中国的薀蓄網頁

[薀蓄―中国語っ。] カテゴリの記事

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• 薀蓄117-『居安思危』っ。

  まだまだっ。新人が入った。「やらんと死んじゃうかも」という仕事も減った。安定してきた、ということだったりする。でも、こういうときこそ、『居安思危』（ずうあんすううぇい）＝「治に居て乱を忘れず」現在業務の改善と拡大を含め、自分自身のスキルアップや取引先の「草刈り」、新規の開拓、各種資料の作成と修正、新人へのレクチャー、関連業界の調査などなどやることは日々増えるばかりだ。今のような規模で業務を行っている所で、「暇がある」のだとすれば、その機を相手が見逃すはずもない。（そうじゃなくても、　予期せぬトラブルとは友達なのに。）まあ、何があるか分からないわけだし･･････と思っていたら北京から電話。「すぐ北京に来て～。」ほら、ね。（次回より＠北京でお送りします。）（中文関連へ） （TOPへ）（記事一覧へ）

  2005.03.09

• 薀蓄114-『不三不四』っ。

  いくつでしょう？ある日の翻訳風景。新人翻訳さんが、日本語スラング満載の文章を前に『不三不四』（ぶぅさんぶぅすぅ＝変てこ、でたらめ）じゃあ、と唸っていた。漢字に平仮名はまだいいとして、手ごわいのは、カタカナ中心の外来語とスラング。最近は顔文字（女子高生言葉？も）なんてのもあったりする。日本人でも読解に困る文章を担当するというのは、なかなか骨の折れる仕事であると思う。「まあまあ、頑張りましょう。私もチェックしますし･･。」などと珍しく優しい言葉を言ったところ、「ねいはい。さん、ありがとうございます！ねいはい。さんなら日本人だし、心が『不三不四』（ろくでなし、エッチ）だから心強いですよ。」と痛烈な切り替えし。でもって、社内爆笑。真面目なのに･･･。（TOPへ） （中文関連へ）（記事一覧へ）

  2005.03.06

• 薀蓄112-『借酒消愁』っ。

  体調の芳しくない日に社内の飲み会があった。『ま、行くだけで飲まなくていいから、ね？』という言葉を信じて行ったいいが、やはり待っているのは、なみなみコップだったりする（笑）今日は厳しいっ。と思い、私　 「戒酒（じえじゅう＝禁酒）なんで･･･」といってみた。同僚B　「え、『借酒（じえじゅう）？』　　　 『借酒消愁』（じえじゅう・しゃおちょう） 　　　 （＝酒（の力）で愁いを消す）だって。 　　　 ねいはい。さんが何か飲みたいらしいぞう。 　　　 じゃ、『白酒』もね～。」そんなこと言ってないよう（泣）（関連ネタへ） （TOPへ） （記事一覧へ）

  2005.03.04

• 薀蓄108-『一日千秋』っ。

  じゃないってばぁっ。北京からヘルプで同僚が来ることになった。もと北京勤務の私としてはやはり嬉しいものがある。では早速歓迎、ということで飲み会があった。同僚「お久しぶり、ねいはい。さん。ねいはい。さんが北京に居なくて寂しかったよ。『一日不見、如隔三秋』（＝いぃりぃぶぅじぇん・るぅがぁさんちゅー）『一日会わないと、３年たった気がする』よ。私　「嬉しいですねえ。でも、寂しい気持ちでは負けませんよ。日本じゃ『一日不見、如隔千秋』略して、「一日『千』秋」っていうんです。『三秋』どころの思いじゃないんですよ。」などと盛り上がる二人を見て、奇妙な顔の同僚B。何故かと聞いてみると。同僚B「だって･･･同姓愛（とんしんあい）でしょ？」二人 「･･･不可能っ。（ぶぅかぁのん＝ありえない！）」2人の否定が空しく響く夜であったそうな。（中文ネタへ） （TOPへ） （記事一覧へ）

  2005.02.28

• 薀蓄102-ワンパターンっ。

  「ワンパターン」と言うべからず。中文で「お馬鹿さん」は『王八蛋』（わんばーだん）という。『王八』（わんばー）は俗語で「亀」。『蛋』（だん）は「卵」の意味なので、直訳すれば、「亀の卵」。親亀の上に子亀が重なっているイメージから、「亀は親子相姦する」といわれている。つまり『王八蛋』とは、「親子相姦で生まれた子供のくせに！」のような意味。儒教の国では非常に悪い印象を伴って響くのだろう。もちろん使うべからず、なのだが、日本語の「ワン・パターン」と発音が似ているため、日本人の会話を聞いて誤解する方もいるとか。くれぐれも中文使いの前では注意されたし。＜補足＞ちなみに『王八』（わんばー）は徳を忘れた者、『忘八』（わんばー）から来た、という説もある。『忘八蛋』でも通じるのだが、この場合だと、『悪人の子のくせに！』のような訳で･･････ま、結局どっちも使ってはいけない、ということである（笑）（関連ネタはこちら）

  2005.02.22

• 薀蓄101-八徳っ。

  八つもあったら･･･忘れそう？儒教の国中国。この国で人格者と言われる条件として、「八徳」（ばーだぁ）がある。『忠（じょん）孝（しゃお）仁（れぇん＝思いやり）愛（あい）信（しん）義（いぃ）和（はぁ＝協調）平（ぴぃん＝公平）』の８つである。多すぎて覚えられません、と同僚に言ったら、「そんなヤツは『忘八』（わんばー）＝お馬鹿さんじゃあ。」と言われてしまった（笑）言い過ぎだってば。（関連ネタはこちら）

  2005.02.21

• 薀蓄80-『ＡＡ制』っ。

  格付けではございません（笑）昼食後の一幕。「じゃあ、ＡＡ制（えーえーじぃ）で。」「ん？『什麼意思？』（しぇんまいーす）」「あ、『割り勘』って意味ですよ。」『基本的に誰かがご馳走する』といった習慣が一般的だった中国でも、最近『割り勘』が流行って来た。『ＡＡ制』という言葉自体にアルファベットが含まれていることからも分かるように、『割り勘』の習慣は新しく、今でも「昼食代を誰が払うか」で揉めたりすることもある。（仲間うちの場合は暗黙のローテーションだったりするんだけど）ちなみに『ＡＡ制』というのは、元は「あなたもAを払い、私もAを払う制度」というくらいの意味で、英語の「ｅａｃｈ　ｅａｃｈ」の発音から作られた造語とのこと。何か妙な印象を受ける語だが、便利なので、よく使っている。（関連ネタはこちら）

  2005.01.31

• 薀蓄79-北京語っ。

  悪い言葉ほど覚えたい（？）前回の補足であるが、『普通語』は『北京語』を母体としているだけであり、１００％同じな訳ではない。『ｅｒ （ある）化音』と呼ばれる巻き舌や、一部の表現／単語は普通語には存在しない。故に、北京っ子（＠酔っ払い）に「牛の（ここでは書けません）だぜ！」（＝そのくらい凄い、の意味）などと言われて分からなくても、気にすることは無い。『什麼意思？』（しぇんまいーす＝どんな意味）と聞けばいいのだ。その後、メモでもしておけば完璧である。（何をメモしてんだか･･･）（関連ネタはこちら）

  2005.01.30

• 薀蓄78-普通語っ。

  中国語って何語？中国には沢山の民族が存在している。故にその言葉も一つではなく、地域によって様々な方言がある。もともと異なる言語だったところが殆どのため、共通性は薄く、方言同士で理解しあうのはとても難しい。例えば、北京人（北京語）と上海人（上海語）、広東人（広東語）、そして私（日本語）がそれぞれの方言で話すと、全く分からなかったりする（笑）これでは不便だろう、ということで生まれたのが、北京語を母体とする「普通語」（ぷぅとんふぁ）『普』（あまね）く『通』じる言『語』という意味だそうだ。標準語であるこれで基本的には通じるのだが、教育の機会に恵まれなかった年配の方など、一部の方の中にはそれを不得手とする方もいる。現に上記４人の時には、基本的に英語（＋中文筆談）だったりした（笑）＜補足＞（文字は一緒で発音が異なる、ということなので、最後になったら漢字筆談でOKです。）（関連ネタはこちら）

  2005.01.29

• 薀蓄64-『♯』と『＊』っ。（IN中文）

  IP電話のかけ方を説明しようと思った。で、ふと気づいたのが、「＃」と「＊」の呼び方。うわ、何ていうんだろ、と思いつつ、「まずは『星（＊）ボタン』押して･･･」と適当に説明。つ、通じた。＜今日の中国語＞「＊」（しん＝星の意味）「＃」（じん＝井戸の井、の意味）

  2005.01.13

• 薀蓄54-振り漢字っ。（＠日語教科書）

  これって、すごいアイデア？同僚：「最近日本語始めたんですよ。」と教科書を見せる彼。発音の欄にはアルファベットと並んで漢字が書いてあった。私：「この『北資北資尼』（べいずーべいずーにー）って何？」同僚：「えっと、『別々に』って読むんですよね？　　　　便利でしょ？漢字で日本語の発音が分かるんですよ。」なるほど。中国語にはカタカナにあたる文字が無く、外来語の受け入れは比較的困難かと思っていたが･･･これも急進的に変化する国の苦肉の策であろうか。

  2004.10.15

• 薀蓄46-はい、チーズっ。（IN中文）

  写真とるときはこのフレーズで。「中国語で写真とるとき、何ていうの？」「茄子（ちぇず）ですよ。」「へええええ。」中国旅行で、写真をとる際は是非使ってはいかが？きっと、人懐っこい笑みで答えてくれるはず。観光地の売り場の女の子なんかだと、撮影後、「ありがとうっ！」と代金をねだられることもあるが…ま、それもご愛嬌ってことで（笑）

  2004.08.28

• 薀蓄43-無料でお茶を。（IN中文）

  こういうのが「日常会話」ですってば。水でさえも有料が基本の中国。でも、食事の時くらいは心行くまで飲みたい。そんなときに有効なこのフレーズ。免費茶（めんふぇい・ちゃー）（もしくは、不要銭的茶（ぷーやおちぇんだ・ちゃー））レストランに行ったらまずはこう言ってみよう。これで、無料のお茶が出てくるはず。（味は…まあ、この際気にしないということで）通じず、紙に書いても「没有（めいよう＝ありません）」と、言われたら開水（かいしゅぇい＝お湯）を頼めばOK。でも、せっかく中国に行くんだったら、美味しいお茶（有料）にしろってハナシも…

  2004.08.22

• 薀蓄40--「頑張れ」っ。（IN中文）

  次の北京五輪に備えて、この単語を覚えよう！（早すぎ？）中国語で『頑張れ』は「加油」（じゃあよう）と言う。「活を入れる」「給油する」という意味からきているらしい。（ちなみにガソリンスタンドは「加油駅」（じゃあようじゃん））奥林匹克（おりんぴかぁ＝オリンピック）での応援となれば、『加油、日本！』（じゃあよう・りーべん）ってことになる。加油っ！(関連ネタはこちら。）（2004年アジアカップについては　こちら。)（北京オリンピックに関してはこちらからどうぞ。）

  2004.08.16

• 薀蓄39--「草書」の由来っ。

  聞けばそのとおり、と納得。「『草書』ってあるじゃないですか。あれって、『字体が風に吹かれた草のように見える』かららしいですよ。」なるほど～～。

  2004.08.15

• 薀蓄34--「古老肉」っ。（+アジアカップ）

  前回に引き続き、今回は「酢豚」ってことで。同僚（日本人）との会話。「ねいはい。さ～ん、『酢豚』って中文でなんていうの？」「『古老肉』（ぐーらおろう）ですよ。『古』い『老』いた『肉』です。」「なるほど･･･でも、なんかマズそう。」「う。確かに。」と、いうことで（？）この『古老肉』、もともとは、古くなった肉を食ぺるために、油で揚け、さらに炒めたことに由来するらしい。ちなみに北京の『古老肉』の多くはパイナップル入りだったり。＜次回予告＞日本領事館からの連絡に、『アジアカップ』開催期間中は外出に十分ご注意ください。とのメッセージがあった。でも、手元にあるのは「8月7日」（決勝戦）のチケット。う～ん、どうしよう･･･。（いや、もちろん行きますってば。）＜おまけ私信＞・ねいはい。さん、サッカー観戦後すぐ移動のため、今後の更新に遅れが予想されます。更新が無くてもアクシデントにまきこまれたわけではない･･･はずです。

  2004.08.06

• 薀蓄33--「棒棒鶏」の由来っ。

  『すっごいニワトリ』？いや、バンバンジーの由来は･･･。中華でおなじみ「棒棒鶏」（ばんばんじー）。その由来は「棒」（すごい）ニワトリという意味･･････ではなく、棒（「棒切れ」の意味もある）でたたいて柔らかくほぐしたことから、この名がついたとのこと。北京ではあまり見ないが、実はあの胡麻ソースはピリ辛で、四川料理なんだとか。ん、なんか食べたくなってきたな･･･。＜スペシャルサンクス＞歩くオレンジさま。ネタ提供（？）ありがとうございます。

  2004.08.05

• 薀蓄31--外来語はこう書こう！

  こっちのコピーライターは面白いだろうなあ･･･当たり前のことではあるが、中国にはカタカナに相当するものは無い。では外来語はどう呼ぶのか、というと、やはり漢字を当てることになる。発音が似ていて、且つ、漢字の意味もイメージに近いもの、これを考慮して名づけるのは中々「面白い」作業であると思う。（実際はやはり大変なのか、発音、若しくは意味のみを当てたものが殆どである）蛇足ながら、個人的に「良いっ！」と思った名前を例をして書いてみる。1.可口可楽（かぁこぅかぁらぁ）・コカコーラ（炭酸飲料）→「口に良し、飲んで楽し」の意味。2.家楽福（じゃーらーふー）・カルフール（大手スーパー）→「家庭を楽しく幸せに」の意味。3.人頭馬（れんとうまぁ）・レミーマルタン（ブランデー）→名前からボトルが思い浮かぶナイスネーミング。（『人頭馬』とはギリシャ神話の半獣神｢ケンタウルス」のこと。レミー・マルタン家の象徴であり、ボトルに記載されている。）中文マスターになったら、是非、「製品名決めちゃうぞ会議」で発言したいものである。（関連ネタへ） （TOPへ）（記事一覧へ）

  2004.08.03

• 薀蓄28--ラーメン碗に「双喜文」

  碗に書かれた『喜喜』こんな意味だったり。日本のラーメン店などで見る『喜喜』のマーク。双喜文（「そうきもん」中文では「しゅあんしー」）と呼ばれるこの模様は中国では結婚式等で使われるおめでたいもの。北宋の政治家「王安石」が科挙に受かった際、その合格通知日が彼の結婚の日。喜んだ彼が「喜」の字を2つ書いた所に由来するとか。（他にも『喜』の文字を新郎新婦に見立て、２人が喜んでいる様を表すという説もあるそう）『喜びが沢山くるように』というこの文字。ラーメンを食べる際にちょっと注目してみては？参考サイト（「王安石」について）：王安石の新法・金の建国「世界史講義録」　金岡新　様王安石の新法「大飛覇帥帝国」　飛覇帥 様私信連絡：こちらへどうぞ。

  2004.07.29

• 薀蓄4--実践中国語！（電話編）

  話せない。異国の土地で我一人。電話を抱けど、湧かぬ言葉よっ。昨日書いた救急センターの件のように、まだまだこちらでは外国人向け公共サービス／対応というのは少ない。最近は英語対応を充実して･･･との声も聞かれてきてはいるが、救急センターですら中国語対応なのをみれば、残りは押して知るべし、である。と、いうことで、今回は『喋れない場合の対処方法』について書いてみようと思う。事故の話を例に取るなら、旅行に来る方は海外保険なり、各種カード会社の保険なりがあるだろうから、トラブルの場合はそちらへの連絡ということになるだろう。（しかし、それがベストの選択かというと疑問である。　理由は次回以降に･･･）しかし、事故を目撃した場合や巻き込まれた場合など、自分が連絡をしなくてはならない状況の場合、どうしたらいいのだろうか？　そんな場合によい方法がある。それは、ダイヤルをプッシュした後、近くの中国人に電話を渡すのである。（マジ）そのときは捨てられた子猫のような非常～に悲しそうな顔をするとよいだろう（笑）（日本語で「ホントにごめん！」などと言っておくと効果絶大である。）ちなみにこの裏ワザ、タクシ－等で『電話番号は分かっているけど、場所を説明できない』なんて時にも役に立ちます。（実践済み）まあ、話せれば、それに越したことは無いんですけどね。

  2004.06.26

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