大将の母の日
ぶっきらぼうな男だと思う。世の中が母の日だからって、踊らされることはないというスタンス。カーネーションの花束とか、エプロンとか、そんなありきたりのものさえ贈ろうとしない。 先日私が用意しておいたUV加工のマフラーを自分のPCの前に置いておいたという。そう、ただ、置いておいただけ母親に、「いつもありがとう!」と声をかけるでもなく、「これ・・・」と言って渡すわけでもない。 散歩の途中で、私が「プレゼントはちゃんと渡した?」と聞いたら「置いといたら、勝手にあけて使ってたぞ。」とのお言葉。 「ひとこと、何か言えばいいのに。」と返すと、「いいんだ、いつだって勝手に人のものを見て、勝手に使うんだから。」 きっと、この親子は昔っからこういう付き合いかたなんだろうね(苦笑)TVドラマのように、「お母さんありがとう」と大袈裟に母の日をアピールすることなく「おう、これ使えよ。」みたいな、そんな感じ。 そのくせ、昨日の帰り道、母親に寿司とプリンを買ってお土産にしたという。あー、よかった。少しホッ。だって、私には娘たちへのお土産にとケーキを買ってくれていたから。私に買うくらいなら、お母さんに買いなさいよ~と強く言ってしまい、気にしてたんだ。 きっと、それも、何も言わずにだまって置いておくか「おい、食べるか?」とぶっきらぼうに言うだけだったんだろうけどさ 感謝の気持ちなんて、そんなの形に表すのも難しいしまして言葉でなんて表現しきれないよね。だから、ぶっきらぼうなこんな息子でも、母親はしょうがないなと思ってるかな(苦笑)