋の調度品や内装の様子もそれぞれに違っていてそれが、まるで個人のお家のようで、そこもよかった。中庭はブルー系の綺麗なタイル張りで模様がすばらしかった。大きな植木と大きな鉢植えがあり、噴水もある。朝になると小鳥が木々にとまり歌を歌ってとてもすがすがしかっった。そこから見上げる四角い空が青くて、また良かった。私達が泊まったリヤドには、コカというおとなしく人によく慣れた大きな犬がいてそれも、心が和んだ。この後の旅で見かけたほとんどの犬は、痩せていて、ここのコカが一番太っていた。この、こじんまりしたリヤドでの宿泊は、他のホテルには無いモロッコらしさを体験することが出来てとてもよかった。私たちは、とても気に入って、最終日の予定をカサブランカからマラケシュのリヤド泊へ変更してしまったほどだ。